非認知能力を高める5つの力
更新日: 2023.03.13
投稿日: 2020.10.03
非認知能力とは、これから起こりうる、予測不能な時代を生き抜くために大切な力であることがわかりました。
では、具体的にどんな点に注目すればよいでしょうか?
それぞれの年代の発達の特徴や、育ちやすい非認知能力、その他の力を下記にまとめました。
大切なのは、年代ごとの違いを理解してその時期に合った非認知能力を育むことです。
人の特徴と発達、育ちやすい非認知能力
このように各年齢で求められる能力と育ちやすい非認知能力は異なります。
しかし、必ずそれぞれのタイミングでしか育たないということはありません。
人によって弱い所、強い所、育つ時期が異なります。生涯を経て非認知能力を育んでいくことが必要です。
ここで記載されている非認知能力は一例で、他にも200種類以上あると言われています。
そんな非認知能力を一つ一つ理解して、それを子どもに身に付けさせようとするのはとても大変なことです。
そこで、200種類以上もある非認知能力の中でも特に大切な5つの力を紹介していきます。
非認知能力を高める5つの力とは?
非認知能力を高める大切な力は、以下の5つがあり、それぞれをしっかり育むことが大切です。
挨拶・礼儀
挨拶・礼儀とは、社会性を身につけ、人間関係を築く上での根っことなる「挨拶や感謝の気持ちを伝えられる力」、「人を尊重し、物を大切にする力」、「規律を守れる力」の3つの軸から成り立ちます。
リーダーシップ
リーダーシップとは、「自分や仲間のことを考えることができる力」、「自分や仲間のために行動に移せる力」、「仲間をまとめることができる力」の3つの軸から成り立ちます。
協調性
協調性とは、「仲間を思いやる力」、「仲間と協力する力」、「仲間に手を差し伸べ、支える力」の3つの軸から成り立ち、集団行動においては不可欠な力です。
自己管理力
自己管理力とは、「自分の気持ちをコントロールする力」、「諦めず、やり続ける力」、「気持ちを抑え、ルールに従い、行動に移す力」の3つの軸から成り立ちます。
今まで経験したこともないような壁にぶつかっても、心が折れることなく試行錯誤しながらもやりぬくためには、この自己管理力が必要です。
課題解決力
課題解決力とは、「課題を発見する力」、「課題を解決する方法を発見する力」「課題を解決するために実行する力」の3つの軸から成り立ちます。
非認知能力を高める5つの力(①挨拶・礼儀 ②リーダーシップ ③協調性 ④自己管理力 ⑤課題解決力)を育むことで、さまざまな非認知能力が高まっていきます。
非認知能力を高める5つの力(①挨拶・礼儀 ②リーダーシップ ③協調性 ④自己管理力 ⑤課題解決力)は、非認知能力を育む上で基礎となる大切な力です。
ひとつとして欠けていいものはありません。
どの力も、非認知能力を高めるために、とても大切な力なのです。
そして、これらの5つの力は、お互いに刺激しあいながら高まっていくのです。
- 非認知能力にはたくさんの定義があり、その力は200種類以上にもなる。
- 非認知能力を高める5つの力は、「挨拶・礼儀」、「リーダーシップ」、「協調性」、「自己管理力」、「課題解決力」。
- 非認知能力を高める5つの力は互いに刺激をし合いながら伸びていく。
- 非認知能力の5つの力をしっかりと育むことで、さまざまな非認知能力を得られる。
(参考文献)
・0~5歳児の非認知的能力 事例でわかる! 社会情動的スキルを育む保育(著者:佐々木 晃、出版:チャイルド本社)
・子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門(著者:平岩 国泰、出版:夜間飛行)
・やり抜く力 GRIT(グリット)-人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける(著者:アンジェラ・ダックワース、出版:ダイヤモンド社 )