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やめたくてもやめられない! You Tube・ゲーム依存の子どもにしないために

更新日: 2024.01.22
投稿日: 2024.01.16

YouTubeやゲームに没頭し、不健康な生活に陥るケースが増えています。
将来そんな事態に陥らないように、親子とも、YouTubeやゲームに振り回されるのではなく、「YouTubeやゲームでの遊びをコントロールできる力」を持てるようにするための方法や関わり方について考えます。

適度に遊ぶのは問題ないけれど・・。注意したい「YouTube・ゲーム依存」


子どもの日々の生活と切っても切り離せないYoutubeやゲーム。
好きな動画は何度視聴しても飽きないですし、子どもだけでなく親子で楽しめるゲームや知育関連のゲームもたくさんあります。
これらで適度に遊ぶこと自体は問題ありませんが、「没頭しすぎて他のことをやろうとしない」「夜遅くまでゲームを続け、『やめなさい』と注意をすると逆ギレする」などの様子が見られる場合、もしかしたら「YouTube・ゲーム依存」の状態に陥っているかもしれません。

まずは、お子さんがYouTubeやゲームに依存している状態かどうか、簡単にチェックしてみましょう。

⬜何時間も連続して見続けたり遊んだりしていて、「やめなさい」と言ってもやめない。
⬜習い事のときなど、見てはいけない時間や場所で見てしまう。
⬜見たり遊んだりするのをやめさせようとすると、怒ったり攻撃的になる。
⬜ YouTubeやゲームの時間や頻度を自分でコントロールできない。
⬜日常生活で、YouTubeやゲームの時間を最優先にする。

ひとつでも当てはまることがある場合は、既にYouTube・ゲームに「依存的」になっている状態といえます。
このような状態を放置してしまうと、お子さんの状態は悪化し、「依存症」に移行する可能性もなきにしもあらずです。

ちなみに、2018年6月、WHO(世界保健機関)は「ゲーム依存症」を病気として認定し、精神疾患として位置付けました。

YouTubeやゲームに依存しすぎると、

・学習意欲が低下する。
・外で遊ぶ機会が減り、体力が低下する。
・肥満、視力低下、頭痛など健康状態が変化することもある。
・生活リズムが乱れがちになる。
・注意力、集中力が低下しやすくなる。

などの報告があります。
楽しく刺激的なYouTubeやゲームは、「使い始めたらやめられない」という状況をつくりやすいもの。
だからこそ、「YouTubeやゲームでの遊びをコントロールできる力」を育むことが大切なのです。

YouTube・ゲーム依存の子どもにしないための関わり方


YouTube・ゲーム依存の子どもにしないためには、親がどのように関わればよいのでしょうか。そのポイントを7つ、紹介します。

時間設定するなどルールを決める

子どもがYouTubeやゲームを利用する時間や回数を、親子で話し合って決めましょう。
子どもの年齢や性格、生活リズムなどを考慮し、適切な時間や回数について子どもが納得できるよう、一緒に話し合って決めましょう。
ルールを守ることができなかったときは、子どもと話し合ってルールを見直しましょう。

利用目的や範囲について話し合う

「今日は雨が降っていて外遊びできないから使おうね」「今日は第3話まで見るの?」など、利用する時間だけでなく利用目的や範囲についても親子で話し合うよう心がけましょう。

終わったあと、内容について会話する

YouTubeやゲームを見た・遊んだあとは、内容について子どもと会話をしましょう。
ゲームで遊んだ場合は、どんなゲームをしたか、どんなことをしたかなどを聞いて、子どもの興味や関心を理解するようにします。
また、YouTubeで視聴した動画の内容について、子どもの意見を聞いたり感想を述べたりすることで、子どもの思考力や理解力を育むことができます。

やめようとしないときは別の行動を促す

YouTubeやゲームをやめようとしない場合は、別の行動を促しましょう。
外遊びやスポーツ、読書、勉強など、子どもが楽しめる他の活動を提案します。
また、子どもがYouTubeやゲームをやめられない理由を聞き、その理由を解決できるようにサポートすることも大切です。

子どものYouTubeやゲームの利用状況を把握する

子どもがYouTubeやゲームをどのくらいの時間利用しているか、どのような内容を視聴・プレイしているかを把握しておきましょう。
子どもの利用状況を把握することで、子どもの興味や関心を理解し、適切な関わり方を考えることができます。
必要に応じて時間制限のアプリを入れるのも一案です。

子どものYouTubeやゲームの利用にネガティブなイメージを持たせない

YouTubeやゲームを完全に禁止してしまうと、子どもが逆に興味を持ち、依存症のリスクが高まる可能性があります。
YouTubeやゲームを悪いものとして否定するのではなく、適切に利用すれば、子どもの成長に役立つものであることを伝えましょう。

子どものYouTubeやゲームの利用に親が一緒に関わる

子どもと一緒にYouTubeやゲームを楽しむことで、子どもの興味や関心を理解し、適切な利用方法を教えることができるでしょう。
また、子どもがYouTubeやゲームに没頭しすぎないよう、親が一緒に時間を管理することも大切です。

お母さんお父さんも、デジタル機器との関わり方を振り返ろう


YouTubeやゲームは、子どもだけでなく、大人も楽しめるものです。
子どもにYouTubeやゲームの制限を強要するのでなく、自分自身のデジタル機器との関わり方を振り返る必要があるかもしれません。
YouTubeやゲームを悪いものとして否定するのではなく、適切に利用すれば、子どもの成長に役立つものであることを伝えましょう。お母さんお父さんも、「1日あたりの利用時間を決める」「就寝前や食事中の利用は控える」など、これを機に自分なりのルールを見直しましょう。

また、デジタル機器の利用を一定期間中断する「デジタルデトックス」もおすすめです。
デジタルデトックスをすることで、デジタル機器への依存度を下げ、心身をリフレッシュすることができるといわれています。
デジタルデトックスは、家族で行うのが理想です。

家族でデジタルデトックスを行う時には、旅行やキャンプ、家族で楽しめるスポーツ、散歩、アナログゲームなど、リフレッシュできる楽しみを探しましょう。
デジタル機器に取られていた時間を取り戻すことによって、直接的なコミュニケーションの機会が生まれます。視線を交わし合い、ゆっくりと会話するだけでも親子の信頼関係が育まれ、子どもにとって何よりの楽しい時間になるでしょう。

YouTubeやゲームから与えられるものではなく、現実生活から得られる多様な経験が、子どもの心身の成長には不可欠です。
また、親自身の成長という意味でも、子どもとの直接的な関わり、日々のふれあいの中で学べることや感じることがたくさんあるはず。
YouTubeやゲームと適度に関わり、ときには共に楽しみながら、わが子の成長を見守っていきたいものです。

まとめ

・「ゲーム依存症」は、精神疾患として位置付けられている。
・ルールづくりは親子でじっくり話し合いながら決めよう。
・親自身もデジタル機器との向き合い方を振り返ることが大切。

参考文献)
「YouTube依存は改善可能 子どもへの悪影響と今すぐできる8つの対処法」(出典:コノミライ)
「スマホ依存の子どもにしないために」(監修:石川結貴、出典:PHPのびのび子育て)
「脳科学からみた男の子のちゃんと自立できる脳の育て方」(著:成田奈緒子、PHP研究所)
「デジタルデトックスの効果とは? 親子でできるおすすめの方法を専門家が解説」(出典:ウチコト)

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