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自分だけのゴールを見つけよう!「自分目標」のたて方のコツ

投稿日: 2025.06.17

スポーツにおいても勉強においても、目標をたてて取り組むとパフォーマンスが上がり、結果が出やすいことは多くの研究で明らかになっています。

しかしライバルを意識しすぎた目標や、親が決めた目標では、達成することが難しかったり、子どものモチベーションが下がる可能性も…。

それぞれの子どもの性格や目的に合った「自分目標」を立てて、グンと成長してほしいですね。

ここでは子どもがやる気になり、結果が出やすくなる自分目標のたて方のコツをご紹介します。

自分目標とはなにか


自分目標とは、親や先生などが設定した目標ではなく、子どもが自主的・自発的に考えた目標のことです。

自分で「こうなりたい」「これならできそう」と目標を置くことに意味があります。

また、子どもの個性や成長段階に合わせた目標を設けることも大切です。

友だちやチームメイトなどを意識した目標ではなく、あくまでも競争相手は「自分」と考えて、努力や頑張り次第でクリアできるような目標がいいでしょう。

掲げた目標をクリアすることで、子どもは自己肯定感を高め、達成感を味わうことができます。

ついやりがちな目標設定の失敗


子どものやる気をアップし、前向きに取り組める目標設定は、意外と難しいもの。

目標設定でやりがちな例を挙げてみましょう。

具体的に何をしたらいいかわからない

「早起きする」
「かけっこが早くなる」
「勉強を頑張る」

など、具体的にどう行動したらいいかわからない目標は、子どもには理解するのが難しいかもしれません。

「毎朝6時半に起きる」
「毎日5分走る」
「18時までに宿題を終わらせる」

など、クリアにすべきことをわかりやすく、具体的に目標に組み込みましょう。

自分の頑張りでどうにもならない

例えば、「試合のメンバーに選ばれる」「クラスで3番以内の成績を取る」などの目標は、子どもがいくら頑張っても、他のメンバーやクラスメイトの影響で達成できない可能性があります。

あくまでもライバルは「以前の自分」。

「試合中、3回ボールに触る」
「テストで前回より5点アップする」

など、前回できなかったことをできるようにする、以前の自分を上回る目標を設定できるといいですね。

目標が遠すぎる

「地区大会で優勝」
「将来◯◯になる」

など、大きすぎる目標や長期的すぎる目標は、なかなかやる気を維持できません。

例えば大きな大会で優勝したいなら、今週末の試合の相手をどう攻略するかを考える。

将来、なりたいものがあるなら、毎日どんなことをしたら近づけるのかを目標にするなど、「今日やること」「今週中にやること」を中心に目標を設定すると、取り組みやすくなるでしょう。

本人に興味がない

子どもにさほど興味がないのに、親や周囲の大人が先走って目標設定してしまうことがあります。

子どもの気持ちを置いてけぼりにしてしまうと、後ろ向きになってしまうことも…。

一番大切なのは、子ども本人が「こうなりたい」という意思があること。

子ども自身が興味のある分野ができるまで、親や周囲はじっくり待ちましょう。

子どもの背中を押す「自分目標」を立ててみよう!


子どもの気持ちや成長にぴったりな目標を立てると、子どもが前向きに取り組んだり、グンと成長したりと、子どものプラスになります。

そして世の中で言われている目標や、親が目指すものではなく、わが子に合った「自分目標」を設定しましょう。

ベストな目標を立てると、達成感を味わえて自己肯定感もアップします。

子どもの自分目標を設定する時のポイントを紹介します。

○ 具体的にわかりやすく
 
○ 頑張れば達成できる目標にする
 
○ プロセスが見える
 
○ 達成後のイメージを持ちやすい
 
○ 目標は定期的に見直す
 

具体的にわかりやすく

抽象的な目標を立ててしまうと、「具体的にどう行動したらいいの?」と子どもがどうしたらいいのか分からなくなってしまい、目標を達成するのも難しくなります。

例えば

・運動不足を解消する → 「1日10分だけ走る」
・本を好きになる → 「寝る前の15分は読書時間にする」

など、「いつ・何を・どうするか」が分かる目標に書き換えてみましょう。

「目標を決めても、子どもが守らない」という悩みは、もしかしたら子どもの行動指針が具体的に決まっていないことが原因かもしれません。

頑張れば達成できる目標にする

大きすぎたり難しすぎる目標は、子どものやる気がしぼんでしまいがち。

少しの頑張りで達成できる目標を設定し、それをクリアしたら、また次の目標を立てるようにすると、子どもが達成感を感じやすくなります。

最終的な目標を達成するために、逆算して小さな目標を立てる「スモールステップ」の手法も有効です。

子どもと話し合って、「これならできそう」と思えるような目標を設定しましょう。

 

プロセスが見える

子どもが「試合でゴールを決めたい」と考えているとします。

それを叶えるために毎日何をするか、そのプロセスを考えて目標として設定しましょう。

「1日10分、ドリブルで相手を抜く練習をする」
「毎日5分、ボールタッチの時間を作る」

といった毎日の練習が、確実に「試合でのゴール」に近づくはずです。

そしてプロセスを見える化することで、親も子どもの頑張りが認識でき、子どもも達成感や自己肯定感を感じることができるでしょう。

達成後のイメージを持ちやすい

「パスがうまくなったら、試合で活躍できる」
「基本的な計算を間違えないようにすれば、成績があがる」

など、達成した後の姿や状態を想像できるような目標を立てましょう。

より具体的にイメージできると、子どものやる気もキープしやすくなります。

目標は定期的に見直す

目標は立ててみたものの、

・「毎日やろう」と頑張っていたのにできなかった
・目標達成のために子どもが無理をしている

といった場合、その子にとっては目標値が高すぎたのかもしれません。

自分目標は、少し頑張って達成できるレベルがベストです。

1ヶ月くらいやってみて達成が難しそうなら、「毎日→週に3回」「30分→20分」のように、少し目標値を下げてみましょう。

目標は子どもの様子を見ながら、定期的に見直すのがいいですね。

子どもに合った「自分目標」で子どもの成長をサポート


子どもは一人一人、得意なことや好きなことが違うように、目標に対するアプローチも取り組み方も千差万別です。

しかしどんな子でも、大人が一緒に目標を考えてくれたり、努力を認めてくれたら嬉しく感じて「もっと頑張ろう」と思えるでしょう。

わが子の成長を助けられるような、わが子にぴったりな自分目標は、子どもの成長をサポートしてくれる優秀なパートナーです。

親子でじっくりと子どもの「自分目標」を立ててみませんか。

まとめ

・子どもには、親や先生などが設定した目標ではなく、子どもの個性や成長段階に合った「自分目標」を立てよう。
・子どもは目標を達成することで、自己肯定感を高めて達成感を味わうことができる。
・ベストな目標を立てるには、子どもの興味がある分野で、具体的で頑張れば手が届く目標がよい。
・子どもに合った目標が設定できれば、子どもの成長をサポートできる。

(参考文献)
・東洋経済オンライン | 子どもの部活やスポーツはどこまで頑張らせる?
・ベネッセ | 子どもに自信をつけさせる! 目標の立て方

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