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そもそもなんで?子どもがスポーツを習う意味と意義

更新日: 2024.11.29
投稿日: 2024.12.06

運動不足が叫ばれる現代、子どもがスポーツを習うことは、健康な体づくりだけでなく、心の成長にもつながるといわれています。
仲間との協力や絆、勝つ喜び、負ける悔しさなど、スポーツを通して得られるものは計り知れません。
また、スポーツは、協調性や問題解決能力など非認知能力を育む絶好の機会ともいえます。
ただ体を動かすだけじゃない!
スポーツを通して子どもたちは何を学ぶことができるのか、その可能性を深掘りします。

子どもがスポーツに取り組むことによる3つのメリット


「スポーツは心も体も豊かにする」とよく言われます。
特に、子どもの頃にスポーツを経験することは、心身の発達に大きな影響を与えます。
園や学校での体育の授業に加え、習いごとなどでスポーツに取り組むことで、子どもたちの可能性は無限に広がります。
ここでは、子どもがスポーツに取り組むことによる3つのメリットを紹介します。

運動神経が発達する

運動能力の発達段階には、9〜12歳頃のゴールデンエイジの他に、その前段階となる運動神経が発達を始める5~8歳頃のプレゴールデンエイジ、その後の筋肉や骨格の成長時期である13~15歳頃のポストゴールデンエイジの3段階があるとされています。

プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジにあたる5歳から12歳までの間にスポーツを始めることで、神経系の発達が促され、運動神経が飛躍的に向上するといわれています。
特に、8歳から9歳頃には、さまざまな動作を感覚的に習得する能力がピークを迎えるため、この時期にスポーツに取り組むことは、生涯にわたる運動能力の基礎を築くうえでとても大切です。

身体的な成長を促す

子どもの頃にスポーツに取り組むことで、運動神経だけでなく骨や筋肉、体力などのフィジカルな面も大きく強化されていきます。
こうした強化は身体の著しい成長期である中学生ごろの発達にも良い影響を及ぼし、基礎体力や疲労回復力の向上につながります。

また、基礎体力があることで、急にボールが飛んできたり、滑って転びそうになったりしても慌てずに対応でき、思わぬケガを防ぐこともできるでしょう。

心の成長を促す

練習を通してさまざまな困難と向き合うなかで、周りの大人や仲間の助けも借りながら、困難を乗り越える勇気や行動力が身につくでしょう。
勇気や行動力により成功体験を重ねることで、自信が生まれ、自己肯定感が高まります。
チームスポーツに取り組む場合は仲間と協力し、互いを尊重し合うことを学ぶこともできます。
スポーツは、子どもの心の成長を促す上で、非常に有効な手段であるといえるでしょう。

子ども時代のスポーツ経験は、大人になってからの資質・能力に影響する?


子ども時代に培ったスポーツ経験は、大人になってからの資質や能力やに、どのような影響を与えるのでしょうか。
子ども時代のスポーツ経験は、遊びの域を超えて、子どもの将来を大きく左右する可能性を秘めているといえます。
以下、興味深い調査報告を紹介します。

子ども時代の運動経験が、生涯にわたる運動へのモチベーションに

順天堂大学スポーツ健康学部が高校生や成人を対象に体力や運動習慣を調査したところ、子ども時代の運動経験は、生涯にわたる運動習慣の形成と相関関係があることが明らかになりました。
これは、子ども時代に獲得された運動神経や運動に対するポジティブな経験が、生涯を通じて運動を継続するモチベーションとなりうることをあらわしています。

一般的に、人間の体力は20歳ごろにピークを迎え、その後は徐々に低下していきます。
子ども時代に十分な運動経験を積むことで、生涯の体力レベルを底上げすることができるともいわれています。

子ども時代の運動経験が、後年の認知症のリスクを軽減

さらに、日本医療・健康情報研究所がリリースしたオーストラリアのモナッシュ大学および国立健康老化センターの調査結果によると、スポーツや身体活動により、筋力や心肺フィットネス、持久力を発達させた子どもは、歳を重ねて成人した後も健康状態が良い傾向があることが知られています。

そうした人は成人してからも認知能力が改善し、後年の認知症のリスクが減少することが明らかになりました。

朝のスポーツ習慣がある子どもは、大人になってからの人間関係能力が高い

2020年7月、「早寝早起き朝ごはん」全国協議会は、子どもの頃の「早寝早起き朝ごはん」をはじめとする生活習慣やさまざまな体験と、大人になった現在の資質・能力との関係について調査した結果の中間報告書を公表しました。
この報告書によると、子どもの頃に朝活としてスポーツや家事の手伝いをしていた人ほど、「初めて会った人とでもすぐに話ができる」などの人間関係能力、「何事にも前向きに取り組むことができる」などのへこたれない力、規範意識、文化的作法・教養が高い人が多い傾向が見られました。

子ども時代のスポーツ経験は、心身の成長だけでなく、大人になってからの健康や幸せにもつながる大切なものだということが明らかです。

習うスポーツを選ぶのは子ども自身!


子ども自身の成長のために、大人になってからの健康維持のために、大切なスポーツ。
以下、人気のスポーツの習い事と、その特徴を紹介します。

水泳

子どもの習いごととして男女ともに人気です。全身運動なので筋力がバランスよく強くなることと、心肺機能が鍛えられること、体力もつき風邪などもひきにくくなることが人気の要因です。

体操

学校の体育などで行うような鉄棒や跳び箱、マット運動などを指導する教室が人気。道具を用意する必要がないので、練習着以外の余分な費用が発生しにくいのもポイント。

ダンス

音楽に合わせて体を動かすダンスは、リズム感が養われ、音楽と動きが一体になった楽しさが味わえるでしょう。さまざまなジャンルがありますが、ヒップホップが人気です。

サッカー

男の子を中心に根強い人気。団体球技とはいえ個人での練習も比較的しやすい種目です。長時間動き回る持久力やスタミナもつき、脚力や走力がつくことも期待できます。

野球

チームプレーで協調性が養われ、仲間ができます。冬場の練習は体力強化を目指して走りこんだりするため、自然と体力が付きます。挨拶をする機会も多く、礼儀も身につきます。

武道系スポーツ

柔道、空手、剣道など武道系のスポーツは、礼儀作法が身につくという点で男女問わず人気の習いごとです。大会などでは団体戦もありますが、基本的には相手と1対1で戦う個人競技なので対人関係も学べます。

テニス

競技者の年齢層も幅広く、基本を覚えれば子どもから高齢者まで老若男女を問わず楽しめるため、生涯に渡って続けられる球技ともいえます。

スポーツの種類はたくさんあり、習いごととしてどれを選ぶべきか悩んでいる家庭も多いはず。
でも、本当に大切なのは、子ども自身が心から楽しめて、長く続けられるスポーツを見つけること。
保護者の皆さんは、子どもの「好き」を尊重して興味関心に寄り添い、適切なサポートを心がけましょう。
まとめ

・ 子ども時代にスポーツ習うのは、心身の成長や体力増進などいいことづくめ。
・ 子ども時代のスポーツ経験は、大人になってから影響を及ぼす。
・ 保護者の役割は、子どもの「好き」を尊重し、興味関心に寄り添うこと。

参考文献
「子どもにスポーツをさせることで生まれる効果とは?スポーツを通して得られる4つのメリットを解説!」(出典:LAG)
「大人になってからの資質・能力に子供の頃の生活習慣が影響する!?」(出典:ダノン健康栄養財団)
「子供の頃の運動不足が中年期以降の認知症に影響 運動は認知能力を高める 健康改善は早いほど良い」(出典:保健指導リソースガイド)
「幼児期の”運動遊び”の経験が、未来へつづく元気な体を育む!」(出典:順天堂ヘルスジャーナル)

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