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子どもの視力 悪くならないためにできること

投稿日: 2024.06.21

子どもの視力 悪くならないためにできること

パソコンやタブレット、スマホなどが日々の育児の中で当たり前のように利用されている今、保護者がわが子の健康について気になることのひとつに、「視力」があげられます。
最近、子ども達の視力低下が進んでいて、何と小学生の約3人に1人が「視力1,0以下」なのだそう。
子どもの視力低下、どうして進んでしまったのでしょうか。
視力低下を防ぐためには、どうしたらよいのでしょうか。
この記事では、子どもの視力が悪くならないためにできることについて、紹介します。

なぜ? 子どもの視力低下の原因と背景


わが子が園や小学校の視力検査でひっかかり、ドキッとした経験のあるお母さんお父さんも多いのでは?

ここで、子どもの年齢に沿った視力の変化について見ていきましょう。

【子どもの視力変化(目安)】

・生後6か月:0.04〜0.08くらいの視力
・1歳:0.3くらいの視力
・2歳:0.5〜0.6くらいの視力
・3歳:0.8くらいの視力
・6歳:1.0らいの視力

ただし、最近の発表では、2・3歳児でも、もっと見えているという報告もあります。
また、5歳くらいまでは医学的にいう遠視気味ですが、だんだん近視に傾き6歳くらいで近くも遠くも、ともにピントが合うように変化すると考えられています。

文部科学省によると、日本の子どもの近視の人口は年々増加傾向にあります。
「2021年度児童生徒の近視実態調査」によると、裸眼視力1.0未満の割合は小学生が32.9%。中学生が54.7%で、学年が上がるにつれて増加していることがわかりました。
なぜ、子ども達の視力が低下してきてしまったのでしょうか。

原因1)デジタル機器の急速な普及

ゲーム機、タブレット、スマートフォンなどデジタル機器の使用は、読書と同じく、近くのものを見る“近見作業”に当たります。
多くの子どもたちがデジタル機器を使い、至近距離で画面を見る機会が多いと近見作業の増加、つまり手元近くにピントを合わせる機会や時間が増えることにつながります。
このピント合わせに順応するために、眼球の前後の長さを表す『眼軸長』が伸びると考えられ、これが近視につながると考えられています。

原因2)外遊びの減少

子どもたちの視力の低下の原因のひとつとして考えられているのが、「外遊びの減少」です。
屋外の明るい場所にいると、網膜の中でドーパミンという神経伝達物質がつくられます。
ドーパミンは、古くから近視を抑制する作用があるといわれているため、屋外活動によって近視が抑制されると考えられています。
また、ドーパミンは、眼球の成長を司る細胞の働きを抑制し、眼軸長の伸びすぎを防ぐこともわかっています。外遊びの減少によりドーパミンがつくられる機会が減り、近視につながると考えられています。

原因3)両親からの遺伝

両親いずれも近視でない子どもに比べて、両親とも近視の子どもは近視になるリスクが高くなるという結果があります。
近視の家系は、遺伝的に成長期に目の奥行き(眼軸)が伸びやすい性質を持っています。
しかし、逆に捉えると、親が近視の場合、その子どもは生まれる前から「近視になりやすい」ということがわかっているわけです。
そのため、近視になりにくいライフスタイルと予防により、「近視になる前から計画的に眼軸の過度な伸長を抑え、近視の進行を予防する」チャンスがあると言えます。

子どもの視力が悪くならないためにできる4つのこと


ここでは、子どもの視力が悪くならないためにできることについて、4つのポイントを紹介します。

屋外活動や外遊びを意識的に行う

台湾で発表された「1000ルクス以上の光を1日2時間以上浴びている子どもは近視になりにくい」という研究結果に基づき、1日2時間以上の屋外活動が世界的に推奨されています。
中国では、子どもの近視予防のために、教室に1000ルクスの照明を設置するなどの取り組みも実施されているそうです。

ただ、現実的に、「毎日2時間外遊びをする」というのは難しいですし、夏の暑い季節は熱中症のリスクもあります。
通園・通学や休み時間、体育の時間なども含め、1日トータルで考えるとよいでしょう。

朝や夕方、日差しが入る時間帯はできるだけ窓を開け、太陽の光を取り入れる

近年、さまざまな研究により、近視の抑制には「光」の環境がとても重要で「バイオレットライト」という光が近視の抑制に関与していることが、動物実験や臨床研究などを通してわかってきたそうです。
朝や夕方の時間帯は窓を開け、太陽の光をできるだけ室内に取り入れるよう意識することでバイオレットライト取り入れることができ、近視の抑制につながると考えられています。

デジタル端末を使うときは、正しい姿勢で

スマートフォンやタブレットなどのデジタル端末を使うときは、画面までの距離を30cm以上離すことで、眼球への負担を軽減し、近視予防に効果が期待できます。
いすに深く座り、背筋を伸ばすこと、画面までの距離は30cm以上離すことを心がけましょう。

デジタル端末を使う場合、30分画面を見たら20秒以上遠くを見る

長時間画面を見続けると、目が疲れてしまいます。
30分画面を見たら20秒以上遠くを見るようにして目を休ませることで、視力の低下を防ぐことができるといわれています。
タイマーなどを活用して、定期的に画面から目を離す習慣をつけましょう。

それでも「近視」と診断されたときの注意ポイント


学校で実施されている視力検査では、視力1.0未満なら眼科の受診をすすめられています。
眼科では、近視の強さは裸眼視力ではなく、屈折度数(近視、遠視、乱視などの進行度を数値化した単位)で判断することが多いようです。

眼科により診療内容は異なりますが、近視の進行を抑制するために、

・ 点眼薬による近視抑制治療
・ 就寝中に特殊コンタクトレンズを挿入し、視力回復を行う「オルソケラトロジー治療」

などの治療が受けられることもあります。
ただし、これらはともに自由診療。
オルソケラトロジー治療は、レンズケアを親が管理できれば小学校低学年の子どもでも治療を行うことが可能ですが、費用やメリット・デメリットを知り、慎重に判断したいものです。

近視の早期発見のためにも、保護者は、学校での眼科検診で視力低下を指摘された場合はもちろん、

・ 「黒板やスクリーンの字が見えにくい」と言う。
・ 目を細めて遠くを見ることがある。
・ ひんぱんに目をこする。
・ モノにぶつかったり、つまづいたりしやすい。

など、子どもに気になる言動が見られたら、早めに眼科を受診しましょう。

その上で、「眼鏡の装用が必要」と診断された場合は、眼科で必ず処方箋を発行してもらい、眼鏡はそれをもとに眼鏡専門店でつくることが大切です。
身長が伸びている間は近視が進行していくので、眼鏡を使用し始めたら度数を定期的にチェックすることも進行予防のために大事です。
春休み、夏休み、冬休みなど長期休みのタイミングで受診することをおすすめします。

親子のコミュニケーションのなかで気付けるサインや、生活環境の工夫など、暮らしのなかには子どもの視力を守るためのポイントはたくさんあります。
目は子どもの健康を守るうえで欠かせないものです。ぜひ、意識して子どもの目と向き合っていきましょう。

まとめ

・外遊びの減少も、視力低下の要因のひとつとなっている。
・デジタル機器を使うときのルールを親子で決め、日々の生活の中で視力低下を防ぐ。
・ メガネの装用が必要と診断された場合は、眼科で処方せんを発行してもらい、メガネ専門店でつくる。定期的なチェックも必要。

参考文献)
【眼科医監修】子どもの視力低下のサイン・原因と対処法(出典:眼鏡市場)
子どもが近視といわれたら(出典:公益社団法人 日本眼科医会)
子どものための近視抑制とは?近視の進行を抑える治療法を紹介(出典:先進会眼科)
子ども「視力1.0未満」最多、近視に外遊びが効果的(出典:東洋経済オンライン)

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