Leifras SPORTS SCHOOL

コミュニケーション能力

運動が好きになる!運動神経がグングン高まる外遊びの3つの効果

2022.05.06

運動は、生涯を通じて健康に過ごすために大切なこと。

だからこそ、子どもには「運動を好きになってほしい」「運動が得意な子に育てたい」と思いますよね。

幼い頃から公園などで思う存分体を動かす遊びをしていると、体を動かすことが好きになり、同時に運動能力も鍛えられます。

今回は外遊びを通じて運動能力を伸ばすコツや、効果について考えていきましょう。

そもそも運動神経ってなに?

「うちの子は運動神経が鈍い」「運動神経のいい家系なのね」などという言葉をよく耳にします。

しかし実際は、脳から出した指令を筋肉に伝え、骨や筋肉を動かす神経回路のことを一般的に「運動神経」と呼んでいるだけのこと。

「運動神経」という神経があるわけではなく、神経回路そのものにも優劣はないので、「運動が苦手なDNA」はなく、「生まれながらにして運動神経が鈍い子」はいません。

神経回路を使った指令の伝達は、さまざまな運動経験や外遊びを重ねることで、よりスムーズに行われるようになります。

すると頭でイメージした動きを体で実演しやすくなり、自分の体をコントロールしやすく変化していきます。

幼い頃から体を動かす習慣があると、運動に必要な能力を身につけやすいのは、この神経回路の発達によるものなのです。

「運動能力」を高めるには外遊びがベスト!


私たちがよく使う「運動神経」という言葉は、「運動能力」に置き換えることができます。

この「運動能力」は遊びや体験により大きく成長させられるもので、3〜8歳のプレ・ゴールデンエイジに「走る・登る・つかむ・跳ぶ・くぐる・回る」など多種多様な動作習得をさせると、飛躍的に伸びるとされています。

実はこの多種多様な動作の多くは、公園や広場での自由な遊びのなかに隠されています。

子どもが公園で遊ぶ時、走っていたかと思ったら、林の中に入って落ち葉を集めたり…アスレチックに夢中になった次の瞬間にはブランコに乗ったりと、めまぐるしく遊びの対象が変わりますよね。

自由気ままに次々と遊びを替えることで、体の様々なパーツがまんべんなく鍛えられ、バランスよく体全体を鍛えることにつながるのです。

つまり外遊びは、運動能力を高める動きの宝庫。

幼い頃から自分の興味のままに自由に遊べる公園や広場で、外遊びをたっぷりさせることで、自然に運動能力を身につけさせたいものですね。

外遊びで習得できる「運動能力」とは


「運動能力を高めるなら、習い事をさせた方が効率的では?」という声もあるでしょう。

もちろん専門的な指導を受けることでも運動能力は高まります。

しかし子どもが興味を持てなかったり、場所や時間が合わなかったり…。

そして何より外遊びにはお金がかからず、ちょっとした時間にもすぐ体を動かせるのがメリット。

空き時間や休日に足を伸ばして公園に行くだけで、運動能力を高められるなら、どしどし導入しましょう。

では外遊びで習得できる運動能力とは、一体どんなものでしょうか。

○アスレチックや複合遊具
○鬼ごっこ
○ボール遊び

アスレチックや複合遊具

ロープや手すりを手で掴み、腕力や腹筋、背筋を使ってのぼったりぶら下がるアスレチックや複合遊具は、総合的に運動スキルを身につけるには最適です。

最近は、滑り台や縄はしご、のぼり棒などの機能が組み合わさったものもあるので、子どもが飽きずに遊べるのもいいでしょう。

アスレチックや複合遊具で鍛えられるのは…
筋力・バランス感覚・身体認識力・空間認識力など

鬼ごっこ

子どもが大好きな「鬼ごっこ」。

広い公園なら危険も少なく、疲れるまで走れるので、体力をつけるには絶好のチャンス。

しかも人を追いかける鬼ごっこは、急に止まったり方向が変わったり、予測しない動きが加わるので、瞬発力や反射神経も鍛えられます。

お母さんやお父さんもジョギングやランニングのつもりで一緒に走って、運動不足を解消してはいかがでしょうか。

鬼ごっこで鍛えられるのは…
瞬発力・反射神経・走力・筋力・バランス感覚・敏捷性・定位能力など

ボール遊び

サッカーやキャッチボールなど、ボールが一つあれば子どもとはエンドレスに遊べますよね。

実はボールを投げる、取る、転がすという動作には、動くものと自分の距離を計測して、ボールの動きを予測し、力を加減してボールを投げるといった、複合的な要素から成り立っています。

単純に見えるボール遊びは、ボールの動きと体の動きを連動させる複雑な遊びなのです。

ボール遊びで鍛えられるのは…
瞬発力・反射神経・バランス能力・定位能力・敏捷性など

外遊びで得られる3つの嬉しい効果とは?


外遊びをすることで、運動に必要な筋力や能力が得られることはわかりました。

しかし外遊びの副産物はこれだけではありません。

外遊びすることで得られる3つの効果をご紹介します。

◯体を動かすことが好きになり習慣化する
◯コミュニケーション力がつく
◯生活リズムが整う

体を動かすことが好きになり習慣化する

子どもが成長するにつれて、体育の授業や習い事、部活など本格的な運動に取り組む機会が増えるでしょう。

幼い時の外遊びで運動の気持ちよさや爽快感を感じると、運動に苦手意識がなくなります。

今は健康維持や病気予防のために、高齢になっても体を動かすことが推奨されるほど、運動は生涯を通じて重要なファクターと考えられています。

運動が習慣化すると、人生にもいいことばかり。

その幸せの種を、幼い頃に植えておいてあげることは大切です。

コミュニケーション力がつく

遊具で遊ぶ時に「次、貸してね」と声をかけたり、「危ないよ」と注意し合ったり、外遊びでは知らない子同士でも自然に会話が生まれるもの。

その中で、「順番を守ろう」「人の迷惑になることはダメ」といったルールを学び、「小さい子に譲ってあげよう」「困っている子に声をかける」などの優しい気持ちを育むチャンスがたくさんあります。

トラブルや喧嘩などを心配するお母さんやお父さんもいるかもしれませんが、人との交流でしか学べないこともありますね。

生活リズムが整う

体をしっかり動かすとホルモンの分泌も高まり、夜はぐっすり眠れるようになります。

すると、朝はぱっちりと目が覚め、お腹がすいて朝ごはんが美味しく食べられるという、理想的な生活リズムが作りやすくなります。

つまり外遊びをすることで、自然に「睡眠・食事・運動」のバランスが整い、頑張って早寝早起きをして生活リズムを整えなくても、自然に規則正しいバイオリズムができるでしょう。

「自由にのびのび」がキーワード! 外遊びで気をつけるポイントは


「外遊びが運動能力を高めるのによい」とわかると、大人はつい目的に向かって「あれで遊んだら」「これをやったら筋力がつく」と指示しがちです。

しかし、外遊びで得られるさまざまなメリットは、子どもが自由に楽しく遊んでこそ身につくもの。

外遊びをする際の注意点をいくつか挙げてみましょう。

◯子どもの興味を尊重する

◯自由にのびのびと遊ばせる

◯ちょっぴり冒険・挑戦させてみる

◯安全面は細心の注意を

◯大人も本気で遊びに没入してみる

子どもの興味を尊重する

公園や広場に来たのに、大人から指示されてばかりいては、子どもは外遊び自体が嫌いになってしまいます。

「公園に来たのに、どんぐり拾いばかり」
「ずっと同じ遊具で遊んでいる」

大人からすれば、偏った遊びのように見えることでも、子どもの集中力はそこに発揮されているもの。

子どもの興味があるものを最優先で遊びましょう。

周囲との関わりも見守る

知らない子どもと一緒に遊んでいる時は特に、「仲良く遊んでほしい」と思いますよね。

つい、遊んでいる子どもに、「順番を守って」「少し待ちなさい」などと細かく声をかけてしまいがちですが、周囲との関わりはある程度見守りながら、子どもの世界を尊重しましょう。

ちょっとした冒険には挑戦させてみる

やったことのない遊びに挑戦してみたり、高いところから飛び降りようとしたり、子どもは常に自分の殻を破ろうと成長を続けている生き物。

少し高い目標に挑戦すると、子どもの能力はグンとアップし、「できた!」「挑戦した!」と自信が持てるようになります。

安全面は細心の注意を

例えば、遊んでいたボールが道路に飛び出してしまったり、川に落ちそうになったり、公園遊びは場所によって危険が潜んでいることもあります。

また、フードや紐のある洋服は遊具に引っかかる可能性があるので着て行かない、靴はサイズの合った動きやすいものを履くなど、基本的な安全対策も親の仕事ですね。

大人も本気で遊びに没入してみる

子どもは楽しく遊んでいても、それを見守る大人が「早く家に帰りたい」「つまらない」と感じていたら、子どもは敏感に察知します。

せっかくなら親子で本気で追っかけっこをしてみたり、アスレチックのタイムトライアルで競い合ってみたり、大人も本気で遊んでみるのがおすすめです。

まとめ

・運動神経という神経はなく、「良い悪い」などの優劣はない。
・自由な外遊びは、体の機能をバランスよく鍛えられる。
・外遊びをすることで、「運動の習慣化」「コミュニケーション力のアップ」「生活リズムが整う」といった効果がある。
・外遊びをする時は、大人は安全面の注意のみで、なるべく子どもの自由に遊ばせるのがベスト。

編集部より

親としては、できるのであれば子どもには外でたくさん遊んでほしかったり、できたら運動能力も高くあってほしいと思うと思います。
今回、運動能力を高めるために、小さいころから神経回路の発達が重要なことが分かりましたね!
またその神経回路を発達させるには、様々な運動や体の動かし方をたくさんすることが大切であると分かりました。
その中で継続的に子どもがやり続けるには、「楽しい」「もっとやりたい」という要素が大切です。
そのすべてが含まれているのが「遊び」ですね。普段の生活の中から親子で一緒に遊んだり、色々なことにチャレンジして、体を動かす楽しさを知ってもらい、好きになってもらい、運動能力を高めてみましょう。

(参考文献)
・こどもまなびラボ | 公園遊びは12の運動能力がアップする!「自由」「午後3〜5時」がカギ
・リトルアスリートクラブ | 運動オンチは遺伝⁉︎ 子どもの運動神経をよくするために親ができること、習い事は?
・るるぶKids | 自由な「公園遊び」が子どもの運動神経を鍛えるのに最適! おすすめ公園もチェック
・公園のチカラLAB | 公園で外遊び〜遊ぶことで、育ち、学んでいく理想の空間

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