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自制心

ゲームを禁止し過ぎるのは逆効果? 子どもに悪影響を及ぼさないゲームとの上手な関わり方

2022.07.29

自由時間が多くなる夏休み。親の目が届かない時間も増えることから、ゲーム時間が増えることが予想され、心配になりますよね。
ただ、「ゲームはダメ!」などと親から一方的におさえつけるだけでは、子どもは卑屈になったり、反抗的になったりと、かえって逆効果に。
時間を決めて遊ぶことや、友達とのゲームを通して仲間意識が芽生えるなど、ゲームを活用することで得られるメリットもあります。
ゲームとの上手な向き合い方について紹介します。

ゲームのやりすぎはNG。上手に関わることでメリットも

子どもにとって、ゲームは切っても切れない存在。

とくに夏休みは自由な時間が多くなることから、「朝からゲーム機を手ばなさない」「夜遅い時間までゲームをやり続ける」などの行動が見られることもあり、どのように向き合えばよいのか悩む保護者も少なくありません。

ゲームは、長時間にわたって使い続けると、脳に悪影響を及ぼすことがわかっています。

ゲーム機のボタン操作には、右手と左手の指先を使いますが、ゲームをしている最中は、前頭葉後部にある「運動野」と後頭部の「視覚野」だけが極端に活性化した状態になります。

幼児期から学童期は、自分で考えたり、感情をコントロールしたりなど重要な働きを担う「前頭前野」をまんべんなく発達させるための大切な時期。
小時間ならまだしも、長時間ゲームをやり続ける=脳の一部分だけを過度に使い続けることは、子どもの脳の健やかな育ちを妨げる可能性があることは明らかです。

また、長時間至近距離で画面を見続けることによる、視力の低下も指摘されています。

いっぽうで、楽しみ方によっては、子どもの好奇心を刺激しストレスの発散につながることも。

・ゲームの時間を決め、その時間の中で楽しむことで自己管理力が身につく。

・仲間とゲームをすることで、コミュニケーション力が養われる。

・ゲームによっては適度に体を動かすことができ、リフレッシュになる。

・「eスポーツ」で、新たな視点でスポーツを楽しめる。

など、上手に関わることで得られるメリットもたくさんあります。

「ゲームはだめ!」ではなく、ルールを決めるなど、ゲームと上手に向き合う方法を親子で話し合ってみましょう。

ゲームのルール、どう決める?


ゲームのルールを決めるときに大切なのは、

〇「なぜルールが必要なのか」について、親子で話し合うこと

〇親子でいっしょにルールを決めること

以上の2つです。

ゲームのルールは、保護者が一方的に決めるよりも、子どもが自分で「こうする」と決めた方が、守れる確率は高いもの。
保護者の希望も、その理由を添えながら伝えつつ、話し合いをしながら決めましょう。

ゲームのルールの例を、紹介します。

・「平日は45分、休日は90分まで」などと制限時間を決める。

・ゲームをやるのは勉強が終わってから。

・寝る前の1時間はゲームをしない。

・暴力的なゲームはしない。

・ルールを破ったら、3日間ゲームは禁止。

話し合って決めたルールを”自分で”紙に書いて目に見える場所に貼っておくと、より自覚が生まれるでしょう。
例にもあげましたが、「破ったときのルール」も決めておくともよいでしょう。程よい緊張感が生まれます。

「ゲームのキリが悪くて時間が伸びた場合は、翌日の時間を少なくする」など、状況に応じて柔軟性をもたせることも大切です。

子どもが約束を守れない場合は、ルールを再確認


ゲームはなるべくリビングなど目の届くところでやらせるようにし、子どもがどんなゲームでどのように遊んでいるか、保護者が興味を持つことも大切です。
「どのキャラクターが好きなの?」「それはどうやって遊ぶの?」「どんなところが楽しいの?」など、いろいろ質問しましょう。

「ゲームで遊んでいるから」とほおっておくのではなく、オープンに話せる環境をつくり、折をみながらコミュニケーションを図るよう心がけましょう。

ルールを決めたのに守れないことが続く場合は、

「いつまでやってるの? ゲーム取り上げるからね!」などと叱りつけるばかりだと、子どもの自主性や、自分で判断する力が育ちません。

「ゲームって楽しいから、ついやっちゃうよね。でも、もう約束の時間だよ」

「何度も声をかけたけど、やめられなかったね。守れなかったときは、3日間ゲーム禁止って決めたよね」

「ゲームのやりすぎで、⚪️⚪️ちゃんの視力が落ちちゃったら心配だなあ」

など、子どもに共感しつつもルールを再確認したり、お母さん自身の気持ちを伝えるようにしましょう。

ゲームに対して“嫌悪感”がある保護者ほど、その存在や楽しさを認め、歩み寄る姿勢が大切です。親子ともにストレスにならないよう、上手にゲームと付き合っていきましょう。

まとめ

・ゲームは「ダメ!」ではなく、「上手に向き合う」
・ゲームのルールには「柔軟性」をもたせることが大切
・約束を守れないときに、叱りつけるばかりは逆効果

編集部より

今回は子どものゲームとの向き合い方をお伝えしました!今は、大人もゲームをやる時代なので、親は子どもがゲームをやりたいという気持ちもよく分かるのではないでしょうか?ただ・・親としても、ゲームのやり過ぎが子どもの今後の成長に悪影響を及ぼす一面があるのも分かっていると思います。ですが、ゲームは子どものストレスを発散させてくれる前向きな要素もあったり、ゲームを通して親子のコミュニケーションや絆を深めたり、我慢をする、スケジュール組みをするなどの自己管理力を高めたりと成長につなげることもできることが分かりました!ゲームという存在を受け入れて、楽しみながらも、ストレス発散や自己管理力を伸ばすなど成長につなげるツールとして活用してみてはいかがでしょうか?

(参考文献)
「脳科学からみた男の子のちゃんと自立できる脳の育て方」(成田奈緒子:著 PHP研究所)
「叱りゼロで子どもは自分でできるようになる!」(原田綾子:著 PHP研究所)
「小学生のゲームはやり方が大事!親子ともにストレスのない『守れるルール』を決めよう(出典:ベネッセ教育情報サイト)

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