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帰宅した子どもの足がクサい!気になる「足のニオイ」、どうすればいい?

投稿日: 2026.11.04

帰宅した子どもの足がクサい!気になる「足のニオイ」、どうすればいい?

園や学校から帰ってきた子どもが靴を脱いだ瞬間、足元から気になるニオイが……。
「毎日お風呂に入っているのに、どうして?」と思ったことはありませんか。
足のニオイは、子育て家庭にとって意外と身近な悩みです。
久光製薬が2026年3月、3~15歳の子どもを持つ全国の親1570人を対象に行った調査では、家族の中で最も足のニオイが気になる人として「子ども」を挙げた人が29.4%で、最も多い結果となりました。
ただし、これは親が感じたニオイについての調査で、実際の強さを測定したものではありません。
気になるからといって、「クサいわよ!」などと子どもを責めるのは避けたいもの。
まずは足のニオイが生まれる仕組みを知り、親子でできるケアを考えてみましょう。

「うちの子の足、なんで臭いの!?」まず知りたい原因


足のニオイというと、「汗臭い」という言葉を思い浮かべるかもしれません。
ところが、足の裏から出る汗そのものは、ほとんどにおいません。
皮膚にいる雑菌が、汗や古い角質などを通して増え、ニオイのもとになる物質「イソ吉草酸」をつくることが主な原因です。

足の裏は、汗を出す「汗腺」が多い部位。
子どもは大人とほぼ同じ数の汗腺が小さな足裏に集まっているため、汗腺の密度が高くなっています。

園や学校での生活、外遊びやスポーツなどで活発に動くと、足にも汗をかきます。
さらに、足は靴下や靴で覆われているため、汗が乾きにくく、湿気がこもりがちです。
こうした条件が重なることで、菌が増えやすい環境になるのです。

また、気温の高い季節だけの問題でもありません。
寒い時期でも、厚手の靴下や通気性の低い靴などで蒸れることがあります。

さらに、お気に入りの靴を毎日履いていると、内側の湿気が十分に抜けないまま翌日も履くことになりがちです。
足のニオイは「きちんとお風呂に入っていないから」が原因とは限りません。
足の状態と靴や靴下の中の環境を、あわせて見直すことが対策につながります。

今日からできる! 子どもの足と靴のニオイ対策


子どもの足のニオイ対策は、足を清潔にすることと、靴下や靴に湿気をためないことが基本です。毎日の生活の中で、親子で無理なく取り入れられるケアをご紹介します。

足は指の間までやさしく洗い、水分を拭き取る

まず取り入れたいのは、毎日、足を丁寧に洗うこと。
石けんやボディソープをよく泡立て、足の裏から指先まで、手でやさしく洗いましょう。
指は1本ずつ、指の間や爪の周りも忘れずに。すすいだあとは、清潔なタオルで水分を拭き取ります。
指の間までしっかり拭いて、湿ったままにしないこともポイントです。

帰宅時に汗やニオイが気になる日は、入浴まで待たずに足を洗う方法もあります。
その際、脱いだ靴下はそのまま履き直さず、必要に応じて清潔なものに替えましょう。
足のケアは、子どもの年齢や、自分でできることに合わせて。
小さな子は保護者が洗って拭き、自分で洗えるようになったら、指の間の洗い方や水分の拭き取り方を一緒に確かめながら、少しずつ任せていきましょう。

靴下は毎日交換。汗で湿ったら履き替えを

靴下は毎日、洗濯した清潔なものに履き替えましょう。
基本的なことですが、清潔で乾いた靴下を履くことが、ニオイ対策につながります。
素材を選ぶときは、汗を吸う性質に加え、乾きやすさや通気性も確認を。
履き心地や活動に合うものを、子どもと一緒に選んでみてください。
洗濯後は十分に乾かし、湿ったまま履かずに済むよう洗い替えを用意しておくと安心です。

靴は乾かしてから履く。上履きや中敷きも確認を

脱いだ靴は、すぐに靴箱にしまわず、風通しのよい場所で乾かしましょう。
中敷きが取り外せるものは、外すと内側の湿気を逃がしやすくなります。
できれば2足以上を交互に履き、靴を休ませる時間をつくります。
ただ、成長期の子どもの靴を何足もそろえるのは、負担になることも。
まずは脱いだあとに乾かす場所を決めるなど、できることから始めてみましょう。

外履きだけでなく、学校で長時間履いている上履きや、運動用の靴にも汗や汚れはたまります。
洗える靴や中敷きは、製品の表示に沿って洗い、内部までしっかり乾かしてから使いましょう。
靴を選ぶ際には通気性に加えて、サイズや履いたときの窮屈さもチェックを。
足に合っているか、子どもに履いてもらいながら確かめましょう。

ニオイ対策グッズは、年齢や使う場所を確認して

ニオイ対策には、ドラックストアなどで次のようなグッズを取り入れる方法もあります。

・制汗剤:汗を抑えるもの
・デオドラント剤:ニオイを防ぐもの
・靴用の消臭剤:靴の中のニオイを抑えるもの

足の皮膚に使うものと、靴の中に使うものは用途が異なります。
子どもに使えるか、使用する部位や量に制限がないかなど、製品の表示を確認しましょう。
迷う場合は薬剤師などに相談を。肌に赤みやかゆみが出たときは使用をやめ、医療機関に相談しましょう。

「クサい!」と責めないで。子どもへの伝え方も大切


子どもの足のニオイに気づいたとき、思わず大きな声で「クサい!」と言ってしまうこともあるかもしれません。
ただ、体のニオイは、本人も気にしていることがあります。
必要以上に気にしたり傷ついたりしないよう、言葉の選び方や伝え方に気を配りながら、一緒にケアに取り組めるとよいですね。

「足、汗をかいたね。洗うとさっぱりするよ」
「靴下が湿っているみたい。替えてみようか」
「今日はたくさん動いたね。足も洗ってすっきりしよう」
「靴の中が蒸れているね。一緒に中敷きを出して乾かそうか」

など、ニオイがすることを指摘するより、今の状態と、できることを具体的に伝えると、子どももケアが必要な理由に納得し、取り組みやすくなります。

理由を知りたがる子には、

「靴の中がジメジメしていると、菌が増えてニオイが出やすくなるんだって」
「足には汗をかくところがたくさんあるんだよ。靴を履いていると汗が乾きにくいから、ジメジメしやすいんだね」
「汗で湿った靴下を替えると、足が乾いて、ニオイも出にくくなるんだよ」

などと説明するのも一案です。
「自分が悪い」と感じるのではなく、体の仕組みやケアの方法を知る機会にできるとよいですね。

また、家族の前で繰り返し話題にしたり、きょうだいと比べたりすることは避けましょう。
本人が気にしている場合は、「気になるんだね。一緒にできることを考えよう」と受け止めることから始めてみてください。

自分でケアする習慣を育てるには、声をかけるだけでなく、取り組みやすい準備も役立ちます。
足を拭くタオルを用意する、替えの靴下の置き場所を決める、靴を乾かす場所を一緒につくる。
「ちゃんとやって」と声をかけるだけで終わらせず、年齢に合わせて手助けしながら、少しずつ本人に任せていきましょう。

足のニオイ、こんなときは専門家に相談を


足のニオイは家庭でのケアで軽減できることがありますが、皮膚の症状があるときや、対策を続けても改善しないときは、皮膚科などに相談しましょう。

例えば、

・指の間の皮がむける
・白くふやける
・赤みやかゆみがある
・小さな水ぶくれができる

といった場合です。水虫などの感染症や湿疹が関係している可能性があります。
子どもも水虫になることはありますが、見た目だけで判断はできません。
自己判断で家族の薬を使わず、診察を受けることが大切です。

また、靴下がいつもびっしょりになるほど汗をかくなど、汗の量が多く生活に困っている場合は、「多汗症」が関係していることもあります。
多汗症とは、体温調節に必要な量を超えて汗が出て、日常生活に支障をきたす病気です。
「汗っかきな体質だから」とそのままにせず、皮膚科などで相談してみましょう。

ニオイを気にして友達の家に行けない、靴を脱ぐ場面を避けているなど、本人の生活や気持ちに影響が出ている場合も、相談する目安です。
受診時には、いつから気になるか、汗の量、皮膚の変化、これまでに試したケアなどを伝えるとよいでしょう。

毎日使う足だからこそ、親子で少し気にかける時間を。
やさしく洗う、よく拭く、靴下を替える、靴を乾かす。無理なく続けられることを見つけながら、子どもが自分の体をケアする力を育んでいきたいですね。

まとめ

・子どもの足のニオイ対策は、「洗って拭き、靴もよく乾かす」が基本。
・子どもの足のニオイが気になったら、ケアを促す声かけを。
・足のニオイに加え、かゆみや皮むけを伴うときは皮膚科に受診を。

まとめ

(参考文献)
「実は“パパよりクサい”? 子どもの足のにおい」(出典:久光製薬)
「子どもの足が臭い! ニオイの原因と今日からできる対策」(出典:デオナチュレ)
「子どもの足のニオイが気になる原因は?家庭でできる足元と靴のケア」(出典:ベビーフット)
「多汗症の原因、予防法・対処法について」(出典:ロート製薬)

長島 ともこの画像

執筆者プロフィール

長島 ともこ(ナガシマ トモコ)

フリーライター・エディター / 認定子育てアドバイザー / AEAJアロマテラピーアドバイザー

専門家コメント

フリーライター・エディターとして、育児、教育、暮らし、PTAの分野で取材、執筆活動を行っています。息子が所属していたスポーツ少年団(サッカー)では保護者代表をつとめ、子ども時代に親子でスポーツに関わることの大切さを実感しました。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本 』(厚有出版)などの著作もあります。「All About」子育て・PTA情報ガイド。2 児の母。

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