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非認知能力

子どもの非認知能力が育つ「習慣化」って? 子どもの「習慣化」5つのポイント

2023.12.19

特定の行動を無意識に繰り返し行っている状態をさす「習慣化」。
習慣化は、子育てに取り入れることによって、子どもの非認知能力の向上につながるといわれています。

この記事では、習慣化が大切な理由、勉強や運動などを習慣化させるコツについて紹介します。

幼児期からの「習慣化」により非認知能力が育つ!


「習慣化」という言葉、聞いたことはありますか?
「習慣」とは、特別な意志を持たずとも毎日あるいは定期的に繰り返し行っている行動のことで、「習慣化」とは、ある行動を無意識に行っている状態のことを指します。

習慣化のメカニズムの一つとして、脳が行動をパターン化することがあります。例えば、私たち大人は、

・朝起きたら、カーテンを開ける。
・家を出る前に、電気を消す。
・トイレで用を足した後、水を流す。
・会社では、毎日机の上を片付けてから退社する。

など、何かをきっかけとしてある行動を起こします。

言い換えると、習慣化により脳が「この時にはこうする」「こうなったらこう行動する」といった行動のパターンを記憶しているため、さまざまな行動を無意識に実行することができるようになるのです。

この習慣化は、日々の子育てにおいても取り入れることができます。
例えば、子どもが食事の前に手洗いをする、食後は歯みがきをする、などの行動は、習慣として身についていれば、自ら率先して行いますよね。

定着するまでは時間がかかるかもしれませんが、声をかけたり、親子で一緒に取り組んだりするなど継続することで習慣化し、やがて、声がけをしなくても行うようになります。
幼児期から学童期にかけてさまざまな習慣を定着させておくと、

・体内リズムが整い、日々生活リズムが整う。
・ルールやマナーを理解し、社会生活や集団生活で役に立つ力がつく。
・自分で管理する力が身につく。

などの非認知能力を育むことができるといわれています。

子どもが主体的に行動する! 「習慣化」5つのポイント


ここでは、子どもの習慣化を促すための5つのポイントを紹介します。

同じ時間と場所で行う

同じ時間帯、同じ場所で、同じ作業を繰り返すと習慣化しやすいといえるでしょう。
これは「ルーティン」ともよばれているものです。
たとえば、遊んでいたオモチャの片付けや宿題の場合であれば、毎日時間を決め、その時間になったら同じ作業を行うようにします。
これを続け、習慣化すると、「4時になったから宿題はじめよう」など、子どもが主体的に行動するようになります。

なるべく時間を短くする

習慣化させるためには、子どもにとって無理のない範囲で行うことも大切です。
張り切りすぎず、「こまぎれの時間でやる」「1回当たりの時間を短くする」などハードルを下げることで、毎日の習慣として継続でき、習慣化につながるでしょう。

たとえば、

・ 片付けの場合は、「3分」「5分」など短い時間で区切る。もしくは一部分だけ片付ける。
・ 宿題の場合は、20分ずっとやり続けるのでなく、10分を2回に分割して行う。
・ サッカーを習っていて自主練習する場合は、最初から長時間練習するのでなく、「10分」「15分」など短い時間からスタートする。

などを心がけるとよいでしょう。

毎日行う

習慣化のコツは、「毎日やる」ことです。
「体調を崩して熱が出てしまった」「ねんざして歩けない」など突然のトラブル時以外は、「毎日行うこと」が習慣化への近道となります。
「今日は友達と遊んで疲れたからやらない」「なんとなくやる気が出ないからやらない」などと「例外」を作ってしまうと、自分自身に甘えが生じ、やがて続かなくなってしまうことが多いものです。
短い時間でいいので、「毎日行う」という実績を残していくことが大切です。

経過を記録する

習慣化においては、継続していることを、見える形で記録に残すことも大切です。
たとえば、晩ごはんの配膳のお手伝いを習慣化させたい場合、お手伝いができたら1日ごとに、その日のカレンダーにシールを貼っていくのも楽しいでしょう。
「10日続いたら子どもが好きなキャラクターのシールに変える」など、ルールを作ることでも、モチベーションを保つことができます。続いた日数が増えれば増えるほど「習慣化」が実現できていることになり、それはそのまま子どもの自信につながります。

習慣化できているものと組み合わせる

歯磨き、食事、お風呂、着替えなど、生活の中には無意識に習慣化できていることがたくさんあります。
それらの行動と新たに習慣化させたいことを組み合わせ、継続するのも一案です。
「着替えが終わったら読書をする」「夜ごはんの前に宿題を終わらせる」など、子どもと話し合い、何かきっかけを決めて、無理のない目標とセットにして取り組んでみましょう。

子どもが習慣化できるようになるために、親ができること


子どもが習慣化できるようになるためには、親も可能な範囲で伴走することが大切です。
また、習慣化しやすい環境づくりにも配慮しましょう。

ポイントは、以下の4つです。

・子どもが習慣化したいことと、親が習慣化してほしいことを、親子で一緒に取り組む。
・勉強を習慣化したいなら、子どもが勉強を始める時間に一緒に机に向かう。
・勉強をする時間にはテレビやゲームを消す、声をかけすぎないなど、集中できる環境を作る。
・食事やお風呂の時間といった一日のスケージュールは、子どもの意見や事情も聞いて決める。

理想とするものが大きければ大きいほど、習慣化が大事になります。
まずは小さな目標に向かって、スモールステップで成果を出していくようサポートしましょう。
「今日もできた!」「続けている自分はすごい!」など自信がつき、モチベーションも保ちやすくなります。

いっぽうで、

・ 子どもにつきっきりであれこれ指図する。
・ できないこと、やらないことに対して感情的に叱る。
・ 子どもだけにやらせて親が関心を持たない。

などの関わりは、子どもの自己肯定感を低下させてしまうこともあります。
特に勉強に関して叱られる頻度が多いと、学習自体に苦手意識や負の感情をもちやすくなりますので注意しましょう。

親子で無理なく毎日続けられる目標を見つけて地道に取り組むこと、そんなわが子を見守りながらサポートし、自分自身も小さな目標を見つけて努力を続けることが、習慣化を成功させるコツです。

まとめ

・ 習慣を続けることにより、脳が行動パターンを記憶しさまざまな行動を無意識のうちに
実行できる。
・ 習慣化できているものと組み合わせて取り組むことが、新たな習慣化につながる。
・ 親自身も小さな目標を見つけて努力する姿を子どもに見せることが大切。

参考文献)
「幼児期の「習慣づけ」のメリットや方法を解説」(出典:ドラゼミ)
「習慣化できない原因とは?勉強や運動を習慣化するコツを知って三日坊主を卒業!」(出典:ベネッセ教育情報)
「子どもが自主的に動く!習慣化5つのポイント」(出典:東洋経済オンライン)
「勉強の習慣化は10歳までが勝負! できない子は気まぐれに勉強をしている」(出典:こどもまなびラボ)
「自宅学習が子どもの未来をつくる! 習慣化するためのコツ」(出典:マナビスタ)

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