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非認知能力

子どものスポーツメンタルを育てる3つの方法

更新日: 2023.01.04
投稿日: 2021.02.26

子どもが取り組んでいるスポーツの習い事。

親としては、せっかく始めたのだから上達してほしいし、試合や発表会などでも活躍してほしいと思いますよね。

しかし、練習ではうまくできるのに、試合では緊張しすぎて力を発揮できない、発表会が近づいてくると「おなかが痛い」などと言い出すなど、ふだんどおりのパフォーマンスを発揮できない子もいます。

子どものスポーツのパフォーマンスは、メンタルと大きな関係があります。

子どものスポーツメンタルを育むために、親はどのような関わりを心がけたら良いのでしょうか。

3つの方法を紹介します。

方法①「今日の練習、どうだった?」と聞き「なりたい自分」をイメージ

メンタルとスポーツは、切っても切り離せない関係にあります。

メンタルが強いと、練習で身につけたことを本番で発揮できるや、不安や緊張があってもポジティブな思考に切り替えることができます。

逆に、メンタルが弱いと、本番に弱く練習できていたことができなかったや、周りの人の行動を気にして「自分は劣っているのではないか」などと気にしてしまいがちです。

あなたのお子さんは、どちらのタイプですか?

「気が弱い」「引っ込み思案」など、子どもにはそれぞれ生まれながらの気質や性格がありますが、スポーツをするときのメンタル=スポーツメンタルは、言葉のかけ方など、親の関わり方次第で鍛えることができます。

子どものやる気を引き出し、スポーツメンタルを育てるのにいちばん大切なのは、親の「質問力」です。

質問力といっても、「良い質問を考えることや、良い答えを引き出せる質問をする力」ということではなく、「子どもが自分で感じたことや考えたことを率先して話せるような言葉をかける力」ととらえると良いでしょう。

まずは、練習が終わり、集中や緊張から解き放たれリラックスしているタイミングで、
「今日の練習、どうだった?」と聞くことから始めてみましょう。
「楽しかった」「つまらなかった」などと答えてきたら、「どんなところが?」と尋ね、対話します。

「つまらなった」と答えてきたとき、「つまらないと思っているようじゃ、上手になれないわよ!」などと叱りつけるのはNGです。

・ 練習が楽しかったか、そうでなかったか
・ どんなところが楽しかったか
・ どんなところがつまらなかったか
・ なぜ、楽しいと思ったのか
・ なぜ、つまらないと思ったのか  etc.

先入観を持たずに子どもの素直な気持ちを引き出すことで、子ども自身もスポーツを通して“なりたい自分”を知ることができ、“強いメンタルの源”であるモチベーションのアップにつなげることができます。

方法②子どものマイナス思考をポジティブ思考に変換

「やる気がある」「自信がある」「楽しい」「面白い」などと感じるポジティブ思考により、メンタルが強化され、良い結果に結びつきやすいものです。

子どもの言動からマイナス思考が感じられたら、それをプラスに変えるような言葉を心がけましょう。

たとえば、子どもがきつい練習から帰ってきて「筋肉痛になっちゃった」などと疲れた様子を見せているときは、「痛みは練習を頑張っている証拠だよ。やったね! ママが痛いところマッサージしてあげるよ」、「今日、水泳の進級テストだったけど、タイムが届かなくて不合格だった」としょんぼりしているときは、「練習頑張っていたのに、残念だったね。でも、失敗は成功の元!次は頑張ろう!」といった具合です。

このようなやりとりを積み重ねていくことで、きつい練習もポジティブに取り組むことができるようになり、失敗してもすぐに立ち直れるようになります。

それがメンタルの強化につながるのです。

園や小学校低学年の子どもたちには、“ごっこ遊び”を応用するのもおすすめです。

子どもが練習前にだらだらしていたや、集中できずにいるときは、ウルトラマンがビームを浴びせるときのように、両腕で十文字を作って「プラスビーーーム!」などと、子どもに浴びせましょう。

楽しい雰囲気で行うことで、子どものマイナスな気分を吹きとばし、ポジティブ思考に変えていくことができます。

方法③指導は監督やコーチにまかせ、試合に負けた時は決して責めない


親自身も子どもが習っているスポーツの経験があると、知識があるだけに、監督やコーチの指導について疑問に思うことがあると、それを子どもの前で口にしてしまいがちです。

「コーチはこう言ってたけど、ママ(パパ)は⚫⚫だと思うから、そうしなさい」などと指示してしまうと、子どもはコーチと親の板挟みになり、すっきりした気持ちで練習に励むことができません。

指導は監督やコーチにまかせ、「さっきはいいプレーだったね」などポジティブな応援に徹しましょう。

試合に出るようになると、負けることも、もちろんあります。

負けた子どもに「ダメじゃない!」「何やってるの?」などと声をかけたら、メンタルはどんどんしぼんでしまいます。

決して責めず、「あのシュートは良かったよ」「パス回しは良くできていたね」など、いいところを見つけて励ますことで、折れない心を育むことができます。

まとめ

・「今日の練習、どうだった?」と聞き、「なりたい自分」をイメージさせる
・ポジティブ思考を習慣づけ、メンタル強化につなげる
・負けた子どもにダメ出しせず、良かったところを見つけて励ます

編集部より

子どもが頑張っている環境で活躍できるようになるには、親から子供への声かけや関わり方がとても大切になることが分かりました!
まずは、親の意見を言うのではなく、子どもが経験したことに対して、子ども自身がどの様に感じたのかを聞いてあげることをして、子どもの気持ちを知ってみましょう!
また、うまくいかなかったことに対しても、指摘やダメ出しをするのではなく、頑張ったというプロセスや上手くできていたことを取り上げてあげましょう!
親は子どもの素直な気持ちを引き出す聞き役に徹しながら、大きな心で受け止め、認めてあげることで、子どもたちのメンタルは強く成長していきます!

(参考文献)
・スポーツメンタルコーチに学ぶ!子どものやる気を引き出す7つの質問(藤代圭一著 旬報社)
・スポーツキッズママになろう!|子どもの夢を実現するために、親ができること(高妻容一監修)
・スポーツキッズママになろう!|メンタルトレーニングでもっと強くなる!(高妻容一監修)

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