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非認知能力

非認知能力が育つ年齢は、何歳から何歳まで?

投稿日: 2023.10.17

世界中で話題の非認知能力ですが、子どもの非認知能力を育てるのに最適な時期はあるのでしょうか。
「幼児期に非認知能力を育てることが大切」と言われていますが、それはなぜでしょうか。
非認知能力と育む年齢の関係性についてひもときます。

非認知能力が「幼児期に伸ばしたい力」といわれる3つの理由


非認知能力。
挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などといった、社会で豊かにたくましく生きる力と言われ、学校や塾でなどの学力テストでは計れない学力以外の力をさします。

非認知能力は、

・AI時代(人工知能が社会に普及した世の中)
・人生100年時代(医療技術発展により高齢化が進む世の中)
・VUCAの時代(Volatility=不安定、Uncertainty=不確実、Complexity=複雑、Ambiguity=不明確、4つの頭文字をとった、これからの時代)
・Society5.0(情報化社会を経た超スマート社会)

と、超加速度的に変化する時代を生き抜くために必要な力であるといわれています。

非認知能力は、「幼児期に伸ばしたい力」と紹介されることが多いのですが、それはなぜでしょうか。具体的には、以下3つの理由があげられます。

脳の発達が最も活発な時期だから

幼児期は、脳の発達が最も活発な時期です。
この時期にさまざまな刺激を受けることで脳の神経細胞が活性化し、非認知能力を司る部分の発達が促されます。

その後の成長や発達に影響するから

非認知能力は、学校生活や社会生活を送る上で不可欠なものです。
幼児期に身につけた非認知能力は、その後の成長や発達に大きな影響を与え、学習意欲や課題解決能力、人間関係の構築など、さまざまな面で有利に働きます。

非認知能力は、生きる力を育成できるから

非認知能力は、子どもの生きる力を育む上で重要な役割を果たすと考えられています。
幼児期のうちから困難に立ち向かう力や、目標に向かって努力する力、失敗から学ぶ力などを身につけることで、子どもはさまざまな困難や課題を乗り越え、充実した人生を送ることができるようになります。

非認知能力は、学童期でも伸ばすことができる! そのポイント5つ


非認知能力は、幼児期だけでなく、学童期でも伸ばすことができます。
ここでは、6歳から9歳前後の子どもの非認知能力の伸ばし方について紹介します。

さまざまな体験の機会を与え、一緒に振り返る

この時期の子どもは、好奇心旺盛でさまざまなことに興味を持ち始める時期です。
この時期に、さまざまな体験のあと、「準備がしっかりできたから早く着いた」「あそこで土いじりをしたから、洋服が汚れちゃった」など親子で一緒に「振り返り」の会話を心がけましょう。
この振り返りによって、思考力や表現力など、さまざまな能力がさらに刺激され、よりいっそう子どもの好奇心が広がっていきます。

先回りしてうるさく指示しない

自主性が大きく育つこの時期は、自分から始めたことを成し遂げる経験、最後までやり抜く経験からくる喜びによって、子どもは大きく成長します。
親が先回りして口うるさく指示を出したり、「まあ、いいか」「だいたいできた」で物事を中途半端で終わらせたりする習慣をつけないことが大切です。

なんでも任せて挑戦させてみる

自分の身の回りのことはできるようになっている年齢です。
「わが家の働き手」として、お手伝いを頼みましょう。お米とぎ、近所への買い物、洗濯ものを畳んでもらうなど..
ただ、初めからうまくできる子はいません。
最初はゆっくりでも失敗しても、次は1回分上手になっています。
親は焦らず、頼りにすることで、非認知能力を育むことができます。

なぜダメなのか、丁寧な言葉でその理由を自分で考えさせる

友達との関係を大事にするようになり、「大丈夫だよ、やってみようよ」と誘われると、ルール違反でもやってしまいがちな年頃です。「⚪⚪はダメ」「△△もダメ」と禁止ばかりしていると、子どもの伸びる芽をつんでしまいます。
なるべく丁寧な言葉で「なぜ⚪⚪がいけないのか」を子どもに考えさせ、その上で親の考えもしっかり伝えるようにしましょう。

「良い行動」をそのまま言葉にする

親からの言葉をきちんと理解できるこの時期は、褒め方も、とても大切です。
あいさつができたときは「ちゃんとあいさつができたね」、玄関で靴をそろえて脱いだら「きちんとそろえたね」など「良い行動」を言葉で表現すると、「お母さんお父さんは自分のことをちゃんと見てくれている」と、子どもはうれしくなって、やる気や自信を伸ばすことにつながります。

小学校高学年や思春期にも非認知能力は伸びるの?


非認知能力に関する研究は、就学前の乳幼児期に対して数多く行われています。
しかしこれは、脳の発達段階により、非認知能力が最も伸びるのが乳幼児期と言われているためであり、それ以降でも伸ばすことはできるでしょう。

非認知能力は幼児期から育ち始めますが、生涯にわたって伸びる能力です。
小学校高学年や思春期になると脳の発達がさらに進み、その後も高校、大学での生活など社会人になるまでにはさまざまな経験をしたり、多くの人との出会いがあったりします。
この期間で身に付けたさまざまな能力も非認知能力であり、その子の将来に影響するといわれています。

たとえば小学校高学年になると学習や部活動など、さまざまなことに取り組む機会が増えてきます。
これらの経験を通して、子どもは目標に向かって努力する力や、失敗から学ぶ力などを身につけることができます。

思春期になると自我が芽生え、自分の考えや価値観を持ち始めるようになります。
この時期に、人との関わりを通してコミュニケーション力や共感力などをさらに身につけることができます。

小学校高学年以降の子どもとの関わりにおいては、以下のことを心がけましょう。

・子どもの意見や考えを尊重する。
・子どもに選択肢を与える。
・子どもが自分で考えて行動する機会を与える。
・子どもの失敗を経験させ、そこから学ぶための機会を与える。

子どもの非認知能力を伸ばすために、親や周囲の大人のサポートがとても重要です。
子どもの興味や関心を尊重し、失敗を恐れずに挑戦する環境を整えましょう。

まとめ

・ 非認知能力は幼児期に伸ばすことが大切な理由を知っておこう。
・ 自主性が育つ学童期の非認知能力を伸ばすには、「親が先回りしない」ことが大切。
・ 非認知能力は、小学校高学年以降も伸びる。

参考文献)
「自分と相手の非認知能力を伸ばすコツ」(中山芳一著:東京書籍)
「子どもの成長に合わせた伝え方」(大日向雅美監修:PHPのびのび子育て)
「6~9歳前後の遊びや関わり方が重要!原坂先生に聞く非認知能力を伸ばすポイント」
(出典:るるぶキッズ)

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