親子で楽しむスポーツの日!アクティブな家族の時間を満喫
更新日: 2024.10.08
投稿日: 2023.10.06
子どもの成長は、心身の両面で著しいものがあります。
その中で、運動能力は子どもの成長を支える重要な要素の一つ。
親子で一緒に運動をすることで、子どもの運動能力を育むだけでなく、親子の関係を深めるなどさまざまなメリットがあるといわれています。
来たる10月14日は、スポーツの日。
三連休最後のこの日は、親子で公園やスポーツ施設に出かけて体を動かしたり、各地で開催されているスポーツイベントに参加したりなど、たくさんの楽しみ方があります。
アクティブな家族の時間を満喫しましょう。
もくじ
スポーツの日とは
2024年10月14日(月)はスポーツの日。
日本の国民の祝日の一つで、「スポーツや運動を楽しみ他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う日」と位置づけられています。
スポーツの日は、1964年に東京オリンピックが開催されたことを記念して10月10日に制定されました。
当時は「体育の日」と呼ばれていましたが、2020年に東京オリンピック開催を迎えるにあたり、教育的な意味合いが強い「体育」という言葉よりも、身体を動かすことを楽しむ「スポーツ」のほうがふさわしいのではないか、という声があがり、同年「スポーツの日」に名称が変更。
国民の祝日の一部を月曜日に移動することで、土曜日・日曜日とあわせて3連休にし、国民に余暇を楽しんでもらうことを目的に2000年に施行された「ハッピーマンデー制度」によって、10月の第2月曜日に変更されました。
ちなみに、2025年のスポーツの日は、現時点で10月13日に予定されています。
スポーツの日は、全国各地でスポーツに関するイベントがもりだくさん。
親子で参加し、アクティブに体を動かしましょう。
どうして運動遊びが大切なのか
子どもの成長には、運動遊びが欠かせないと言われています。
それはなぜなのでしょうか。
ここでは、運動遊びにおいて大切な要素、親子で一緒に運動遊びをすることで得られることについて紹介します。
運動遊びで大切な3要素
子どもと運動遊びをしているとき、「もっと遊ぼう!」「次は⚪⚪の運動がしたい!」などと言われると、親も嬉しくなりますよね。
親子で運動遊びをするときに、大切にしたい3つの要素は以下です。
⚫️楽しむ気持ち
まず第一に、運動は、子どもにとって「楽しいもの」である必要があります。
「ひたすら走り続ける」「筋力トレーニングをする」などトレーニング的な運動にチャレンジするよりは、鬼ごっこなどシンプルで子どもが楽しめる要素が入った運動を取り入れましょう。
子どもが好きな運動や、子どもが挑戦してみたいと思う運動を取り入れるのも良いでしょう。
⚫️多様な動き
走る、跳ぶ、投げる、回るなどのさまざまな動きを取り入れることで、子どもの筋力、柔軟性、バランス感覚、持久力などがバランスよく向上します。
親子で一緒に運動をするときは、多様な動きを取り入れるよう意識しましょう。
⚫️発達に応じた運動遊びが大切
子どもの運動能力は、年齢など発達段階によって異なります。
子どもの発達に応じた運動遊びを行うことで、子どもが安全に運動を楽しみ、運動能力を無理なく向上させることができます。
「園(学校)でどんな遊びをしているの?」「園(学校)で楽しいと思う運動は何?」などと子どもに聞き、その遊びを子どもに教えてもらって一緒に体を動かすのも良いでしょう。
親子で一緒にスポーツをして得られること
親子で一緒にスポーツをすることで、子どもはさまざまな動きを楽しみながら運動能力を向上できるだけでなく、以下のようなことが得られます。
⚫️健康的な生活リズムを整えられる
適度な運動は、体に心地よい疲労感を与えます。
それにより、夜ぐっすり眠れ、朝すっきり起きられるようになり、健康的な生活リズムが整いやすくなります。
また体を動かすことでおなかも適度に減り、食欲も湧くでしょう。
⚫️子どもの成長を感じられる
子どもと一緒に運動を楽しむことで、「逆上がりができるようになった」「運動が好きになった」など、子どもの運動能力の向上を間近で感じることができます。
これらの成長を親が近くでサポートし、共に喜ぶことで、親子の絆も深まります。
子どもと一緒に運動をする時の注意点
子どもと一緒に運動をするときは、以下の3つの点に注意しましょう。
親も一緒に楽しむ
親自身が運動を楽しんでいる姿を見せることで、子どもも「運動するって楽しい!」と感じやすくなります。
また、親が子どもと一緒に運動を楽しむことで、必要に応じて子どもの運動能力をサポートすることができます。
その際は、なるべく子どものペースに合わせ、失敗を笑ったり叱ったりしないようにしましょう。
無理なく続ける
子どもの体力や発達には個人差があります。
無理をさせても子どもの運動能力は向上しませんし、「楽しむ」という感覚を味わうことができません。
子どもの様子をみながら運動の強度や時間を調整したり、適度に休憩時間をとったりしながら無理のない範囲で続けることが大切です。
できた時はしっかり褒める
些細なことでも「できた!」「やった!」と成功体験を積むことで自信がつき、運動が好きになります。
子どもが何かを成し遂げたときは、しっかり褒めましょう。
褒めることで、子どものやる気をさらに引き出し、運動を続けるモチベーションを高めることができます。
子どもと一緒に運動する3つのメリット
子どもと一緒に運動する3つのメリットは、以下の通りです。
遊びながら運動能力を鍛えられる
とくに幼児期や小学校低学年の時期は、神経系の発達が顕著なので、
・布団やマットの上などで逆立ちの練習をする。
・親子でなわとび競争をする。
など、親が子どもと一緒に遊びながら運動することで、子どもの運動能力を鍛えることができます。
自然とスキンシップがとれる
運動を通して子どもと抱き合ったり手をつないだりすることで、自然とスキンシップがとれます。
スキンシップは、親子の関係を深めるだけでなく、
・ストレスに強くなる。
・社会性を育む。
・記憶力や集中力が高まる。
・自己肯定感が高まる。
などの効果があるとされています。
親子ともに運動不足解消
子どもと一緒に運動することで、親も普段使わないような筋肉を使うなど、運動不足が解消されるでしょう。
忙しくて運動する時間がないというお母さんお父さんも、親子で運動することでリフレッシュでき、日頃のストレス解消にもつながります。
子どもと一緒にできる軽い運動であっても、事前にストレッチなどの準備運動はしっかり取り入れ、ケガ予防を心がけましょう。
親子で一緒に運動を楽しめる場所は?
親子で運動するには場所が必要ですが、近くの公園やレジャー施設はもちろん、家の中でも運動を楽しむことができます。
それぞれの場所での楽しみ方を紹介します。
家の中
家の中は、気軽に運動を楽しめる場所でもあります。子どもの年齢や体力に合わせて
・ストレッチをする。
・You Tubeなどの動画をみながらダンスや体操をする。
ただし、家の中で運動する場合は、家具やおもちゃなどの配置に注意し、子どもが転んだり、ぶつかったりしないよう気をつけましょう。
公園
公園には子どもが遊べる遊具や広場があり、走る、跳ぶ、投げる、回る、バランスをとるなどさまざまな運動を楽しむことができます。
ただ、近年「ボール遊び禁止」などのルールを設けている公園もあります。
事前にHP等をチェックし、どんな遊びができるのかを確認しておくとよいでしょう。
また、公園には、木々や花々など自然にあふれています。
秋の季節は、落ち葉をふんだり木の実をひろったりなど、親子で季節を感じることができるのも魅力です。
スポーツ施設・レジャー施設・アミューズメント施設
プールや体育館、テニスコートなどのスポーツ施設、アスレチックパークをはじめとするレジャー施設・アミューズメント施設で運動を楽しむこともできます。
最近は、キャンプやハイキング、カヌーなど、自然の中でさまざまなアクティビティを楽しむことができる自然体験施設も人気です。
これらの施設を選ぶ際は、
・ 料金やアクセスを考慮する。
・ 子どもが興味を抱いた施設を選ぶ。
以上の3つを心がけましょう。
地域のスポーツイベントに参加する
地域によっては、スポーツ教室、スポーツ体験会、マラソン大会などのイベントを開催していることもあります。
これらの情報は、自治体のHPや公共施設が運営するスポーツ施設に掲示されている案内などから入手することができます。
興味を抱いたスポーツイベントに、親子でチャレンジするのもよいでしょう。
子どもにとっても大切な運動習慣
子どもが継続的な運動習慣を身につけることは、ストレス解消や脳の活性化、将来的には生活習慣病の予防に役立つと言われています。
嫌いなことを習慣化するのは難しいですが、園・小学校時代に少しでも「運動して楽しかった!」と思う機会を増やし、自発的に運動することを日常の中に取り入れることができれば、運動能力の向上だけでなく、将来においても運動が習慣化していくでしょう。
だからこそ、この時代に親が子どもといっしょに運動を「楽しむ」ことが大切なのです。
わが子が好きな運動、興味を抱いている運動はなにか、まずは知ることから始めましょう。
・運動は「楽しむ」気持ちが何よりも大切。親子で運動遊びを楽しもう。
・子どもとの運動を通してスキンシップ。親子の絆が深まる。
・子どもが将来心身共に健康な大人になるために、小さい頃から運動習慣を身につけよう。
(参考文献)
「子どもにとっての“運動習慣”とは?身につける意義や方法を知ろう」(出典:アイデスマガジン)
「親子で楽しむ運動遊び9選!運動遊びのポイントも解説!」(出典:へやすぽナビ)
「休日は家族で一緒に運動しよう!親子で楽しめるスポーツ5選!」(出典:NPO法人ゼロワン)
「子供と一緒に運動不足解消!【親子で運動を楽しむ3つのメリット】」(出典:コーディスポーツ)