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子どもの笑顔が輝く秋の運動会を楽しむポイント

更新日: 2023.09.07
投稿日: 2023.09.22

秋の運動会は、子どもたちが一年で最も楽しみにしているイベントの一つです。
一生懸命に競技する姿や、子ども同士で応援する姿は、とても感動的ですよね。
そんな秋の運動会を、子どもも保護者も楽しむためには、どのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。
この記事では、子どもの笑顔が輝く秋の運動会を楽しむポイントを紹介します。

小学校の運動会はいつ頃あるの?


秋に開催される小学校の運動会は、9月末〜11月頃の土日のいずれかで行われるケースが多く見られます。
ただし、近隣の小学校や幼稚園、また保育園同士で運動会の日程が被らないように調整している地域もあるため、同じ自治体でも多少のばらつきがあるようです。

秋開催の理由としては、以下のようなことが挙げられます。

・スポーツの日の時期に開催することで、多くの保護者が参加しやすくなる。
・夏の暑さが和らぎ、屋外で行う運動会に適している。
・夏休みにパワーを蓄えた子どもたちが、クラスで団結して力を発揮しやすい時期である。

いっぽうで、最近では運動会を春に開催する小学校も増えてきています。
春開催の理由としては、以下のようなものが挙げられます。

・春は新学期が始まり、子どもたちが新しい環境に慣れる時期であるため、運動会を開催することで学校生活に慣れやすくなる。
・秋は音楽会などほかの学校行事もあり、重なりを避けることで準備がスムーズにできる。

このように、春開催の運動会も増えていますが、WEBサイト「HugKum」が行ったアンケート調査によると、小学校の運動会の開催月でいちばん多いのは「10月」でした。

小学校の運動会はいつから始まった?

小学校の運動会は、いつからどんな由来で始まったのでしょうか。運動会の歴史を振り返ります。

由来と運動会の歴史

そもそも、運動会はなぜ始まったのでしょうか。
日本の運動会の由来は、イギリスの体育行事にあります。
19世紀初頭のイギリスでは、体操や競技などの体育行事が盛んに行われるようになりました。
この体育行事は、ドイツの職工体育運動の影響を受けたものであり、イギリスの学校や軍隊などで広く行われていました。

日本では、明治時代の1872年に学制が公布され、近代的な学校制度が整備されました。
その流れで、イギリスの体育行事を取り入れ運動会が始まったのです。

1874年(明治7年)には、東京築地の海軍兵学寮で、イギリス人英語教師の指導のもと「競闘遊戯会」という運動会が開催されました。これが、日本の運動会の発祥とされています。

その後、運動会は高等教育機関に広がり、やがて小学校にも取り入れられるようになりました。当時の運動会は、体操や競技などの運動要素が中心でしたが、昭和時代に入ると、応援合戦やダンスなどの芸能要素が加わるようになり、現在の運動会の形が定着したといわれています。

秋に運動会を開催してきた経緯と理由


日本の小学校において、秋に運動会を開催してきた経緯と理由は、大きく2つあります。

農業・漁業などの影響
明治時代に運動会が始まった頃、日本は農業や漁業が盛んな国でした。
秋は農作物の収穫や漁獲の時期であり、子どもたちもこれらの作業に従事していました。
そのため、運動会は秋に開催することで、子どもたちの作業を妨げないようにしていたためです。

体育の日(現:スポーツの日)の存在
1964年(昭和39年)に、東京オリンピックが開催されました。
このオリンピックの開会式が10月10日であったことから、10月10日は「体育の日」と制定されました。
その後、体育の日は10月の第2月曜日に変更されましたが、運動会を体育の日に開催する学校が多く、「小学校の運動会といえば秋」が定番化していったようです。
※2020年に、名前が「体育の日」から「スポーツの日」に変わりました。

保護者も秋の運動会を楽しむためのポイント


年に一度の一大イベント、運動会。
持ち物や服装など、準備万端にして臨むことで、より楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
ここでは、秋の運動会を楽しむためのコツをご紹介します。

持ち物リスト

運動会当日の持ち物リストを紹介します。

□ カメラ、ビデオカメラ、スマートフォン
□ 三脚(必要に応じて)
□ 予備のモバイルバッテリー
□ 運動会のプログラム
□ レジャーシート
□ おりたたみチェア、クッション
□ 日焼け止め
□ 虫除けスプレー
□ ウェットシート
□ ビニール袋(ゴミや濡れたもの入れに)

服装について

トップスはTシャツやブラウス、ボトムスはパンツやフレアスカートなど、動きやすい服装がベスト。
靴は、スニーカーが定番です。
校庭が土や砂ではなく、芝生やゴム製の場合など、ヒール禁止の通達が学校から届くこともあるので、事前に学校のルールを確認しておきましょう。
また、秋は天気や温度が変わりやすい季節ですので、さっと脱ぎ着して温度調節できる薄手の羽織りやストールなどの小物も持参すると安心です。
近年は、10月でも真夏日ということもありますので、日焼け対策として、帽子やサングラスも準備しておいたほうが良いでしょう。

お昼時間の過ごし方

子どもの昼食はお弁当や給食になっていることが多いので、保護者は家に帰るか外食を済ませ、午後の運動会に備えます。
近隣のお店は混雑が予想されるので、もし外食予定なら予約しておいた方が安心です。
午前のプログラムが終了した時点で午後の競技開始時刻がアナウンスされますので、午後の観覧に備えましょう。

小さな弟・妹を連れて行く場合

幼い弟や妹を連れての運動会参加は、飽きないような工夫が必要になります。
上の子が競技に出ていない間は、「思いっきり遊ばせる」「校外に出て気分を変え、競技開始のタイミングで戻る」など、我慢をしてもらうのはわが子の競技の間だけと決めて、それ以外は比較的自由にさせてストレスを溜めないようにしておきましょう。
お父さんお母さんで観覧する場合は、弟や妹の相手をする順番を事前に決めておくのも一案です。

自分の子どもを素早く見つける方法

子どもが出場するプログラムごとに、立ち位置を事前に聞き、その場所を基準に探しましょう。

また、

・ハイソックスやボーダーなど目立つ色合いの靴下をはかせる。
・蛍光色、カラフルな色合いの靴をはかせる。
・女の子なら、髪留めにリボンやシュシュをつける。

など、遠くから見てもひと目でわが子とわかるような工夫を施すのもよいでしょう。

運動会でのスマホ撮影のコツ

最近のスマホカメラは高性能で、ポイントをおさえれば、運動会の撮影にも大活躍します。

運動会での撮影のポイントは…

ズーム機能は使わず、近くから撮影
スマホ撮影は「近くから」が基本です。ズーム機能は使わず、遠くから撮るなら外付けの望遠レンズが便利。

撮影ポイントを決める
「徒競走はコーナーで撮る」「ダンスは最後の決めポーズで」など、あらかじめ撮影ポイントを決めると成功率がアップします。

連写機能を使う
動きが大きい運動会は連写機能が便利。不要な写真は後から削除すればいいので、とりあえず枚数勝負でたくさん撮影するのも手。

手ブレ防止が大切
スマホの手ブレ防止機能を使う、ネックストラップをつけて固定するなど、手ブレ防止策を万全にして撮影に臨みましょう。

また、動画撮影中に電話がかかってくると、せっかくの撮影が中断されて電話を優先してしまいます。運動会中は機内モードに設定しておいたほうが良いでしょう。

熱中症・日焼け対策

運動で普段から汗をかく習慣をつけておく、こまめな水分補給をするなど、熱中症対策をしっかり行いましょう。
また、秋とはいえ、まだまだ紫外線が多い季節です。日焼け止めクリームはもちろん、帽子や日傘、サングラスなどの日焼け対策は万全にして臨みましょう。

秋の運動会で注意したいこと


秋の季節だからこそ注意したいポイントは、以下の2つです。

台風

秋の運動会は、台風の時期と重なることが多いため、台風の接近に注意が必要です。
台風が接近した場合、運動会が中止になる可能性があるため、最新の天気予報を確認し注意を払いましょう。
台風の接近が予想される場合は、運動会の中止や延期などの情報が学校から発表されます。
予備日をあらかじめ確認し、延期の場合に備えましょう。

熱中症

9月、10月でもまだ暑く、熱中症の可能性があるので注意しましょう。
子どもは運動会の練習が続き、疲れがたまりやすくなります。観覧する保護者はもちろんのこと、子どもの様子に注意を払い、

・十分な睡眠
・栄養バランスのとれた食事
・夜の入浴でリラックス

など健康管理につとめ、家庭においても水分補給をしっかりさせましょう。

変化しつつある運動会

コロナの影響により、運動会の開催方法は大きく変化しました。具体的には、以下の点が変化しています。

観覧者の制限
コロナの感染拡大を防ぐため、観覧者の人数を制限している学校もあります。また、観覧者の入場時に検温や手指消毒を実施する学校もあります。

競技の簡素化
接触や密集を避けるため、競技の簡素化を図る学校が増えています。例えば徒競走では、2人1組や3人1組での実施などが挙げられます。

プログラムの変更
応援合戦やダンスなどを省略する学校が増えています。また、「午前のみ」「午後のみ」など運動会を短時間で実施する学校も増えています。

コロナの影響は、今後も運動会の開催方法に影響を与える可能性があります。そのため、各学校では、感染拡大防止対策を徹底しながら、子どもたちが安全に楽しめる運動会を開催するための工夫を続けています。運動会の開催方法は学校や地域により異なるため、保護者の方は確認が必要です。

一大イベントである運動会が子どもたちの良い思い出になるように


運動会は、子どもにとっても保護者にとっても、大きなイベントです。子どもの成長を間近で見ることができる貴重な機会であり、また、保護者も子どもと一緒に楽しむことができます。

運動会が子どもたちの良い思い出になるように、

・子どもの成長を喜ぶ。
・子どもの活躍を応援する。
・子どもと楽しむ。

以上の3つを心がけ、サポートしていきたいものです。

まとめ

・秋の運動会はまだまだ暑いので、子どもも親も熱中症に注意。
・台風の季節なので、予備日のチェックを忘れずに。
・コロナ明けの運動会。以前と異なる開催方法になる場合もあるので確認を。

(参考文献)
「【小学校の運動会】開催されるのはいつ?秋から春の開催が多くなったのはなぜ?」(出典:ママソレ)
「いまどきの小学校の運動会は5月開催がいちばん多い!?いつ行われる?日程・時間など最近の運動会事情を大調査!」(出典:おやこのくふう)
「小学生保護者2616人に聞いた運動会の開催時期。いちばん多いのは5月?10月?春開催が増えた理由は?」(出典:HugKum)

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