【2024年最新】子どもの笑顔が輝く秋の運動会を楽しむポイント
更新日: 2024.09.09
投稿日: 2024.09.13
秋の運動会は、子どもたちが楽しみにしているイベントの一つです。
一生懸命に競技する姿や子ども同士で応援する姿は感動的でもあり、普段とは違う子どもの姿を見るのも、保護者としては楽しみですね。
そんな秋の運動会を、子どもも保護者も楽しむためには、どのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。
この記事では、子どもの笑顔が輝く秋の運動会を楽しむポイントを紹介します。
もくじ
小学校の運動会はいつ頃あるの?
秋に開催される小学校の運動会は、9月末〜11月頃の土日のいずれかで行われるケースが多く見られます。
ただし、近隣の小学校や幼稚園、また保育園同士で運動会の日程が被らないように調整している地域もあるため、同じ自治体でも多少のばらつきがあるようです。
秋開催の理由としては、以下のようなことが挙げられます。
・夏の暑さが和らぎ、屋外で行う運動会に適している。
・夏休みにパワーを蓄えた子どもたちが、クラスで団結して力を発揮しやすい時期である。
いっぽうで、最近では運動会を春に開催する小学校もかなり増えてきています。
春開催の理由としては、以下のようなものが挙げられます。
・秋は音楽会や学芸会など、ほかの学校行事もあり、重なりを避けることで準備がスムーズにできる。
このように、春開催の運動会も増えていますが、WEBサイト「HugKum」が行ったアンケート調査によると、小学校の運動会の開催月でいちばん多いのは「10月」でした。
意外と知らない「スポーツの日」について
「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」という趣旨のもと、10月の第2月曜日に制定されている休日「スポーツの日」。
もともと1966年(昭和41年)に開催された東京オリンピックの開会式が行われた10月10日が、「体育の日」として国民の祝日になりました。
2000年(平成12年)に、日本人の長期休暇を奨励する「ハッピーマンデー制度」により、10月の第2月曜日へ移動。
そして2020年(令和2年)、「体育」よりも広い意味があり、「自発的に楽しむ」というニュアンスが含まれる「スポーツの日」として生まれ変わりました。
この日は全国各地の公園や総合運動場でスポーツに親しむイベントなどが行われ、親子で楽しく体を動かす機会にもなっているようです。
今の運動会はどうなってる? 最新事情とは
社会情勢や子どもの体力などに合わせて、年々変化している運動会。
その最新事情をチェックしてみましょう。
開催時間や形式が変化
以前から運動会における子ども・保護者・教職員たちの負担軽減は叫ばれていました。
現在は入場行進や開会・閉会式を取りやめたり、ダンスと競技を融合させるなどの時間短縮の工夫がされ、運動会が午前中のみの学校が増えています。
また
・「低・中・高学年」の3グループに分ける
・1・3・5年と2・4・6年の2グループに分ける
など、分割しての実施を取り入れる学校もあります。
お弁当の時間
家族の形態が変化するにともない、近年は「家族揃ってのお弁当」ではなく、子どもたちは教室で給食またはお弁当を食べ、保護者や関係者は一度帰宅して、午後から運動会を再開する学校が増えていました。
今は時間が短縮されたことにより、お弁当の時間そのものがなくなり「朝一番で場所取り「早起きしてお弁当づくり」という風物詩もなくなりつつあります。
「家族と一緒のお弁当」を惜しむ声もあるようですが、お弁当づくりや場所取りの負担が減ることを喜ぶ保護者が多いようです。
撮影への配慮
スマートフォンやタブレットの普及で撮影へのハードルが下がり、SNS投稿の問題が浮上しています。
学校によっては「撮影を全面禁止」にするところや、「スマホやタブレットはNGだが、カメラ撮影はOK」など、機器を限定して撮影を許可するところもあるようです。
「撮影はできても、SNSへの投稿はNG」の学校も多く、トラブル防止への意識が高まっているようです。
怪我の多い種目を減らす
2016年、スポーツ庁から「組体操等による事故の防止について」の安全配慮要請が各教育委員会に通達されて以降、組体操や騎馬戦、棒倒しなどの怪我の多い種目を取りやめる学校が増えました。
あくまでも「配慮要請」で、「禁止」を通達するものではないので、安全を配慮しながら継続している学校もあります。
また怪我ではありませんが、秋になっても暑い日が多い昨今では、運動会練習の段階から熱中症対策にも気をつけなくてはいけません。
配信技術を活かした対応
保護者による撮影を制限をする代わりに、運動会の動画を配信する学校も増えています。
これは「遠方の家族も見られる」「家で視聴できるので、幼い妹・弟がいても楽しめる」などと好評です。
また運動会の進行をリアルタイムで配信し、保護者が見たいプログラムをピンポイントで観覧できるシステムを導入する学校もあります。
いずれも人を分散させるには効果があり、忙しい保護者にとっては効率よく運動会の応援ができるツールとして役に立っているようです。
実は苦手な子も多い!? リアルな子どもの声
みんなで力を合わせて競技をしたり、全力で友だち応援したり…非日常の「運動会」は子どもにとって楽しいイベントのはず…。
しかしニフティ(株)が行ったスポーツに関する調査では、「運動会や体育祭が嫌い」と答えた小中学生は25%。
つまり4人に1人は、運動会に対して「嫌い」「苦手」と感じているようです。
子どもたちや親の声を聞いてみると…
「運動が苦手だから」「失敗するのが嫌」という理由以外にも、運動会が嫌いと感じる場面があるようです。
保護者も秋の運動会を楽しむためのポイント
年に一度の一大イベント、運動会。
持ち物や服装など、準備万端にして臨むことで、より楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
ここでは、秋の運動会を楽しむためのコツをご紹介します。
持ち物リスト
運動会当日の持ち物リストを紹介します。
□ カメラ、ビデオカメラ、スマートフォン
□ 三脚(必要に応じて)
□ 予備のモバイルバッテリー
□ 運動会のプログラム
□ レジャーシート
□ おりたたみチェア、クッション
□ 日焼け止め
□ 虫除けスプレー
□ ウェットシート
□ ビニール袋(ゴミや濡れたもの入れに)
服装について
トップスはTシャツやブラウス、ボトムスはパンツやフレアスカートなど、動きやすい服装がベスト。
靴は、スニーカーが定番です。
校庭が土や砂ではなく、芝生やゴム製の場合など、ヒール禁止の通達が学校から届くこともあるので、事前に学校のルールを確認しておきましょう。
また、秋は天気や温度が変わりやすい季節ですので、さっと脱ぎ着して温度調節できる薄手の羽織りやストールなどの小物も持参すると安心です。
近年は、10月でも真夏日ということもありますので、日焼け対策として、帽子やサングラスも準備しておいたほうが良いでしょう。
小さな弟・妹を連れて行く場合
幼い弟や妹を連れての運動会参加は、飽きないような工夫が必要になります。
上の子が競技に出ていない間は、「思いっきり遊ばせる」「校外に出て気分を変え、競技開始のタイミングで戻る」など、我慢をしてもらうのはわが子の競技の間だけと決めて、それ以外は比較的自由にさせてストレスを溜めないようにしておきましょう。
お父さんお母さんで観覧する場合は、弟や妹の相手をする順番を事前に決めておくのも一案です。
自分の子どもを素早く見つける方法
子どもが出場するプログラムごとに、立ち位置を事前に聞き、その場所を基準に探しましょう。
また、
・蛍光色、カラフルな色合いの靴をはかせる。
・女の子なら、髪留めにリボンやシュシュをつける。
など、遠くから見てもひと目でわが子とわかるような工夫を施すのもよいでしょう。
運動会での撮影のコツ
近年は、保護者の撮影に関しても制限をかけられることが多くなっていますが、ここでは動く被写体を撮る際のコツをお教えします。
ズーム機能は使わず、近くから撮影
スマホで撮影する場合は「近くから」が基本です。ズーム機能を使うと画質が荒くなり、子どもを見失うことも増えます。遠くから撮るなら、外付けの望遠レンズが便利。
撮影ポイントを決める
「徒競走はコーナーで撮る」「ダンスは最後の決めポーズで」など、あらかじめ撮影ポイントを決めると成功率がアップします。
連写機能を使う
動きが大きい運動会は連写機能が便利。不要な写真は後から削除すればいいので、とりあえず枚数勝負でたくさん撮影するのも手。
手ブレ防止が大切
スマホやカメラの手ブレ防止機能を使う、ネックストラップをつけて固定するなど、手ブレ防止策を万全にして撮影に臨みましょう。
また、動画撮影中に電話がかかってくると、せっかくの撮影が中断されて電話を優先してしまいます。運動会中は機内モードに設定しておいたほうが良いでしょう。
熱中症・日焼け対策
運動で普段から汗をかく習慣をつけておく、こまめな水分補給をするなど、熱中症対策をしっかり行いましょう。
また、秋とはいえ、まだまだ紫外線が多い季節です。日焼け止めクリームはもちろん、帽子や日傘、サングラスなどの日焼け対策は万全にして臨みましょう。
秋の運動会で注意したいこと
秋の季節だからこそ注意したいポイントは、以下の2つです。
台風
秋の運動会は、台風の時期と重なることが多いため、台風の接近に注意が必要です。
台風が接近した場合、運動会が中止になる可能性があるため、最新の天気予報を確認し注意を払いましょう。
台風の接近が予想される場合は、運動会の中止や延期などの情報が学校から発表されます。
予備日をあらかじめ確認し、延期の場合に備えましょう。
熱中症
9月、10月でもまだ暑く、熱中症の可能性があるので注意しましょう。
子どもは運動会の練習が続き、疲れがたまりやすくなります。観覧する保護者はもちろんのこと、子どもの様子に注意を払い、
・栄養バランスのとれた食事
・夜の入浴でリラックス
など健康管理につとめ、家庭においても水分補給をしっかりさせましょう。
一大イベントである運動会が子どもたちの良い思い出になるように
運動会は、子どもにとっても保護者にとっても、大きなイベントです。子どもの成長を間近で見ることができる貴重な機会であり、また、保護者も子どもと一緒に楽しむことができます。
運動会が子どもたちの良い思い出になるように、
・子どもの活躍を応援する。
・子どもと楽しむ。
以上の3つを心がけ、サポートしていきたいものです。
・秋の運動会はまだまだ暑いので、子どもも親も熱中症に注意。
・台風の季節なので、予備日のチェックを忘れずに。
・コロナ明けの運動会。以前と異なる開催方法になる場合もあるので確認を。
(参考文献)
「【小学校の運動会】開催されるのはいつ?秋から春の開催が多くなったのはなぜ?」(出典:ママソレ)
「いまどきの小学校の運動会は5月開催がいちばん多い!?いつ行われる?日程・時間など最近の運動会事情を大調査!」(出典:おやこのくふう)
「小学生保護者2616人に聞いた運動会の開催時期。いちばん多いのは5月?10月?春開催が増えた理由は?」(出典:HugKum)
「体育の日から「スポーツの日」に! 2024年の「スポーツの日」はいつ?」(出典:ウチコト)