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子育てがラクになる! 子どもの「スケジュール管理力」が身につく5つのステップ

2023.03.28

仕事や家事に忙しい毎日で、

「朝ぐずぐずして、いつも遅刻ギリギリ」
「寝る前になって急いで宿題をやる」

といった子どもの行動に悩まされること、ありますよね。

「早くやりなさい」「もう終わったの?」といった声がけは、親もストレスが溜まり、同時に子どもの前向きな力を奪ってしまうことも。

子どもに時間やスケジュールを管理する力が身につけば、毎日がもう少しスムーズに動くかもしれません。

今回は子どもにスケジュール管理力をつけるための方法を、5つのステップで紹介します。

スケジュールや時間を管理できるようになると、どんなメリットがあるのか?


子どもがスケジュールや時間の管理能力を身につけると、生活習慣や学習面でも大きなメリットがあります。

では、どんな変化が子どもに訪れるのでしょうか。

忘れ物やうっかりミスが減る

時間管理やスケジュール管理を自分でするようになると、先を見越して行動するようになり、準備がしっかりできるようになります。

そうすることで、「明日は何を持っていくか」「宿題の提出はいつか」を前もって用意でき、忘れ物やうっかりミスが減少するのです。

マネジメント能力が身につく

スケジュール管理に必要なのは、「時間」「行動」「学習」「持ち物」など、すべての分野を連携させる複雑な思考。

次に何が起こるか、そのために何をいつから準備したらいいのかを自分で考えるようになり、マネジメント能力が養われます。

子どもがこの先、高校→大学→社会人と成長した時に、この能力は必ず子どもの役に立つでしょう。

指示される前に動けるようになる

スケジュール管理は「先を読む力」そのものです。

宿題の提出や行事など、「やるべきこと」から逆算できるようになれば、人から指示されなくても必要な時に必要な行動が取れるようになります。

この逆算する力は、受験勉強やスポーツの練習においても役に立ちます。

自分から前向きに取り組めるようになる

人から叱られたり指示されることが減ると、子どもは「自分の行動の決定権は自分にある」と実感できるようになります。

これが強いモチベーションになり、やる気や意欲がわいてきて、さまざまなことに前向きかつ積極的に取り組めるようになるでしょう。

「イライラ・ガミガミ」が減り、親子の関係が良好になる

ガミガミと叱られた子どもは、親から信頼されていないように感じてしまうといいます。

子どもが自主的に行動するようになると、余裕を持って子どもを見守れるようになり、親子本来の良好な関係が取り戻せるでしょう。

子どものスケジュール管理の前に、まず親が理解したいこと


子どもが自分でスケジュールを管理し、自ら動けるようになる。

そんな理想的な行動ができるようになるには、大人も知っておくべきことがいくつかあります。

ポイントは4つ。

◯ 時間感覚の違いを理解する

◯ 身につくまでは焦らずに待つ

◯ 「すべきこと」と「好きなこと」を組み合わせる

◯ スケジュール管理の責任を意識させる

時間感覚の違いを理解する

子どもの時間感覚は大人とは大幅に違います。

未就学児では「15分後」と「明日」の区別もあいまいで、小学校入学から少しずつ時間感覚が身につき、大人と同じような感覚を持てるようになるのは小学校中学年以降といわれています。

「早く」「急ぐ」「いつも」という漠然とした大人の言葉が、子どもに響かない原因はここにあります。

身につくまでは焦らずに待つ

子どもが時間やスケジュールの管理をできるようになるには、時間がかかります。

年齢を重ね、失敗を繰り返しながら、試行錯誤するものだと考えましょう。

一生使える「スケジュール管理」のスキルは、そう簡単には身につきません。

大人はゆったりした気持ちで見守ることが必要です。

「すべきこと」と「好きなこと」を組み合わせる

例えば…
「歯を磨いたら絵本を読む」
「片付けが終わったら、キャッチボールをする」

など、子どもの「好きなこと」は、「すべきこと」や「仕事」の後にセッティングしましょう。

そうすることで、「やるべきことを終わらせれば好きなことが待っている」、つまり「好きなことをするためには、仕事を片付けるのが先決」が習慣になります。

スケジュール管理の責任を意識させる

子どもにスケジュール管理をさせると、

・無理な計画を立てたことで、宿題が間に合わなくなった。
・自力で起きられずに朝ごはんの時間がなくなった。

など、さまざまな失敗をするかもしれません。

しかし、急いで声かけをしたり、起こしてあげるなどサポートを強化する必要はありません。

「朝7時に起きるなら、夜は何時に寝たらいいのかな」など、スケジュール改善は一緒に話し合い、実行できるように助けてあげるにとどまりましょう。

手助けし過ぎると子どもの学びの機会を奪うことになるので、サポート回数を少しずつ減らして、子どもに「自分の行動の結果が自分に返ってくる」ことを意識させましょう。

子どもの「スケジュール管理力」が身につく5つのステップ


子どもが自分でスケジュールを管理できるようになるには、時間の感覚を身につけ、計画を立てたりリスト化するプロセスが必要です。

最初は親子で一緒に取り組み、少しずつ手を離していけば、最終的に自分で管理できるようになります。

ここでは5つのステップに分けて、子どものスケジュール管理力を育てましょう。

ステップ1:時間の感覚を持たせる

時間の感覚を身につけるには、デジタルよりもアナログの時計がベストです。

家のあちこちにアナログ時計を置いて、「長い針が12のところに行ったら、学校に出発」「3になったら、ゲームをやめてご飯を食べる」など、時間を意識させて、時計と行動をリンクさせることから始めましょう。

気をつけなければいけないのは、時計を読めるようになっても、時間感覚が身についた訳ではないという点。

時計を行動の軸にしていくことで、「10分あるとこんなことができる」「楽しいことは短く感じる」など、少しずつ時間感覚が身についていきます。

ステップ2:お手伝いや休日のお出かけで「計画の練習」をする

例えば、食事の支度をお手伝いするなら、

「最初に炊飯器をセットしてからご飯の準備をする」
「仕上がるタイミングでお皿を出したり、テーブルを片付けておく」

など、次に必要なことを考える習慣が身につくでしょう。

お出かけの計画も、「動物園の開園に合わせて出発する」「お弁当準備のために早起きする」など、逆算して動く練習になり、スケジュール管理に役立ちます。

ステップ3:やることを書き出し、スケジュールを作る

歯磨きや宿題、習い事など、1週間でやることをまずは親子でリストに書き出します。

そして「必ずやること」「ときどきやること」「イベント」などに色分けし、1週間カレンダーにマグネットやふせんで時間軸に沿って貼りつけてみましょう。

この時、分刻みでスケジュールを詰め込まず、19時までに「宿題と夕食を終わらせる」程度の大まかな組み立てにすることがポイント。

「やること」を書き出し、可視化することで、行動に移しやすくなります。

ステップ4:スケジュールに合わせて動いてみる

まずは作ったスケジュールに合わせて動いてみましょう。

予定通りにできなかったものはチェックをして、順番を変えたり回数を減らすなどの調整をします。

予定通りに行動できた時は、リボンをつけたりシールを貼るなど、ご褒美感を演出するとやる気もアップしますね。

子ども自身が「スケジュールを作ると動きやすい」「ルーティンになるとラク」と感じられるようになれば、スケジュールの自力管理に大きく近づきます。

ステップ5:大きな流れが作れたら、子どもにある程度任せる

毎日は同じことを繰り返しているようでも、ハプニングの連続です。

食事の時間と好きなテレビの時間が重なったり…
お風呂に入る前に寝てしまったり…

子どもは自分で立てた計画を、自分で実行できた時に「達成感」が味わえるはず。

「必ずやること」ができていればOKなど、ゆるやかな「合格ライン」を決めて、子どもの取り組みを応援しましょう。

まとめ

・子どもがスケジュール管理できるようになると、忘れ物が減ったり、指示を待たずに行動するようになる。
・やるべきことを書き出して、失敗したら順番を入れ替えるなど、トライ&エラーで自分に合ったスケジュールを導き出す。
・スケジュール管理は段階を踏みながら、ゆっくり身につけていくのがベスト。

(参考文献)
・コクリコ | 年少からの「子どもの時間管理術」を時間教育の専門家が伝授!
・ソクラテスのたまご | 子どものスケジュール管理能力を育成!親ができるサポートを教えます
・電通報 | 【こどもの視点ラボ】こどもの時間と大人の時間、どれほど違う?

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