Leifras SPORTS SCHOOL

Leifras SPORTS SCHOOL

ラージハート

非認知能力

「うちの子天才かも」子どもの才能をどう見つけて、どう伸ばす?

更新日: 2023.01.13
投稿日: 2023.01.27

「上の子より早く九九を覚えた」
「聞いた曲をすぐ覚えて歌う」
「電車や車の型番に異常に詳しい」

子育てをしていると、「うちの子って天才!?」「将来すごい人になるかも」と思う瞬間がありますよね。

実は、周囲の大人の楽天的な思い込みやポジティブ思考が、子どもの隠れた才能を発見し、その力を伸ばしてあげられる可能性があります。

今回は、子どもの才能を探しあて、伸ばすためにできることを、一緒に考えていきましょう。

「夢中になる瞬間」を探すため幅広い体験を


「子どもの才能を伸ばす」と聞くと、つい親が焦って子どもの才能を探さなくては…と、考えてしまいがちです。

しかし子どもの才能や得意分野は、親があれこれ奔走して探し出す必要はありません。

日々の生活のなかで、子どもの目がキラキラする瞬間や、夢中で取り組むことを見逃さないことが一番大切。

そのためには、お手伝いや外遊び、創作活動、料理、ボードゲーム、時にはキャンプやお出かけなど、幅広いさまざまな体験をさせてあげましょう。

幅広い体験ができれば、

「この子は何か作っている時の集中力がすごいから、創造性の高い活動が向いているかも」
「ボール遊びより、ジャングルジムや追いかけっこなどの体そのものを動かす方が楽しそう」

など、その子の好きなことや夢中になれること…つまり子どもの才能の種を発見しやすくなります。

小学校低学年くらいまで子どもは「自分はこれが得意」「これをしている時は没頭できる」と、自分で意識することはできません。

大人が子どもをしっかり観察して、子どもの可能性を探ってあげたいですね。

子どもの才能を伸ばすために、家庭でできることとは?


子どもが夢中になれるものを見つけるために、またその興味・好奇心を失わないように、家庭でできることは何でしょうか。

ポイントは4つ。

◯ 主役は子ども

◯ 苦手克服より、得意を伸ばす

◯ 親も一緒に面白がる

◯ 家庭内の環境を明るく・楽しく

主役は子ども

大人は子どものためと思って、楽器やスポーツ、勉強など、子どもの才能を伸ばす方向を決めてしまいたくなります。

特に何に対しても興味を示さない子、意思表示をあまりしない子であればなおさら、親の方からいろいろ提案したくなるものです。

しかし才能を見つけるのも伸ばすのも子ども自身です。

親は子どもの目がキラキラ輝く瞬間を見逃さないように、そして見つけた時はしっかりサポートできるように、観察することに徹しましょう。

苦手克服より、得意を伸ばす

苦手な分野や短所の克服はちょっぴりお休みして、まずは子どもが夢中になれるもの・好きになれるものをたくさん体験させてあげましょう。

好きなことを追求していれば、否が応でも「苦手克服」する場面が出てきます。

例えば、音楽であれば、発表会前にはできない部分を練習するでしょうし、スポーツであればタイムを伸ばしたり、試合のスタメンに選ばれるために不得意解消に努力するでしょう。

最初から凸凹を平らにしようとせず、好きなことに没頭し尽くしてから、子ども自ら苦手分野に取り組むタイミングを待ちたいですね。

親も一緒に面白がる

子どもが夢中になっていることに、親が「面白いね!」「これはどうなってるの?」と関心を持つことで、子どもは自分のやっていることに価値を見出すことができます。

恐竜好きなら名前や特徴を教えてもらい、一緒にオリジナルの恐竜ノートを作ったり、恐竜絶滅の原因から現在の環境問題につなげて考えてみたり。

子どもがサッカーに夢中なら、子どもの試合を応援したり、ルールを詳しく教えてもらったり。

親が一緒に面白がることは、「すごいね」と褒められるよりも、さらなる子どもの探究心・向上心をくすぐります。

親が興味を持てないことでも、子どもの「好き」を応援するつもりで、たくさん子どもに質問してみましょう。

家庭内の雰囲気を明るく・楽しく

基本的なことですが、家庭内の空気が重くどんよりしていたら、子どもは何かに夢中になること、好奇心を維持することは難しいでしょう。

また学習面でも、親が笑顔で勉強を教えると学習能力がアップする、脳の海馬(記憶を司る部位)が活性化するといった結果が出るほど、親の笑顔や家庭の明るさは子どもに影響します。

家庭が明るく、平和な環境でこそ、子どもは安心して才能を発揮できるのです。

期待ではなく「信じる気持ち」が才能を伸ばす


子どもが夢中になれる何かを見つけ、それに邁進していると、「もっと高いレベルに行かせたい」「プロになれるのでは?」など、親の期待は膨らみます。

そして子どもは親を喜ばせたいという気持ちが強く、期待されることに敏感です。

親からの過大な期待は、言葉に表さなくても子どものプレッシャーになり、純粋な好奇心や探究心がしぼんでしまうことも…。

また反対に、「どうせ無理だろう」「途中でやめるに違いない」と過小評価して、必要なサポートをしないことも、子どもの可能性や伸び代を奪ってしまうことになりかねません。

親は子どもに「達成すべきレベル」を期待するのではなく、「うちの子は才能がある」「きっと大丈夫」と子ども存在や子どもの可能性を丸ごと信じることが大切です。

子どもにどんな才能があるのかは未知数です。

「レゴを作る時だけは食事も忘れて集中している」のも「好きなアニメのセリフを一言一句覚えてしまう」のも才能のひとつ。

有名になったりプロになったりしなくても、子どもの一生の趣味や生きがいにつながるかもしれません。

よい意味で「親ばか」になることで、子どもの才能と可能性をじっくり伸ばしてあげたいですね。

まとめ

・子どもの才能発見には、さまざまな幅広い体験をさせてあげることが大事。
・子どもが夢中になることにこそ、子どもの才能が隠されている。
・家庭の雰囲気を明るくし、親が子どもの好きなことを面白がっていれば、子どもは自分の好きなことに邁進しやすくなる。
・よい意味で「親ばか」になることも、時には大切。

(参考文献)
NHK すくすく子育て | どう伸ばす? 子どもの可能性
努力する子の育て方 | ピグマリオン効果の残念な真実と、そのこから学べること
ハピママ | 「うちの子、天才!」と思う“親バカ”の方が、子どもが賢くなる理由

記事一覧に戻る

よく一緒に読まれている記事

無料で非認知能力を測定できます!

バナーをタップすると体験版の測定が可能です。

みらぼ

非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

  • 非認知能力とは?
  • 非認知能力が必要とされる理由
  • 非認知能力を高める5つの理由
  • 非認知能力を高める方法

非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

  • 非認知能力とは?
  • 非認知能力が必要とされる理由
  • 非認知能力を高める5つの理由
  • 非認知能力を高める方法

ラージハート公式Facebook