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うちの子は友だちと協力できていない? 仲良くするために思いやりの気持ちを育てる方法

更新日: 2023.01.04
投稿日: 2022.04.22

親ならだれしも、わが子に対して「自分の気持ちだけでなく相手の気持ちをくみとり、友だちや周りの人に手をさしのべられるような子になってほしい」と思うもの。

友だちや周りの人と上手に関わることができるのは、5,6歳ごろといわれていますが、乳幼児期のうちから思いやりの心や協調性を育んでおくことで、「相手の気持ちがわかる子」の土台をつくることができます。

友だちと仲良く関わり、思いやりの気持ちを育てる方法について紹介します。

子どもは何歳頃から、友だちと協力できるようになるの?

友だちと協力しながら何かを達成したり、仲良く関わったり。

わが子のこんな姿を目にすると、親はとても嬉しい気持ちになりますよね。

そのいっぽうで、友だちに「貸して」と言われても貸すことができなかったり、遊びの中で友だちを攻撃してしまったりしている姿を見ると、「協調性が足りないのでは?」などと不安になることもあるでしょう。

子どもは、2、3歳くらいから、自分以外の周りの友だちを意識しはじめ、日々の生活の中で「人と関わる」経験を積み重ねていくようになります。

これらの経験を通し、相手の言葉や表情、身振りなどを見たり聞いたりして、

・相手が今何を感じているのか
・どんなことを考え、どうしたいか

など、相手の気持ちをよみとり、思いやりの心を学ぶことが少しずつできるようになっていきます。

そして、5、6歳くらいになると、友だちや周りの人と上手に関わることができるようになります。

ただし、この時期は心身の成長段階のため、

・モノの貸し借りをきっかけにケンカに発展してしまう
・自己主張ばかりして相手の子を泣かせてしまう
・友だちと協力しあって行動できず、一人でポツンとしている

などの様子が見られることも少なくありません。

親としては心配になりますが、「うちの子は友だちにやさしくすることができない」「周りの人と協力しあうことができない」と決めつけず、「そのうち上手に関われるようになるだろう」と、おおらかな気持ちで見守りましょう。

子ども同士のいざこざは、人間関係のトレーニングの場。

ケンカや仲たがいにいちいち口を出さず、よほど危険でない限り、子ども自身で解決させるようにしましょう。

友だちと仲良くする!友だちに優しくできる!親のサポートポイント4つ


友だちと仲良くしたり、友だちに優しくできたりするようになるための、親のサポートポイントを4つを紹介します。

家庭の中で言いたいことが言い合える関係を作る

〇相手の気持ちを想像するよう促す

〇友だちとの会話をロールプレイで練習する


〇親がさまざまな人と関わる姿を見せる

家庭の中で言いたいことが言い合える関係を作る

家庭というのは、いちばん小さな社会の単位です。

その中で、子どもは親にきちんと自分の気持ちや要求を伝え、親はそれらに誠実に答えることを意識し、言いたいことが言い合える関係を作りましょう。

家庭内で安定した関係が築けていることが基盤となり、友だちとも良好な関係を築く
ことにつながります。

相手の気持ちを想像するよう促す

いっしょにテレビをみているとき、絵本の読み聞かせをしているときなどに、場面に応じて「こんなことを言われた人はどう感じると思う?」と、相手の気持ちを想像させるような声かけを心がけましょう。

それにより、人を思いやる心が育ちます。

友だちとの会話をロールプレイで練習する

会話が苦手な場合は、親が友だち役になって、「お友だちごっこ」をするイメージで「仲間に入れて」「何して遊ぶ?」「⚪⚪️⚪️してごめんね」などの言葉を実際に口に出してやりとりしてみるとよいでしょう。

親がさまざまな人と関わる姿を見せる

子どもは大人(親)の姿を良くみています。

近所の人に挨拶したり、地域行事等に参加してさまざまな人と楽しく関わる姿をみて、子どもも周りの人と積極的に関わろうとするようになるでしょう。

公園遊び、習い事。さまざまな環境の中で、さまざまな経験を重ねよう!


友だちと協力したり、仲良くしたりなど、子どもの協調性を最も育みやすい場面が、集団行動の中です。

家庭や園・学校以外のさまざまな環境の中で人と関わる経験も、とても大切です。

公園に出かけてさまざまな年代の子どもと関わりながら遊ぶことで、人数割りやルール決めなどはもちろん、「メンバーが一人増えたときはルールをどのように変更していくか」など、さまざまなやりとりがあります。

これらを通して、協調性だけでなく、コミュニケーション能力や企画力などを自然と養うことができるでしょう。

また、野球やサッカーなどチームスポーツの習い事に参加することで、仲間と協力しながら勝利をめざしたり、集団の中で自分の役割を与えられたりするなかで、協調性が身についていくものです。

スポーツだけでなく、リトミック、グループ英会話などの習い事でも、集団で楽しく学びながら友だちと協力したり、仲良くしたりすることができるようになるでしょう。

協調性は、人との関係の中で身についていきます。友だちとじかに関わる直接体験を重ね、人間関係を学んでいきましょう。

まとめ

・友だちと仲良く関わる協調性は、2,3歳ごろから育まれる
・家庭の中で言いたいことが言い合える関係をつくることが大切
・友だちとじかに関わる直接体験を重ねていこう

編集部より

親としては、自分の子どもが友だちと仲良くしたり、協力し合ったりできているか気になりますよね?子どもの発達段階として、5,6歳から周りの子どもたちと上手く関わる力が身に付くことが分かりました。そして、その力を身に付けるためには、家庭のなかでの親子関係や家族以外の人たちと関わる経験がとても大切になります。たくさんの人と遊ぶ、関わるという経験を子どもにさせてあげましょう。

(参考文献)
・子どもが1週間で変わる親のこのひと言(羽多野ミキ著、三笠書房)
・小学生の伸びる脳は4月7月9月で決まる!(高濱正伸著、PHP研究所)
・ベネッセ教育情報サイト|遊びや家庭の中でもできる! お子さまが協調性を身につけるために保護者ができること!
・伸芽sクラブ 子育て&教育ひと言コラム|子どもの協調性を育てるために親が気をつけたいポイント」

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