Leifras SPORTS SCHOOL

非認知能力

運動会、音楽会、学芸会・・・子どもの行事、親はどう向き合う?

2021.09.24

運動会、音楽発表会、学芸会など、秋は学校行事が多いもの。

コロナ禍が続き、規模の縮小や時間の短縮などさまざまな工夫をこらしながら、開催に向け準備を進める学校が多いことでしょう。

この時期、子どもは本番に向けて頑張ろうという気持ちとは裏腹に、練習がうまくいかずストレスをかかえてしまうこともありますが、親の関わり方次第で、子どもの成長を促すことができます。

秋の学校行事に向けて頑張る子どもへの接し方や注意ポイントについて、非認知能力の視点もまじえて紹介します。

学校行事は子どもの非認知能力を育む絶好の取り組み


2学期は、期間が長いこともあり、多くの学校でさまざまな学校行事が行われます。

運動会、音楽会、学芸会、展覧会などが代表的なもので、子どもたちは、開催日に向け練習をしたり、作品を作ったりなどいつもの授業とは異なる活動を行います。

コロナ禍が続くなか、多くの学校において、地域の感染状況を鑑み対策を立てながら、活動を行っているようです。

そもそも、なぜ学校行事を行うのでしょうか?

文部科学省の学習指導要領によると、学校行事は、子どもたちの「生きる力」を養う特別活動のひとつとして位置付けられています。

ちなみに、特別活動の目標は、
「望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り,集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的,実践的な態度を育てるとともに,人間としての生き方についての自覚を深め,自己を生かす能力を養う」とあります。

それをふまえたうえで、学校行事の目標は、
「学校行事を通して望ましい人間関係を形成し,集団への所属感や連帯感を深め,公共の精神を養い,協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的,実践的な態度を育てる」とあります。

学校行事に関わることを通じて、コミュニケーション能力、やり抜く力、自立心、自己肯定感、課題解決力といった非認知能力を育むことが明らかであり、学校行事は「子どもの非認知能力を育む絶好の取り組み」といえるでしょう。

学校行事終了後は、さまざまな体験活動を通して気付いたことなどを振り返り,まとめたり発表し合ったりなどをすることで、学びを深めていきます。

学校行事、親はどう向き合い、サポートする? ポイント5つ


学校行事に向け、練習や作品づくりをがんばる子どもに対し、親はどう向き合えばよいのでしょうか。
以下、ポイントを5つ、紹介します。

〇練習の様子について話を聞き、子どもの気持ちを受け止める

〇自分の経験を子どもに話してあげる

〇疲れている様子が見られたら休ませる


〇子どもが達成できるような目標を設定する


〇子どもの「やる気」を受け止める

練習の様子について話を聞き、子どもの気持ちを受け止める

行事に向けてどんな練習をしているのか、自分はどんな競技に出るのかなどについて子どもが話してきたらじっくり聞き、「今日は⚪⚪️の練習をしたんだね。頑張っているね」などと子どもの言葉を受け止め、褒めてあげましょう。

自分の経験を子どもに話してあげる

自分が子ども時代の頃の、学校行事の思い出ばなしを子どもに話してあげましょう。

「ママは小学校のとき、かけっこが苦手でね。でも、腕をふる練習をしたら、3着になれて嬉しかったな」「音楽発表会のとき、すごく緊張しておなかが痛くなっちゃったんだ。でも、先生が『大丈夫だよ』と言ってくれて、頑張れたよ」など、ちょっとした成功体験を話すと子どもも安心し、「自分もがんばろう」と、気持ちを奮い立たせることができます。

疲れている様子が見られたら休ませる

緊張が重なり疲れた様子が見られたら、無理をさせずに休ませましょう。

「ふだんよりも甘えてくる」「ふだんよりもイライラしている」などの様子が見られる場合も同様です。

親子で絵本を読んだり、ゆっくりお風呂に入ったりなど、リラックスタイムを意識してつくることが大切です。

子どもが達成できるような目標を設定する

子どもの能力に対してあまりにも大きな目標を設定すると、「自分にはできない」と思い、不安や緊張を感じてしまうでしょう。

子どもと一緒に、達成できそうな小さな目標を考えることも大切です。

子どもの「やる気」を受け止める

「かけっこで1番になりたいから、走る練習をしたい」「もっと上手に歌を歌えるようになりたい」など、子どもが自ら「やる気」を見せてきたら、時間を見つけ、無理のない範囲で子どもと一緒に練習しましょう。

コロナ禍により、学校行事が縮小・中止になったら親はどう関わる?

コロナ禍が続き、感染状況によっては、学校行事は、
・ 規模を縮小して開催
・ 時間を短縮して開催
・ 延期、または中止
・ 開催するけれども保護者の観覧は禁止
など、さまざまな制限が生じるかもしれません。

一生懸命練習を重ねてきた子どもたちは、「せっかく練習してきたのに」と、落ち込んでしまったり、イライラをぶつけてきたりすることもあるでしょう。

そのときは、
「仕方ないでしょ。我慢しなさい!」とおさえつけるのではなく、
「本当に残念だね。ママも楽しみにしていたから、悲しいよ」など、子どもの気持ちを受け止め、共感しましょう。

共感することで、子どもの心は「親が気持ちを分かってくれている」「私はここにいていいんだ」という安心感に包まれます。

そのうえで、これまでの頑張りをほめ、「今できること」に精一杯取り組むことの大切さを教えてあげましょう。

もちろん、予定通り開催され、親も観覧できる場合は子どもを精一杯応援し、うまくできていたところ、頑張っていたところをたくさんほめてあげましょう。

まとめ

・学校行事の練習や作品づくりなどを通し、子どもの非認知能力を育むことができる
・学校行事と向き合う子どもを親はやさしく見守りましょう
・縮小・中止になったら子どもの気持ちに寄り添い、共感をしましょう

編集部より

2学期は、学校行事が目白押しの学期となりますね!
ですが…コロナ禍による緊急事態宣言や蔓延防止対策などが各地で実施され、学校行事がどのようになるか分からない状況かもしれません。
ですが、学校行事の練習を子どもたちがしている場合は、実施の可否に問わず、子どもたちが練習している、頑張っている!ということを受け止めて、褒めてあげながら、どう感じているかなどを聞いて、話してみましょう!
親は子どもに共感すると共に、ママ、パパの時代は「〇〇だったよ」、「〇〇に思っていたよ」など、自分の時代の話をしてあげ、今の時代とどう違うのかの話をするのも面白いでしょう!
子どもが学校で行事に対してどのような生活を過ごしているかなど話してみましょう!

(参考文献)
・文部科学省|学習指導要領/生きる力
・伸芽sクラブ|子どもが緊張する理由とは?親の上手なフォローの仕方を解説
・日経WOMEN|学校行事中止、受験への焦り・・子の気持ちどう支える

関連記事

非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

  • 非認知能力とは?
  • 非認知能力が必要とされる理由
  • 非認知能力を高める5つの理由
  • 非認知能力を高める方法

ラージハート公式Facebook