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非認知能力

年齢別・非認知能力を家庭で伸ばすヒント3つ

2021.01.29

子どもが将来生きていくうえで大切な力として注目を集めている「非認知能力」があります。

挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、問題解決力などといった、学校や塾などの学力テストでは図れない力で、「非認知能力を高めることが将来の成功につながる」ともいわれています。

「わが子の非認知能力を少しでも伸ばしたい」と思う親は多いものですが、子どもに対し、具体的にどのようなサポートを心がけたらよいのか分からない方も多いと思います。

子どもの「自分でできる!」を増やす5つの方法

家庭でできる、子どもの非認知能力を伸ばすヒントを年齢別に紹介します。

【0〜3、4歳頃】ていねいにやさしく子どもを育て、自己肯定感の土台をつくる

うまくいかないときにあきらめず、
「こうしてみよう」
「この方法がだめならあの方法でやってみよう」など目標を達成するまでがんばったり、がまんしたり、周りの人と上手に関わったりできる力である非認知能力は、乳幼児期から育むことができます。

「親はなにをしてあげればいいのだろう」と悩んでしまいますが、難しく考える必要はありません。

赤ちゃんの時から、わが子をていねいに、やさしく、温かく育てることです。

子どもはそれにより、「自分は愛されている、大事にされている」と肌で感じ、親や周りの人たちへの安心感や信頼感、自己肯定感を育むことができます。

これが、非認知能力の土台となります。

2、3歳になり言葉でコミュニケーションが図れるようになったら、子どもの個性を受け入れて尊重することが大切です。

「⚪⚪ちゃんは、こう思ったのね」「△△がしたかったのね」など、その場その場で子どもの気持ちに共感することです。

子どもとたくさん遊び、遊びのなかで失敗したら、「こうしたらどう?」などと励まし、自身の頑張りを持続させてあげるような関わりを心がけましょう。

 

【5〜6歳頃から】何気ない日常のなかでの声かけを意識する

周りが見えてくる5〜6歳くらいになってきたら、日々の何気ない日常の中に、非認知能力を意識してのばせる声かけのヒントがあります。

以下、3つ紹介します。

「プロセス」に目を向ける

大人はついつい「結果」だけを見てしまいがちです。

結果はもちろん大切ですが、そこに至るまでの「プロセス」に注目することも、非認知能力を高めるためには非常に大切です。

たとえば、子どもがハサミの刃の部分をもち、持ち手の部分を向けて渡してきたときです。

「刃を向けて渡すと危ないから、持ち手を前にしてくれたんだね」と、自分の行動の意味が意識できるよう、言葉にしてあげましょう。

うまくいかずに感情を高ぶらせているときは、適切なタイミングで声をかける

自分がやろうとしていることがうまくいかず、大泣きすることや、かんしゃくを起こしてしまうこともあります。

子どもがこのように感情を高ぶらせている“そのとき”は、周りからの声を受け入れることができません。

少し落ち着いたときを見計らい、「さっきは泣くほど悔しかったんだね。△△△はがんばったけど、⚪⚪⚪⚪が失敗したのが悔しかったんだね。次にうまくできるようにするには、どうしたらいいか考えてみようか」など、子どもが何をがんばり、何につまづいたのかをやさしい言葉で教えてあげましょう。

「今の自分」を客観的にとらえられるような声かけを

子どもが、少し頑張ればできそうなことに挑戦しているときは、その様子を見守りましょう。

困っているそぶりをみせたら、「今、どんな状態なの?」「⚪⚪️ちゃんはどうしたいの?」「ママは、なにをすればいいの?」と聞き、子どもが自分の状態を客観的に知ることができるようなお手伝いを重ねていきましょう。

これからの時代に求められるのは、「正解」ではなく「納得解」です。

新型コロナウイルスなどの疫病、地震や台風などの災害、AIの進化など、社会の変化を予測しずらい今は、VUCA(ブーカ)の時代(※Volantility(変動性)Uncertainty(不確実性)Complexity(複雑性)Ambiguity(曖昧性)の頭文字を合わせた合成語)と言われています。


ものすごいスピードで変化していく時代の中で、私たち親も、未来を生きる子どもたちも、「正解」が必要なのではなく、その場に応じて自分や相手と納得し合うことのできる「納得解」を見い出すことが必要となってきました。

ただし、「納得解」はあくまでも「納得解」ですので、ともすれば別の「納得解」が見出せるかもしれませんし、状況が変化すれば、その時々の「納得解」も変化していくでしょう。

間違うことを拒んだり恐れたりするのでなく、現状を受け入れ、「納得解」自体にも修正をかけることができる力が、私たちには必要です。

だからこそ必要になってくるのが、「非認知能力」です。

非認知能力を伸ばしていくために、さほど特別なプログラムは必要ありません。

「いつもの暮らし」の中に、非認知能力を伸ばすきっかけがたくさん埋め込まれています。

「いつもの暮らし」の中で非認知能力を意識し、わが子と向き合っていきましょう。

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まとめ

・赤ちゃん時代はやさしくていねいに育て、自己肯定感を育む
・2〜3歳頃は、子どもの個性を受け入れ、尊重する
・5〜6歳以降は、「プロセス」に目を向けた声かけを心がける
・「正解」ではなく「納得解」を導き出せるような関わりを

編集部より

非認知能力を高めるためには、それぞれの子どもの年齢に合わせた親の接し方があることが分かりました。
4歳ごろまでは、目標へチャレンジする力や認め、受け入れること、5~6歳ごろでは、結果ではなく何をしたかのプロセスに目を向けてあげると共に、子どもがどの様な感情でいるのかということをコミュニケーションを通して理解させることができ、子どもの自己肯定感が育まれることが分かりました。
変化の激しい時代になっていくからこそ、親は常に正解を子どもに示すのではなく、お互いが納得できる納得解をいつもの暮らしの中でコミュニケーションを通して導き出していきましょう。

(参考文献)
・自分と相手の非認知能力を伸ばすコツ(中山芳一著・東京書籍)
・育児情報誌miku|非認知能力って? どうしたら伸ばせるの?
・非認知能力の育て方(ボーク重子著・小学館)

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非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

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