Leifras SPORTS SCHOOL

コミュニケーション能力

園や学校で周りの意見を聞けない・・・周りの人を受け入れられる方法とは?

2022.05.27

園や学校、習い事などで、さまざまな人と関わりながら生活している子どもたち。

集団生活においてはルールや決まりごとが存在することもあり、それらが自分の思いと合致しないときに、自分の意見ばかり言ったり、周りの人の話を聞かずにかんしゃくを起こしたりなどの行動をとる場合があります。
それは、自分の感情や欲求をうまくコントロールするための自己管理力と言われる力が育っていないからです。

周りの人と良い関係を築き、豊かな人生を送るためにも、自己管理力を育てることは大切です。

今、親としてできることを考えてみましょう。

自分の意見ばかり言う、人の話を聞かないなど
園や学校でよくある子どもの行動

園児や小学生は、さまざまな感情を体験しながら自分なりに感情をコントロールしたり、自己管理力を身につけ始める時期です。

心身の発達過程において、家庭とは異なる場所での心細さや友だちとの関わりから、「自分の意見ばかり言う」「人の話を聞かない」など、わが子の気になる行動が見られ、心配する保護者の方も少なくありません。

この時期、園や学校でよくある子どもの行動は、以下の4つです。

〇自分の意見ばかり言う
〇人の話を聞かない
〇注意しても同じ行動を何度も繰り返す
〇順番を待てない

自分の意見ばかり言う

3〜6歳くらいの未就学期に多い傾向です。
この時期のコミュニケーションは、一方的に思ったり感じたりしたことを表現することが中心。

表現力が未成熟のため、子どもの性格や気質によっては「きつい言い方」と捉えられることもあります。

人の話を聞かない

自分の興味や好奇心が優先で、判断力が自己中心的な時期でもあるため、相手の立場や都合を理解することができないことも多いもの。

その結果、人の話を聞かず、自分中心で行動することもあります。

注意しても同じ行動を何度も繰り返す

この時期の子どもは、記憶力が未熟です。

一度注意した行動が、その瞬間は改善されても少し時間がたったり場所が変わったりすると、注意されたこと自体を忘れてしまい、同じ行動を何度もくり返すこともあります。

順番を待てない

時間の感覚が大人と異なるため、たとえば「あと10分」と言われてもどのくらい待てばいいのかイメージできず、かんしゃくを起こしたり、騒いではいけない場面で騒いでしまったりすることもあります。

これはOK?これはNG?
家庭で気をつけたい子どもへの関わり方

子どもの自己管理力を育み、周りを受け入れながら状況に応じた行動をとれるようにしていくためには、親は家庭でどのように関わればよいのでしょうか。

家庭でのいい例、わるい例について紹介します。

・子どもの目を見て話しかけ、子どもからの話を良く聞く
家庭で意識的に子どもの目を見ながら話すことで、子どもは「話を聞こう」という意識が芽生えるようになります。

子どもから話しかけられたときも、なるべく目を見ながら答えるようにすることで、「聞こう」とする前向きな気持ちや集中力を育むことができます。
・注意するときはわかりやすい言葉で手短かに
注意したいこと、禁止したいことは「⚪⚪⚪️はダメ!」ではなく「△△△にしようね」「×××にすればいいと思うよ」など、ポジティブな言い方でなるべく簡潔に伝えることで、子どもの心に響き、「自分はこうすればいいんだ」というイメージがわきやすくなります。
・決めつけず、長い目で見守る
園児や小学生は発達のペースや性格の個人差が大きいものです。
「この子は⚪⚪だ」と決めつけず、わが子のペースや個性を尊重し、長い目で見守る姿勢がする大切です。

・四六時中叱り、過去をむし返す
四六時中子どもを叱り、「まったくもう! 昨日もおとといも言うことを聞かなかったわね!」など、過去を振り返って責め立てるのはNG。終わったことをきつい言葉で蒸し返しても、子どもの心の中にはいやな気持ちしか残りません。
・周りと比べる
「⚪⚪ちゃんは先生の話がきちんと聞けるのに、どうしてあなたはできないの?」などと比べられると、マイナスの自己イメージができ、自己肯定感が低くなります。
・未来をなげく
「そんなに自分勝手なことばかりしていたら、大人になった時に困るわよ!」など、子どもの未来を否定するような言葉をかけると、子どもは自信をなくしてしまいます。

周りを受け入れられるようになると、子どもはどう変化する?

自分の意見を言うばかりでなく人の話を聞く力が育ち、周りを受け入れられるようになると、

・相手の話を集中して聞こうとする集中力
・相手の気持ちを推しはかろうとする創造力や共感力
・その場や状況に合わせた会話ができるコミュニケーション能力

が育まれ、集団生活を送るなかで、時には悲しい思い、くやしい思いを味わいながらもさまざまな感情と折り合いをつけることができるようになり、何事にもポジティブに、楽しく向き合えるようになります。

また、周りの人の話を良く聞いて内容を理解し、自分のものにしようとする姿勢を身につけた子は、勉強にも集中して取り組み、学力が自然と向上していくと言われています。

たくさんの試行錯誤を繰り返しながら、感情をコントロールする力、自己管理力を育むことができるよう、親子でいっしょに過ごす時間を大切にしていきましょう。

まとめ

・人の話が聞けないなどわが子の気になる行動は、心身の発達過程におけるもの
・わが子のペースや個性を尊重し、見守ることが大切
・周りを受け入れられる子は学力も向上しやすい

編集部より

周りの人の話を聞いていなかったり、意見が聞けなかったりする子どもに対して、親としては学校や園でも大丈夫なのか?と心配になることが多いと思います。
ですが、今回話が聞けないのは心身の発達過程であることが分かりました。
これを知ることができただけでも安心することができますね。
また、その上で話を聞けるようになるためのポイントも分かりました!
しっかりと子どもの話を聞いて受け入れることや伝える側としても分かるように伝えることが大切となります。
普段の生活の中で人の話や意見を聞ける力を身につけていきましょう!

(参考文献)
・子どもが1週間で変わる親のこのひと言(羽多野ミキ著、三笠書房)
・8歳までの子どもの脳にやっていいこと悪いこと(成田奈緒子著、PHP研究所)
・PHPのびのび子育て|子どもの成長に合わせた伝え方(大日向雅美:監修)
・PHPのびのび子育て|個性を伸ばしながら、人とうまく関われる子に(袰岩奈々:監修)

関連記事

非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

  • 非認知能力とは?
  • 非認知能力が必要とされる理由
  • 非認知能力を高める5つの理由
  • 非認知能力を高める方法

ラージハート公式Facebook