なぜか妻をイライラさせてしまう タイプ別「7人の夫」とは?
更新日: 2024.05.23
投稿日: 2022.11.08
妊娠・出産を経て子育てが始まり、家族の形や役割が変化してくると、シビアになってくる夫婦の関係。
そこには「何気ない夫の態度や言動」にイライラする妻と、「どうして?」「何が悪かったの」と呆然とする夫たち姿が透けて見えます。
今回は妻をイライラさせてしまう夫を7タイプに分別し、その特徴やプチ対処法をご紹介します。
もくじ
タイプ① 絶対にYESと言わない「否定夫」
「◯◯、面白そうだね」と言えば、「え?そう? 俺はそう思わないけど」
「今日こんなことがあって…」と言えば、「なんだそれ、くだらない」
と話の内容に関わらず、何に対しても頭ごなしに「いや」「でも」「何それ」と否定したがる夫は、妻のストレスの元ですよね。
反論することが信条の「否定夫」は、妻の話に対し素直に「うん」と言いたくないだけで、特に持論を持っている訳ではないのです。
「相談しても、いつもNOしか言わないから…」と勝手に話を進めてみたり。
「この前聞いたら、嫌だって言ってたから」と子どもと自分だけで旅行に出掛けてしまったり、時には荒療治をしてみては?
妻ペースでものごとを進めてみれば、ストレスは半減するかもしれません。
タイプ② “なんでもいいよ”が口癖の「他人ごと夫」
一見スマートで優しいように見える「君がいいようにすれば」「どっちでもいいよ」という、他人ごと夫。
休日の過ごし方から夕食のメニュー、帰省のタイミングや旅行の行き先など、家族でいれば決めなければいけないことは山ほどありますよね。
その「決定」という大仕事を妻に押し付けるのは、責任の放棄ともいえるでしょう。
妻がほしいのは明確な答えというよりも、「そうだね、どうしようか」と一緒に考えてくれる寄り添う姿勢。
他人ごと夫には、「次の旅行はパパ担当」「1週間の献立案、よろしく!」などとまるっと丸投げしてみましょう。
その代わり、夫が決めたことに妻の口出しは禁物。
夫から「どっちがいい?」と相談されたら、すかさず「どっちでもいいよ」と切り返してみたり…。
「決断って大変」と夫がわかれば、少しは「自分ごと夫」に変身するかもしれませんね。
タイプ③ 悪いのは俺じゃない「言い訳夫」
家事の手伝いを頼んでも「忙しいから」と、いつも後まわし。
仕事がうまくいかないのは「あいつが悪い」と人のせい。
最終的には「お前の言い方がさぁ」などと妻のところに矛先が向くことも…。
自分以外の「誰かが悪い」と思っている言い訳夫は、反省がないのでなかなか改善しません。
「パパと違って◯◯ちゃんの旦那さんって、忙しい忙しいって何もやってくれないらしいよ」
「何があっても人のせいにしている男って情けないよね。パパは違うけど」
などと、他人の例を出して「言い訳=情けない」という構図を認識させてみてはいかがでしょうか。
タイプ④ いつでもどこでも同じ反応の「無関心夫」
何を言っても、「へぇ〜」「そうなんだ」「大変だね」と心のこもらない返事を繰り返す無関心夫。
聞いてくれているのか…と思いきや、同じ話を何度かしてみても、すべて同じ反応。つまり話を聞いていない…。
非常にイライラしますが、これは「結論を聞きたい傾向のある夫(男脳)」と「経緯や感情も含めて話したい妻(女脳)」の違いに原因があるのかも。
男性は「結論が見えない」と思うと、急に関心がなくなるため、話す順序なども大切です。
そんな夫には、
・愚痴は女友達に、相談や家族に関わることは夫、など用途を分ける。
・話すときは静かな環境を整え、夫婦のスマホを別室に置くなど改まった雰囲気で。
・1回の話には、1つのテーマのみに絞る。
などの工夫をしてみましょう。
それでもダメなら妻判断でものごとを進め、「報告したけど聞いてなかった?」「“いいよ”って言ってたよ」と自分の態度を鑑みるよう促すのも手ですね。
タイプ⑤ 妻の気持ちとズレズレ「的外れ夫」
愚痴を聞いてほしいだけなのに、「それは◯◯で解決するな」「お前も悪いぞ」と観点のズレたアドバイスをしてきたり。
「子どもは任せて」というくせに、動画やゲームばかりで相手をしていなかったり。
妻の気持ちとズレているのに自己肯定感が高く、「俺ってデキる夫」「子育ても手伝うイクメン」と勘違いしている夫はその存在自体が妻のイライラの原因に。
せっかく気持ちよく動いているのに、冷や水をかけるようなことは言いたくないし…だからと言ってさらに調子に乗らせるのもちょっと…と育児中の妻の悩みはさらに深まるばかり。
現在進行形で夫が動いているときは、とりあえず静観して、夫婦の時間や落ち着いているときに
「子どもにはなるべくテレビやゲームではなく、パパと遊ぶ時間を持ってほしい」
「私の話にはアドバイスではなく、ただ愚痴を聞いてほしい」
などと正直に話してみましょう。
もともと「役に立つことをしたい」「助けになればいいな」という気持ちが根底にある人が多いので、ズレをうまく修正してあげれば、素敵な夫になる可能性を秘めています。
タイプ⑥ 常に自分は高見の見物「棚上げ夫」
口を開けば同僚や上司、友人などを馬鹿にしたり悪口を言う。
妻がミスをすると「だから言っただろう」とすべて妻のせい。
自分の間違いが露呈しそうになると、「知らなかった」「◯◯が言ってた」などと逃げる。
自分のことは棚に上げて、人をあげつらうことが得意の棚上げ夫。
でもそれは自信のなさの裏返し。人を下に見ることで、ギリギリのプライドを保っているのかもしれません。
ここで妻も頭に血を上らせて反論しては、棚上げ夫と同じレベルに落ち込みます。
ここは心をそっと閉じて、「へぇ〜」「ごめんね〜」「そうかそうか」とロボットのように感情を込めず、一辺倒の返しに終始してみましょう。
無感情で定型文の反応しか返ってこないとわかれば、少しは自分の棚上げ態度を省みるかもしれません。
タイプ⑦ 口を開けば嫌味ばかりの「口出し夫」
妻が新しい服を買えば「似合わないんじゃない?」「(そんな細い服)入るの?」と嫌味を言う。
料理を作れば「味が薄い」「(おかずは)これだけ?」と文句ばかり。
「最近、太った?」「新しい髪型、イマイチだね」などの容姿に対して口を出す。
本人は冗談やコミュニケーションのつもりのこともあるようですが、受け取る妻は傷つくいっぽう。
口出し夫は妻の反応を面白がっている部分もあるので、ここは徹底してスルーしてみましょう。
ディスり発言を無視するだけでなく、夫からス〜っと離れて距離を置けば、さらにストレスも軽減されます。
相手を変えるより、「スルーできる自分」になろう
なかなか埋まることのない男女の溝ですが、相手の性格を変えようと躍起になっても、徒労に終わることが多いでしょう。
イライラは美容にも悪く、精神的にもダメージが大きいだけに、なるべく軽くいなしたいもの。
ここは自分の態度や考え方を変えて、少しでもストレスを軽くする方が賢い選択かもしれません。
「夫を根気よく育てるデキる妻」「どんなディスりも軽くいなす賢い妻」を演じるつもりで、自分を励ましつつ、今日もイラつかせ夫をスルーしていきましょう!
(参考文献)
・All About | 妻を怒らせた地雷ワード・夫の失言10パターン
・Genki Mama | 【夫にイライラ】子育てでストレスが溜まるパターン〜アンケート編〜
・NHK | クローズアップ現代「妻が夫にキレるわけ〜2800人の声が語る現代夫婦考〜」