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非認知能力

Withコロナの時代。強くしなやかな子に育てるために

更新日: 2023.04.12
投稿日: 2020.07.30

コロナ禍を生きる子どもたちは、私たち大人と同様、これまでにはない生活様式を模索しながら新しい生き方を見つけていく必要があります。

このような中で求められるのは、自立心と、困難や逆境の中にあっても心が折れることなく、状況に合わせて柔軟に生きようとする「レジリエンス」です。

レジリエンスとは、「精神的回復力」「復元力」「逆境に強い」などを意味する心理学用語で、「未来に向けて最も強化すべき能力のひとつ」としても注目を集めています。

自立心とレジリエンスを高め、強くしなやかな子に育てるためのヒントを紹介します。

自分の力で自分の人生を生き抜く力〜「自立心」と「レジリエンス」

新型コロナウイルス感染症予防対策による休園・休校が解除され、少しずつ日常が戻りつつあります。

しかし、新型コロナウイルス感染症の流行前と後では、これまでの「あたりまえ」が「あたりまえ」でなくなりつつあり、私たち大人の仕事の仕方はもちろん、ライフスタイルが大きく変化していくことが予想されています。

子どもも同様です。園や学校との関わり方、先生や友達との関わり方、学習の仕方、習い事との関わり方など、自分の周りをとりまくさまざまな環境が変わっていくでしょう。

コロナ禍を生きる子どもたちが大人になる頃、世界はどのように変わっているのでしょうか。

子どもたちは、未来の予測が難しいこの時代の中で、新しい生き方を模索していかなければなりません。

こんな時代だからこそ、失敗しても自分の力で困難を乗り越える自立心、状況に合わせて柔軟に生きるレジリエンスは、自分の人生を自分で生き抜くための大きな力となります。

子どもの「自立心」「レジリエンス」を育むために心がけたいこと4つ

子どもの自立心、レジリエンスを育むために心がけたいことを紹介します。

「自分のことが好き」と思える土台をつくる

子どもは「自分のことが好き」という感覚が根づいていると、困難な状況に直面したときでも簡単にあきらめず、ふんばることができます。

親から「⚫⚫ちゃん大好きだよ」と言われたり、ハグされたりなど、子ども自身が「親からとことん愛された」という実感を持つことで、折れないしなやかな心を育てることができます。

上から「叱る」よりも、信頼して見守る

「わが子が将来困らないように」と思うと、しつけが厳しくなり、ちょっと失敗しただけで「何度言ったらわかるの」「だめね」などと叱りつけてしまいがち。

それにより、子どもは「自分は悪い子なんだ・・」と、自己否定感を抱いてしまいます。「あなたなら大丈夫」「きっとできるよ」など、子どもを常に信頼して見守ることで、自立心が養われます。

子どもが自分で企画したり計画をたてたりする時間を与える

親が目先の結果にこだわって「⚪⚪しなさい!」などと一方的に指図したり、先に答えを教えてしまうと、子どものやる気や自立心はいっこうに育ちません。

勉強でも遊びでも、子どもが自分自身で考えたり、企画して工夫しながら計画をたてる時間をたっぷり与え、行動させることで、自立へと導くことができます。

「嬉しい!」「楽しい!」という幸せな感情をたくさん味わう体験を


幼児期に、子ども自身が「嬉しい!」「楽しい!」といった幸せな感情をたくさん味わっておくと、つらいことや困難なことがあっても「またあのときのような楽しい気持ちを味わいたい!」というような“立ち直る力”を自然と身につけることができます。

親子で心が豊かになるような体験を重ね、幸せな感情を積み重ねていきましょう。

親自身も、日々の暮らしにゆとりを持つことが大切

子どもの自立心、レジリエンスを育むためには、子どもだけでなく親自身も、日々の暮らしにゆとりを持ち、心を豊かにする時間をもつことが必要です。

コロナにより、働き方やライフスタイルが大きく変わりつつありますが、その波にまきこまれてしまうと自分自身を見失い、結果的に子どもの成長を妨げてしまう場合もあります。

まじめで教育熱心なお母さんほど、「こんな時代だからこそ、子育てで手を抜かないように」と考えてしまいがちではないでしょうか。

しかし、完璧をめざそうとすると、子どもの「できないところ」ばかりに目が向いてしまい、イライラして子どもに当たってしまうこともあると思います。

「この子にはこうしなきゃ」などと決めつけず、わが子の「個性」をおおらかに受け止めましょう。

忙しい日々の中、毎日5分でも10分でも、深呼吸する、本を読む、アロマをたくなど、自分の時間をもつことでも、心の平和を取り戻すことができます。

心が平和になると、「今日のお月さま、きれいだね」「鳥が鳴いているね」など、ちょっとした発見に幸せを感じることができます。

子どもといっしょに見たり聞いたりして会話を重ね、幸せな感情の共有を重ねることでも、生きて行く強さや、心のしなやかさを育むことができるでしょう。

まとめ

・ これからの時代に必要なのは、自立心とレジリエンス
・ 無条件の愛情が、子どもの自己肯定感につながる
・ 親子で「楽しい!」「嬉しい!」と思えるような体験を重ねよう

編集部より

「未来に向けて最も強化すべき能力のひとつ」として自立心とレジリエンスが注目を集めています。
今後、子どもたちが生きていく上でたくさんの変化や困難があるかと思います。
そのような状況でも乗り越え、自分らしく生きていくために必要な能力と言えます。
大人である私たちが子どもたちの将来に必要な能力を伸ばしてあげることが大切です。

(参考文献)
自分でやると言える子に育てる本(著者:竹内エリカ)
PHPのびのび子育て〜心の発達を知って強くしなやかな子に(渡辺弥生 監修)
育児情報誌miku〜レジリエンス 立ち直る力の育て方(諸富祥彦 監修)

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