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寒い季節に子どもの体を温めるためにできること

更新日: 2024.10.21
投稿日: 2024.10.25

寒い季節に子どもの体を温めるためにできること

猛暑だった夏も終わり、急に朝晩が冷えこんできました。

急いで冬掛けの布団を出したお宅も多いのではないでしょうか。

秋冬の寒い季節、特にスポーツを頑張るお子さんにとって、体温を保つことはとても大切です。体が冷えると、免疫力が落ちる、体力が奪われやすい、ケガや病気のリスクが高まるなどの症状が見られます。

保護者の皆さんも子どもたちが快適に過ごせるように、外側からの防寒対策や体を内側から温める食事の工夫を考えたいですよね。

こちらの記事では、外側からの防寒対策、体を内側から温める食材や飲み物、そして簡単なレシピをご紹介します。

1. 防寒対策:外側から体を温める工夫


寒い季節、特にスポーツを頑張るお子さんにとって外側からの防寒は非常に重要です。

体温を保つためには温かい肌着を選ぶこと、首や手首や足首を温める服装を選ぶのがポイントです。

季節にあった肌着を着る

肌着には春夏に体温を逃す働きをする素材のものと、秋冬に体温を逃さない、保ってくれる素材のものがあります。

これからの時期は吸湿発熱素材(ヒートテックなど)を使用し、運動中にかいた汗で冷えないよう体温を保つ素材の肌着をきることが大切です。

汗をかいた後も暖かさを維持し、快適さを保ちます。もちろん、汗はタオルなどでその都度拭きましょう。

体の3か所の『首』を冷やさない

体の3か所の『首』は、顔の下の首、手首、足首です。首を温める服装はマフラーやネックウォーマーなどを、手首は手袋、保温性のある汗拭きリストバンドもおすすめです。足首は丈の長い靴下を履くようにしましょう。

重ね着をする

重ね着も防寒効果を高め体を温めてくれます。

肌着の上に薄手の長袖、またはトレーナー、そしてフリースやダウンジャケットなどの保温性の高いアウターを着ることで、冷たい風や気温の低下から体を守ります。

また、野球やサッカーなど外での活動が長時間にわたる場合には、使い捨てカイロの利用もおすすめです。腰や背中、ポケットにカイロを入れることで、体の芯から温めることができます。特に足の裏に貼るタイプのカイロは、靴の中でも活用できるので、寒さをしっかり防いでくれます。

使い捨てカイロを使用する際には、低温やけどに気をつけましょう。

最後に、外から帰ってきた後の体温ケアも重要です。寒い外から温かい室内に戻った際は、温かいシャワーやお風呂で体全体を温めて、冷えをしっかり解消することを心掛けましょう。

2. 内側から体を温める食材をとり入れる


体を内側から温めるには、日々の食事に「体を温める食材」を積極的に取り入れることがポイントです。特に寒い季節は、血行を促進し、体を芯から温める食材を使った料理が効果的です。体を温める食材で代表的ものは、生姜とにんにくです。

生姜やにんにくは血流を良くし、体の冷えを解消する効果があります。

生姜

生姜には体を温める成分が2つあります。

1つはすりおろした生姜などを温かいお味噌汁などに入れるように、火を通さない生姜を使う場合。

生の生姜に多く含まれるジンゲロールには血の巡りを良くし、一時的に体温を上げ発汗を促す効果があります。

目覚めてすぐ、もしくは長時間外にいて体が冷え切ってしまったときなど、急いで体温を上げたいときには生のままの生姜をスープなどに入れて食べるのがおすすめです。

2つめの成分はジンゲロールが加熱されることで変化した成分であるショウガオール

ショウガオールは急激な体温の上昇ではなく、ゆるやかに長時間体温を上げてくれる効果があります。お味噌汁など作るときに具材のひとつとして生姜を入れておくと、温まった生姜が(ショウガオールが)、緩やかに体温を上げてくれます。

鶏団子を作るときにすりおろしの生姜を入れて生姜入りの鶏団子スープを作ると、温かいスープの中に生姜の風味が効いており、運動後の体をしっかり温めてくれます。

《保存方法》

生姜の保存方法を2種類ご紹介します。

◎生姜をスライスして清潔な瓶にいれる。

焼酎をたっぷり注いでおくことで長期間保存が可能です。なかなか1回購入しても使いきれない場合が多いかと思いますので、腐らせないよう上手に保存していつでも使えるように常備しておきましょう。焼酎に漬けた生姜は火を通すことでアルコールは飛びます。お子さんの場合は特に、焼酎漬けの生姜を生で食べることはやめましょう。

◎すりおろした生姜を冷凍する。

すりおろした生姜をジッパー付き袋などに入れて薄くのばし冷凍しておくのもおすすめです。薄くしておくことで、使いたい分量だけポキポキと折って使うことができます。

にんにく

にんにくにも生姜と同様に、血流をよくし体温を上げる働きがあります。にんにくの香りの成分であるアリシンは香りをかいだだけでも体温が上昇し、食べると血流や代謝がアップします。

炒め物や肉の煮込み、ガーリックスープなどににんにくを取り入れてみてください。あまり量が多いと嫌がるお子さんもいますので、少しづつ使用して辛味を感じない程度に調整して毎日の食卓に取り入れてみましょう。

《保存方法》

にんにくも生姜と同様にすりおろしてジッパー付き袋にいれ冷凍がおすすめです。皮をむき、芯を取ったものをそのまま冷凍でも使いやすいです。

冬に旬を迎える野菜類

冬に旬を迎える野菜は体を温める効果があるものが多いです。

特にかぼちゃやにんじんは体を温める効果が高く、ビタミンや食物繊維も豊富です。

かぼちゃのポタージュや、にんじんのきんぴらなどは、栄養価が高い上に温かく、運動後の疲労回復にも役立ちます。かぼちゃのポタージュには、もちろんにんにくを少量でも使用して相乗効果を高めましょう。

さらに、ごぼうやれんこんといった食材も血行を促進し、体を内側から温めてくれる食材です。これらの食材を使った根菜の煮物やきんぴらは、お弁当にも入れることができます。

シナモンなどのスパイス

スパイスの効能は、香り、辛味、防腐の役割が良く知られていますが、中でもシナモンは体を温めるスパイスとして知られています。

シナモンは紅茶やホットミルクに加えるだけで簡単に取り入れられ、リラックス効果、抗炎作用も期待できます。シナモンを入れて煮た煮りんごや、シナモン風味のフルーツジュースやバナナジュース、スムージーは、お子さんの補食やおやつとしてもおすすめです。

発酵食品

納豆や味噌などの発酵食品には体の代謝を良くする酵素が入っているため体温や免疫力を高めてくれます。また腸内環境を整える効果もあります。

醤油、漬物、チーズやヨーグルトなど取り入れやすい発酵食品をぜひ毎日取り入れてみてください。

これらの体を温める効果のある食材を普段の食事に積極的に取り入れることで、寒い季節でもお子さんも、もちろん保護者の皆様も元気に過ごせるよう体作りをしていきましょう。

まとめ

・内側と外側の両方から防寒対策をする
・生姜やにんにくなど体を温める食材を取り入れる
・首、手首、足首の3つの首を冷やさないように意識する

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監修者プロフィール

阿部 優(アベ ユウ)

陽だまりきっちん料理教室代表 スポーツジュニア食育コンシェルジュ主宰

コメント

スポーツを頑張る子どもを持つ母親として、子どもたちの体つくり、怪我予防、健やかな成長に欠かせない大切なことを 広く伝えていくべく活動をしています。保護者の皆様がお子さんの一番のサポーターとなれるよう、お子さんの成長を末長くサポートできるよう、「お母さんが、無理をしない」をモットーに掲げて 毎日のごはん作りはもちろん、2018年からはスポーツを頑張るお子さんをお持ちのお母さんの個人サポートに取り組んでいます。

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