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子どもも楽しめるスポーツ観戦!バスケットボールワールドカップも開幕

更新日: 2023.08.21
投稿日: 2023.08.22

2023年8月、FIBA(国際バスケットボール連盟)主催のバスケットボールワールドカップが日本で開催されます。

バスケットボールの競技人口は世界で約4.5億人、これは世界で1位2位を争う人数です。

日本では2016年からプロリーグが発足し、バスケットボール熱は年々加熱しています。

今回はバスケットボール・ワールドカップに向け、その概要や楽しみ方、Bリーグの歴史などを解説していきます。

*文中の日本代表・ネイスミストロフィーの写真はすべてFIBA.BASKETBALLより

バスケットボールワールドカップが日本で開催!


今回は史上初の3カ国開催で、予選リーグはフィリピン(マニラ)、インドネシア(ジャカルタ)、日本(沖縄)の3ヶ所で、決勝リーグはフィリピンで行われる予定です。

今回で19回目を迎えるバスケットボールワールドカップについて、基本データや概要をおさらいしましょう。

2023年FIBAワールドカップの概要

1950年から4年ごとに開催されているFIBAバスケットボールワールドカップ(FIBA Basketball World Cup)は、今年で19回目を迎えます。

2010年までバスケットボール世界選手権(FIBA World Championship)という大会でしたが、2014年からワールドカップに名称変更になりました。

バスケットボール世界一を決めるこの大会は、アフリカ・アメリカ・アジア&オセアニア・ヨーロッパの各大陸から80カ国の代表チームが予選を争い、勝ち抜いた32カ国のチームがワールドカップに出場します。

予選を勝ち抜いた32カ国を8グループ(A〜H)に分け、1次ラウンドで16チームに絞り、2次ラウンドで戦ち残った8チームが決勝トーナメントに進みます。

優勝国には、バスケットボールの発案者・ジェームス・ネイスミスにちなんで作られた「ネイスミス・トロフィー」が贈られます。

このトロフィーは大会の約3ヶ月前から出場国を巡ります。日本には7月15日〜27日、北海道から沖縄までトロフィーが各地を縦断します。

日本代表チーム(男子)の実績


日本代表チームが世界大会に初出場したのは、1917年、東京開催の極東選手権競技大会。

1960年代は世界大会の常連国として活躍し、FIBAアジア選手権で優勝(1965年・1971年)するなどアジアの上位国でしたが、その後は他国のレベルが上がったことにより苦戦し、世界大会への出場も果たせない期間が長らく続きました。

しかし2016年にBリーグ発足後は、各チームで活躍する選手が代表メンバー入りしたり、NBAで活躍する日本人選手が合流するなどしてチーム力が格段にアップ。

それを証明するかのような歴史的な快挙を成し遂げます。

2018年、ワールドカップの一次予選で予選敗退目前だった日本は、強豪・オーストラリアを相手に79対78と激戦を制し、その勢いで予選突破を果たしました。

オーストラリアはリオ・オリンピックで4位、東京オリンピックでは銅メダルを獲得するほどの強豪であり、このニュースは世界を驚かせたのです。

試合日程

ワールドカップ1次ラウンドは8月25日(金)〜30日(水)。

グループA・B・C・Dはフィリピン2ヶ所で、グループE・Fは沖縄、グループG・Hはインドネシアで試合を行います。

日本はグループEで、ドイツ・フィンランド・オーストラリアと同グループ。

日本代表の予選日程

8月25日(金) 対 ドイツ 21:10〜
8月27日(日) 対 フィンランド 21:10〜
8月29日(火) 対 オーストラリア 20:10〜

2次ラウンドには各グループの1〜2位が進出し、8月31(木)〜9月3日(日)の日程で1次ラウンドと同じ開催地で戦います。

そこから各会場の上位2カ国、つまり8チームがフィリピン・マニラで行われる決勝トーナメントに進み、9月5日(火)〜10日(日)まで戦って世界一のチームを決めるというスケジュール。

1次ラウンドから2次ラウンドに進めなかったチームは、その後17〜32位の順位決定戦に出場します。

Bリーグってなに? 日本のプロバスケットボールリーグを知ろう!


2016年の秋に発足した日本のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」。

バスケットボールの歴史を考えると、「え?そんな最近?」と思う人もいるでしょう。

実は日本のプロバスケットボールのリーグができるまで、長く険しい道のりがありました。

ここでは、その歴史や現状について紹介します。

日本のプロバスケットボールの歴史

日本のバスケットボールリーグは、1967年、企業に所属する実業団リーグとして誕生しました。

その後、1990年から大ヒット漫画『スラムダンク』の連載が開始されたり、アメリカのスーパースター選手による「ドリームチーム」の活躍などを受け、日本でもバスケットボールの人気が沸騰し、プロリーグ創設の気運が高まりました。

そして2001年に「JBLスーパーリーグ」が誕生しましたが、その実態はチームを所有する企業の力が強く、収益化もできない「実業団の強豪リーグ」の域を出ないものだったのです。

「実業団ではなく、プロとして活動したい」と考えたいくつかのチームは、2004〜2005年にかけて次々とJBLから脱退し、新たにbjリーグという新しいリーグを立ち上げます。

これにより日本のバスケットボール界は、

・経済力も実力もあるけれど人気は今ひとつの「JBL(のちにNBL)」
・エンタメ性は高く人気はあるが経済力のない「bj」

という2つのリーグが対立しながら存在する形になりました。

しかしこれが「戦力の分散」や「競争力の低下」を招くという理由で、国際バスケットボール連盟(FIBA)から統合するように注意を受けます。

しかし6年経っても統合にめどが立たず、2014年、とうとうFIBAからオリンピック予選など国際大会への出場を禁じられてしまいます。

この処分を受け、サッカーJリーグ発足を成功させた川淵三郎氏をチェアマンに迎え、難題だったリーグ統合を経て2016年の秋、Bリーグが正式に始動しました。

Bリーグの由来とは?

Bリーグの正式名称は、Japan Professional Basketball League(JPBL)。

「B」は誰にでもすぐ覚えてもらえるよう、バスケットボールのBを表しています。

また「Boys, be ambitious」のように無限の可能性を秘めた「be動詞」のBでもあるといいます。

Bリーグはエンターテイメント性を追求し、世界に通用する選手やチームを輩出することを使命に誕生したリーグなのです。

現状のチーム数

現在、Bリーグには「B1」「B2」「B3」という3つのリーグがあります。

B1とB2にはプロチームのみ所属し、B3にはプロとノンプロのチームが混在しています。

チーム数はB1に24チーム、B2に14チーム、そしてB3には17チーム、合計55のクラブが所属しています。

またB1リーグのチームは「東地区(8チーム)」「中地区(8チーム)」「西地区(8チーム)」の3地区に分けられ、B2リーグは「東地区(7チーム)」と「西地区(7チーム)」に2地区に分けられており、B3リーグに地区分けはありません。(2023年7月現在)

それぞれのリーグ内で優勝を争い、B1リーグの上位チームでその年の優勝チームをトーナメント戦で決定します。

入れ替え戦や年間成績によってチーム入れ替えがあるので、B1・B2・B3の所属チームは毎年変わるのも特徴です。

Bリーグ以外の日本のプロリーグは?

現在、日本には数々のスポーツのプロリーグがあるので、紹介しましょう。

野球 日本野球機構【NPB】

日本のプロスポーツリーグのなかで、もっとも歴史が古く集客も多いNPB。1920年に日本運動協会としてプロ野球が開始され、1936年には日本初のプロ野球リーグ「日本職業野球連盟」が設立。これが日本初のプロリーグとなりました。セントラルリーグ(6チーム)、パシフィックリーグ(6チーム)、合計12チームが毎年3月末〜10月にかけて143試合(1チームにつき)を戦います。

サッカー 日本プロサッカーリーグ【Jリーグ】

1993年にたった10クラブ(オリジナル10)からスタートしたJリーグは、2023年現在、J1は18クラブ、J2は22クラブ、J3は20クラブが所属するリーグとなりました。Jリーグの「J」はJapanの頭文字であり、発足当初は「Jリーグ」「サポーター」などの言葉が流行語大賞に選ばれるほどの一大ブームを巻き起こしました。J1所属のクラブは年間の年間試合数は34試合となります。

卓球 【Tリーグ】

アマチュアとプロが混在する日本の卓球セミプロリーグ・Tリーグは、2018年秋に開幕。現在、男子・女子ともども6クラブずつ所属し、9月〜3月にかけて全102試合を行います。リーグ1・2位のチームがファイナル戦を戦うプレーオフがあり、そこで勝ったチームが優勝です。各チームには世界ランキング10位以内相当の選手が必ず1名所属することが義務付けられています。

子どもも楽しめるバスケットボール観戦


細かなルールはあるにせよ、バスケットボールは「ボールをゴールにたくさん入れたチームが勝ち」という単純なルール。

ルールが子どもにもわかりやすく、ゴールシーンが多いので親子で盛り上がれるスポーツです。

ここではバスケットボール観戦に関して、少し解説していきます。

バスケットボールのルール

バスケットボールは1チーム5人編成、2チームで戦います。

ボールをチームメイトにパスしたり、ドリブルをしながらゴールに迫り、時間内により多くのゴールを決めた方が勝ちです。

1試合で交代できる人数は、コート上の5人を含めて10〜15人までですが、回数の制限はありません。

Bリーグではクォーター制が取られており、1クォーター10分を4回行います。

第1と第2クォーターの間、第3と第4クォーターの間のインターバルは2分、第2と第3クォーターの間のハーフタイムは15〜20分です。

5人のプレーヤーは、それぞれポジションや役割が大まかに決まっていますが、基本的には自由にどこにでも動いてよく、誰がシュートを打ってもOKです。

ポジションは以下のとおり① ポイントガード(PG):チームの動きを決め、指示を出す司令塔の役割。
② シューティングガード(SG):長距離のシュートを決める、ポイントガードの補佐的な役割も。
③ スモールフォワード(SF):ドリブルで切り込む、長距離シュートを打つなど広い攻撃力を持つ。
④ パワーフォワード(PF):主にゴール下の四角いエリアでリバウンドやシュートをする役割。
⑤ センター(C):ゴール下でリバウンドやディフェンスをする、体の接触が多いポジション。チームの大黒柱。


「ボールを持ったまま3歩以上歩く(トラベリング)」や「ボールを持った人を叩く、引っ張る、ぶつかるなどの行為(ファウル)」などの反則行為を行った場合、相手ボールになったり、相手がシュートを打てたりといったペナルティが課されます。

Bリーグ観戦が楽しめるワケ

ますます人気が高まっているBリーグ観戦ですが、その魅力や人気の秘密はどこにあるのでしょうか。

まとめてみました。

● エンターテイメント性が高い

アリーナに行くと驚くのが、来場者を楽しませるために行われる試合前パフォーマンスのエンターテイメント性の高さ。炎が高く上がる演出やプロジェクションマッピング、飛行船を飛ばす演出などライブショーのような演出もあります。それぞれの会場での雰囲気を楽しんでください。
● ルールがわかりやすい

とにかくボールがゴールに入ったら得点、というメインのルールだけわかっていれば十分に楽しめる。細かなルールは少しずつ覚えればOK!
● スピーディな試合展開

攻守がめまぐるしく交代し、ゴールの数も多いので、初心者でも飽きる時間がないほど展開がスピーディ。
● 屋内で楽しめる

天候に左右されず雨でも楽しめるのがバスケットボール。屋外スポーツに比べ、「熱中症予防」や「寒さ対策」などの準備や対応が不要なのも嬉しい。
● 臨場感がある

選手までの距離が近く、白熱したプレーも間近で見られて臨場感が満載。ボールがネットを揺らす音や靴が床を鳴らす音なども聞こえ、まるで自分もプレーヤーの一人になったかのような興奮がある。

親子で一緒に!お家でバスケットボール観戦


「アリーナで観戦したいけど、子どもがまだ小さくて…」「観たことがないので、まずはテレビで」という人も多いでしょう。

でも大丈夫! バスケットボールはテレビでも十分にエキサイトできるスポーツで、会場に行かなくても十分楽しめます。

ここではバスケットボールのお家観戦時のメリットやポイントを紹介します。

◯ 解説つきで観戦できる

◯ 選手のプレーが見やすい

◯ 子どもの集中力が途切れてもOK

◯ SNSも同時にチェックする

解説つきで観戦できる

テレビやケーブルテレビでバスケットボールを観戦すると、実況や解説者のコメントを聞きながら観戦できるのもメリット。

「今のプレーはココが凄い!」「この選手はこれが得意技」など、豆知識も織り込まれて、初心者ならより観戦を楽しめるでしょう。

専門家の意見や豆知識を知ることができるうえ、ファウルの理由などをいち早く説明してくれるので、試合展開を理解しやすくなります。

選手のプレーが見やすい

アリーナで観戦していると、ちょうどゴールの場所が人と重なっていたり、特に子どもは背が低いので見にくいケースが出てきます。

しかしテレビで観戦していれば、常にボールを追うことができ、ゴールシーンを最高のアングルで見られますね。

また録画機能があれば、「あのシーンをもう一度見たい」と何度も繰り返して感動シーンを味わうこともできます。

子どもの集中力が途切れてもOK

好きなスポーツといえども、1時間もの間、子どもが集中力を持続するのは難しいこともあるでしょう。

そんな時、お家観戦ならおやつを食べたり、体を少し動かしてみたり、気分転換をすれば気持ちの切り替えができます。

この時、「ちゃんと見て」「集中しなさい」と観戦を無理強いするのはやめましょう。

バスケットボールの印象が悪くなるだけでなく、スポーツ観戦が窮屈で楽しくないというイメージが根付いてしまうかも…。

大人が夢中になって見ていたら、「面白そうだぞ」と自然に子どもたちもスポーツ観戦に興味を持つはずです。

SNSも同時にチェックする

試合中は、SNS上でもファンの書き込みが盛り上がります。

いいプレーが出たり、ゴールを決めたり、大事な場面でファウルになったり…「やった!」「がんばれ!」「どうした!」とまるで試合会場にいるような臨場感が味わえること間違いなし。

また最近は、各クラブが名場面を短い動画にまとめてYouTubeやインスタで発信しているので、お目当てのチームがあればフォローするのもおすすめ。

背が高くてイケメンの選手も多いので、親子で推し活をするのも楽しいですね。

プロスポーツ選手のプレーや姿は子どもに勇気や感動を与える


プロのスポーツ選手らが懸命にボールを追い、決まったルールのなかでベストなプレーをする姿は、どんな種目であっても子どもに勇気を与えてくれます。

近年はチーム内にさまざまな国籍の選手が混在し、国籍を超えて同じチームで戦う場面も増えています。

また勝っても負けても仲間と一緒に喜び合い、くやしがる様子はチームワークの大切さを教えてくれるでしょう。

そしてすばらしい技術とスピードを見せてくれる迫力のスーパープレーは、選手たちの地道な練習と想像以上の努力の結晶であり、「頑張ること」「あきらめないこと」の大切さが伝わってきます。

親子でスポーツを観戦し、共通の楽しみを持つことで会話も弾み、親子のコミュニケーションもますます増えますね。

まとめ

・2023年8月開催のバスケットボールワールドカップは、日本(沖縄)で予選リーグが行われる。
・日本のバスケットボールプロリーグ「Bリーグ」は設立までは紆余曲折あったが、現在はエンタメ性が高く、とても人気の高いプロスポーツリーグになった。
・ボールをゴールに入れれば得点というシンプルなルールに加え、攻守交代が素早く、試合展開が早いので大人も子どもも楽しめる。
・アリーナ観戦もエキサイトするが、解説を聞きながらベストなアングルで楽しめるお家でのテレビ観戦もおすすめ。

(参考文献)
・おきなわ物語 | 開催まで残り3ヶ月!バスケットボールW杯とは?
・FIBA | Basketball World Cup – Philippines/Japan/Indonesia
・B League 公式サイト
・日本バスケットボール協会 | FIBAバスケットボールワールドカップ2023トロフィーツアー presented by J9
・スポジョバ | Bリーグの歴史とは?bjリーグとNBLって何?
・スポジョバ | バスケのポジション一覧
・アルバルク東京 | バスケットボール 基本的なルール
・ビギナーズ | 【スタジアム・テレビ編】サッカー観戦の楽しみ方とは?初心者が楽しむためのポイント解説
・Engate Media | バスケットボール男子日本代表について知ろう!選手や過去の戦績も紹介

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