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また「イヤイヤ」? 子どもの中間反抗期の乗り越え方

更新日: 2023.03.30
投稿日: 2023.04.17

「中間反抗期」という言葉、聞いたことはありますか?
年長さんから小学校3年生ごろに訪れる“プチ反抗期”を表し、親の干渉を嫌がったり、親に口答えをしたりなど手を焼くお母さんお父さんも少なくありません。
中間反抗期の原因や特徴、親としての対応のポイントについて紹介します。

中間反抗期っていつ訪れるの? その原因は? どんな行動が見られる?


子どもの発達は、直線的でなく、「ところどころガタガタと停滞するときがある」と想像するとわかりやすいと思います。
この変化の前兆ともいえる時期は、これまで順調に育っていたわが子が荒れているように見えるかもしれません。

子どもが荒れる時期としてよく知られているのは、2〜3歳ごろの「第一次反抗期」と、小学校高学年〜中学生の思春期に訪れる「第二次反抗期」。

・第一次反抗期(2〜3歳ごろ):イヤイヤ期とも呼ばれ、自分でやりたいという自己主張が生まれる時期。
・第二次反抗期(小学校高学年〜中学生):自立心が芽生え、親や大人を否定して自分の価値観や自我を確立していく時期。

中間反抗期はこの2つの時期の間、幼稚園年長頃から小学生中学年の間に起こると言われており、子どもによってその程度やタイミングは異なります。

幼稚園年長頃から小学生中学年くらいの時期は、言語能力が増し、子ども同士のコミュニケーションもより活発になります。
「自分はなんでもできる」という万能感にあふれ、「自分で考えて、自分で行動したい」という気持ちがより強くなり、親の干渉や手助けを嫌がるようになるのです。

また、この時期は、周りが見えるようになるいっぽうで、没頭できることや何かに一生懸命になれない“つまらなさ”に対する漠然とした不安やモヤモヤが出やすく、不機嫌のもととなることが多いようです。

・親の干渉を嫌がり、口答えをする。
・注意しても、聞かない、無視をする。
・わざと乱暴な言葉遣いをする。
・親に隠し事をしたり、嘘をついたりする。

などが、中間反抗期によく見られる子どもの行動です。

子どもの中間反抗期とどう向き合う? 3つのポイント


子どもの中間反抗期というのは、心身の成長に伴い、内面的にも周りとの関係についてもこれまでのバランスのとり方では対応できなくなり、

・ 自分なりに新たなバランスの取り方を探している時期
・ 自分自身の変化に慣れようとしている時期

ととらえることができます。
中間反抗期は、子どもの成長のひとつ。
心配しすぎず、温かく見守ることが大切です。

親は、子どもの中間反抗期とどのように向き合えばよいのでしょうか。
ポイントを3つ、紹介します。

中間反抗期は、「成長の努力期間」と受け止める

私たち大人も、新しい環境になじまなければいけないとき、落ち着かなかったり、不安な気持ちになったりしますよね。
子どもも同じです。
反抗は子どものわがままと受け止められることが多いのですが、子どもは子どもなりに、今の状況になじもうと頑張っているのです。
中間反抗期は、「次なる成長のための努力期間」ととらえ、親はどっしり受け止める覚悟が必要です。

子どもの思いを尊重し、話をじっくり聞く

「なんてことしてるの!」「やめなさい!」などと命令するばかりだと、大人が思っている以上に子どもの心は傷ついてしまいます。
子どもの思いを尊重し、「あなたの話をしっかり聞くよ」という雰囲気をつくることで子どもの心も落ち着き、反発で意思を貫こうとするよりも、話し合うことを選ぶようになるでしょう。

親の考えや気持ちをシンプルな言葉で伝える

親からみて不快な子どもの言動を目にすると、ついカッとしてしまいがちですが、親が感情的に子どもを叱りつけるのは、中間反抗期の子どもにとっては逆効果です。「あなたが〇〇して、ママは悲しいな」「あなたが危険な目に遭ったらと思うと心配だから、注意したのよ」など、お母さんお父さん自身の気持ちや考えをシンプルな言葉で伝えるよう心がけましょう。

親も自分自身を受け入れ、子どもといっしょに成長しよう


中間反抗期の子どもは、まだまだ「ママやパパに甘えたい」という気持ちも持ち合わせています。

だからこそ、

・ 子どもにくわしく理由を聞かず、頭ごなしに叱る。
・ 「勝手にしなさい!」など突き放すような言葉を繰り返す。
・ 子どもを無視する。
・ 「こんな子に育てた覚えはないわ!」など、ネガティブな言葉をかける。

などの言動はNGです。
子どもは親に対して「自分を受け入れてもらえない」「自分はダメな子なんだ」という思いを抱くようになり、より反抗的な態度をとったり、自分の気持ちを隠したりするようになることがあります。

子どもが荒れているときというのは、とても傷つきやすく、弱々しい状態です。
まずは親自身が、
「わが子が突然反抗的になって不安に思っている」
「これまでの子育てがいけなかったのではないかと焦っている」など、
自分自身の今の気持ちを受け入れつつ、「子ども自身も、もがいている最中なんだ」ととらえましょう。

その上で、夫婦で相談したり、先輩ママの体験談を聞いたり、同じように中間反抗期の子どもに手を焼いているママ友やパパ友と情報交換を。そうすることで、子育てのヒントをもらえたり、気持ちがはれたりすることもあります。

中間反抗期はいつか終わるもの。
それだけ子どもが成長した証、「子どもにとって、親が安心して気持ちをぶつけることができる存在である」という証でもあります。
わが子の見方を少し変え、親自身の気持ちも受け入れながら、成長を見守っていきましょう。

まとめ

・第1次反抗期と第2次反抗期の中間に訪れる「中間反抗期」は年長〜小学校中学年
・中間反抗期は「子どもの成長の証」。どっしり受け止める
・親自身の不安な気持ちも受け止め、一人で抱えず周りに相談を

参考資料)
「子どもの心が荒れる時期の受け止め方」(監修:袰岩奈々、出典:PHPのびのび子育て)
「中間反抗期とは?接し方や声掛けのコツは?突き放すのは逆効果」(出典:ベネッセ教育サイト)
「無視、口答え、逆ギレ…親も子もつらい「中間反抗期」の特徴と対応のコツを知って上手く乗り越えよう!」(出典:CONOBAS)
「小学入学前後に来た中間反抗期の5つの特徴とは?」(出典:マイナビ子育て)

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