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非認知能力

親子のコミュニケーションにも最適!読書で子どもの可能性を広げよう

更新日: 2023.01.04
投稿日: 2020.11.19

親が読書好きだと子どもも読書が好きに!

読書が好きな親の子どもは読書家になるという厚生労働省の調査結果があります。

これは「21世紀出生児縦断調査」の中で、親が読書好きであると子どもも読書が好きになることが明らかになっています。

読書好きという意味は、毎月何冊の本を読んだかではなく、純粋に本が好きで本を楽しく読んでいることです。

子どもにとって一番身近な親に影響されて興味を持つことは、当然といえば当然のことと言えます。

さらに、「全国学力・学習状況調査」から、読書をする子どもの方が読書をしない子どもよりも学力が高いことがわかっています。

その理由は、読書をすることによって、語彙力や読解力が身に付くためと言われています。

ちょっと意外かもしれませんが、国語などの文系科目だけではなく、算数など理系科目にも密接に関係することもわかっています。

テストの問題を正確に読み取る力が高まることや、読書をする習慣によって集中力が培われることが影響しているようです。

読書から得られるものは学力だけにとどまりません。

『「自己肯定感」育成入門(平岩国泰著)』では、読書には以下のようなメリットがあると書かれています。

・未知の分野にさまざまな興味や好奇心を持つきっかけになる
・同じテーマでも多様な角度の視点があることを知る

読書をすることで得られることは、学力の向上だけにとどまらず、子どもの好奇心や他者との繋がりを感じたりなど、心の成長にも大きく関係しているのです。

読書は心の安全基地になり自己肯定感もUP

読書には先にお伝えしたメリットの他に、自分以外の人の考えを知ることで視野が広がったり、自分で考える癖がついたり、論理的思考を身につけることもできます。

さらには、読書は子どもの自己肯定感を高めることにも繋がります。

自己肯定感は、「好きなこと」、「夢中になれること」の存在が大きく影響するので、読書が好きであることが、子どもの自己肯定感を上げることにもなるのです。

読書は子どもの心を支えるという点でも大きな意味があります。

本が好きであれば読書をすることで、精神的に安全な場所を確立できたり、精神的な安定を得られたりするからです。

辛いこと、悲しいことがあって落ち込んでしまったときでも、読書を楽しむことで自分を取り戻すことができます。

『「非認知能力」の育て方』の中でボーク重子さんは、“好きなことの大切さ”についてこのように述べています。

好きだから、楽しいから、子どもは自分でやろうとするのです。
もっと知りたい、もっとうまくなりたいと思うのです。
失敗しても、もっと良くなるように自分で工夫するのです。
そして好きなことをやっているときは自然と笑顔になります。
そんなとき自己肯定感が低いわけがありません。

「好きなもの」や「楽しいもの」の存在は生きる上でとても大切なことです。

子どもだけでなく、大人であってももちろん、好きなことが多い人は幸せを感じながら生きられるのではないでしょうか。

好きなことが多い人は、豊かに人生を送ることができると言い換えても過言ではないかもしれません。

子どもを本好きにさせるためには?

子どもに読書をする楽しみを教えるために親ができることはたくさんあります。

くれぐれも本好きにさせることに意気込み過ぎることなく、取り組んでみてください。

重複になりますが、親が読書を楽しむ余裕があることに子どもは影響を受けます。

ちょっと意識をしたり工夫したりして日常に取り入れてみてください。

親が純粋に本を読むことを楽しむ

親が読書を楽しむ姿を見て、子どもは本に興味をそそられ読んでみたいという気持ちになります。

大切なのは楽しむことで、数を競ったり無理やり読書をすることではありません。

子どもがいつでも本に触れられる環境を用意する

子どもの視界に本がある環境でしょうか?

子どもがすぐにでも手を伸ばして本が読めるように、子どもの年齢や興味に合った本を用意しましょう。

家の中に子どもが本を読める場所を確保する

子どもが腰を据えて本を読む場所はありますか? もし無いと感じるようであればそのための場所を用意してください。

空間でも、それが難しければ、本を読む用のクッション、いす、など小物を使って工夫しても良いでしょう。

子どもを連れて本屋や図書館に行く

本好きな親は自然としていることですが、子どもを本屋や図書館に連れて行って、興味のあるものを選ばせてあげましょう。

子どもも世の中にはいろいろなことが書かれた本があることを知るきっかけになります。

親が子どものときに好きだった本を勧めてみる

子どもは、親が自分と同じくらいの歳にどんなことに興味があったか気になるものです。

親が子どものときにお気に入りだった本をエピソードと一緒に子どもに紹介してみましょう。

同じ本を読んで感想を語り合う

親子で同じ本を読み感想を話し合うことは、子どもの本に対する興味をとても高めます。

また、感想を語り合うことは、親子の絆を深めるコミュニケーションとしてとても効果的です。

まとめ

・親が読書好きだと子どもも自然と読書をするようになる。
・読書をすることで学力の向上だけでなく、自己肯定感の向上、精神的な安定につながる。
・子どもが読書好きになるために親が工夫できることはたくさんある。

編集部より

親が読書好きだと子どもも自然と読書好きになる可能性が高いと言われています。
仕事や家事に忙しくて本を読む時間がなく、今の時代では、スマートフォンを眺めることが息抜きという方も多いことと思います。
子どもと一緒に同じ本を読み、感想を伝え合うことで親子のコミュニケーションにつながります。
また、子どもの感想を聞くことでこんな考え方をするんだという新たな発見や成長を感じることもあります。

(参考文献)
・「自己肯定感」育成入門(平岩国泰 著)
・「非認知能力」の育て方(ボーク重子 著)

・ベネッセ教育情報サイト|本好きの保護者ほど子どもも読書家に
・ベネッセ教育教育情報サイト|読書量の多い子どもほど学力が向上。特に「算数」に影響【ベネッセ教育総合研究所調べ】
・厚生労働省|第8回21世紀出生児縦断調査結果の概況
全国学力・学習状況調査

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