梅雨時期のお洗濯の悩みを解決! ちょっとしたコツで快適な部屋干しライフ
更新日: 2022.11.08
投稿日: 2022.06.14
梅雨のジメジメした時期や夜のお洗濯など、どうしても部屋干ししなければいけない時はありますよね。
でも、「変な匂いがする」「カラッと乾かない」「部屋の湿度があがって不快」など、部屋干しには悩ましいことがいっぱい。
今回は快適な部屋干しのコツを、「洗濯」「干し方」「道具」から考えていきましょう。
もくじ
洗濯に関する知識をつけよう
部屋干しした時の「いやな匂い」は、洗濯で落とし切れなかった皮脂や汚れ、またそれをエサに繁殖する雑菌が主な原因です。
洗濯でしっかり汚れを落とし、少しでも乾かすスピードを早くして、雑菌の繁殖をいかに防ぐかが快適な部屋干しの決め手。
それには洗濯物を干す前の「洗濯」の時点から、気を付けるポイントがあります。
◯ こまめな洗濯を
◯ 汚れはしっかり落とす
◯ 脱水時間は長めに設定
◯ 洗濯が終わったらすぐに干す
◯ 除菌・抗菌作用のある洗剤を使う
洗濯槽を清潔に保つ
洗濯槽がカビだらけだったら、そこで洗う洗濯物にもカビ菌や雑菌がついてしまいます。
洗濯槽は定期的に洗い、湿気がこもらないように普段から洗濯機のフタは開けておきましょう。
「どうせ洗濯するから」と、洗濯物を洗濯槽に入れて放置するのは厳禁です。
こまめな洗濯を
梅雨時期は「晴れたら洗濯しよう」と、つい洗濯物が溜まりがち。
この溜まった洗濯物が雑菌の温床になるので、洗濯はこまめにするのが鉄則です。
洗濯カゴは通気性のよいものを使い、濡れたものは別にしておくといいですね。
汚れはしっかり落とす
雑菌は衣服に残った汚れをエサに繁殖するので、洗濯物はしっかり洗って汚れを根こそぎ落とすのが基本。
部屋干しの時は洗濯槽いっぱいに詰め込まず、汚れがついている面を外にして(肌着なら裏返す)、7割くらいの量で洗いましょう。
水量を多くしたり、洗いの水流を強くするのも効果的です。
ただし洗剤は落とし切れずに衣類に残ってしまうと雑菌や臭いの原因になるので、「洗剤の量」は適量を守って。
脱水時間は長めに設定
部屋干しをする時は、いつもより脱水時間を長めに設定して、少しでも水分を切っておきましょう。
乾いたタオルを一緒に入れて脱水をすると、そのタオルに水分が吸収され、さらに乾きやすくなります。
洗濯が終わったらすぐに干す
雑菌は湿った環境が大好きなので、洗濯が終わってからの放置時間が長いとみるみる繁殖してしまいます。
すぐに干せない時は、脱水前のすすぎのプロセス(水に浸かった状態)で一時停止をしておきましょう。
除菌・抗菌作用のある洗剤を使う
酸素系漂白剤をいつもの洗濯にプラスすると、洗濯物を除菌・殺菌の効果が高まります。
重曹やクエン酸も臭い取りの効果があり、体への負担も少ないのでおすすめです。
部屋干し用の洗剤なども上手に利用するといいですね。
干し方のテクニックを身につける
雑菌の繁殖をおさえるには、干してから「いかに早く乾かすか」が肝心。
速乾部屋干しのポイントをご紹介します。
◯ 離して干す
◯ エアコン・サーキュレーター・浴室乾燥機などを利用
◯ 空気の対流がある場所に干す
◯ 乾燥機で仕上げる
重なる部分を少なくする
重なる部分が多いほど洗濯物は乾きにくくなるので、なるべく1枚になるように干し方を工夫しましょう。
・バスタオルなどは半分に折るのではなく、片方を短くする。
・Tシャツやシャツはハンガーを複数使って、胴体部分に空気が入るように。
・靴下は2枚重ねず、1枚ずつ干す。
離して干す
洗濯物は空気に触れることで乾燥していくので、洗濯物同士は必ず離して干しましょう。
ハンガーなどを並べる場合は、最低でもこぶし1個分は話すように心がけて。
エアコン・サーキュレーター・浴室乾燥機などを利用
室内干しをする際は、エアコンの除湿機能を上手に利用しましょう。
また洗濯物の下に新聞紙を敷くと、下に溜まった湿気を吸ってくれます。
洗濯物の下から風が当たるように扇風機やサーキュレーターを設置すると、より早く乾きます。
リビングや寝室に干すのに抵抗がある人は、浴室に干すのも手です。
その場合は浴室乾燥機や換気扇を使ったり、サーキュレーターで風を当てるといいですね。
空気の対流がある場所に干す
生活感のある洗濯物は、窓際やカーテンレール、壁際に干したくなるところですが、窓や壁の近くは空気や湿気が溜まりやすいので避けましょう。
できれば部屋の中央や、人の行き来がある場所に室内物干しなどを使って干すと早く乾きます。
乾燥機で仕上げる
「室内干しだけだとパリッと乾かない」と感じるなら、最後の仕上げだけ乾燥機に入れたり、布団乾燥機に当てると、気持ち良く乾きます。
少し手間ですが、アイロンをかけてもいいですね。
快適な部屋干し道具を用意するのもGOOD
梅雨も台風もある日本は、年間を通して雨が多いので、部屋干し道具は「あったら便利」な生活道具。
洗濯以外に使えるものもあるので、購入を検討してみるのもいいでしょう。
スタンド型室内物干し
室内に設置する余裕があれば、家族の洗濯物が一度に干せるので便利です。
折りたたみ式でコンパクトになるものが多いので、使わない時は収納しておけます。
スタンド型物干し(アイリスオーヤマ)
突っ張り棒型物干し
縦の突っ張り棒なので場所を取らず、ベランダでも室内でも使えます。
普段は洋服掛けとしても利用できるので、汎用性が高い物干しです。
突っ張り式物干し(YUMEI)
洗濯用フック
鴨居やドアにフックやハンガーを取り付ければ、省スペースで室内干しの場所が確保できます。
室内干しのスペースが十分にない場合に便利です。
洗濯物用フック(コモライフ)
そのほかの便利グッズ
近年はエアコンにサッと引っ掛けるだけで室内干しがでたり、布団乾燥機を使ってスピード乾燥させられるグッズもあります。
自分に合った便利グッズを利用すれば、室内干しも快適&スピーディに完了できますね。
エアコンハンガー(平安伸銅工業)
実はたくさんある「部屋干しのメリット」
独特の臭いや見た目の悪さから、つい敬遠しがちな「部屋干し」ですが、
・衣類が日焼けや色落ちせず、長持ちする。
・雨でも夜間でも好きな時に干せる
など、メリットもたくさんあります。
部屋干しのポイントやテクニックさえ押さえておけば、もう梅雨時の洗濯も怖くありません。
快適&カラッと梅雨時期のお洗濯を乗り越えましょう。
・部屋干しの臭いの元である「雑菌」を繁殖させない洗濯をしよう。
・洗濯物は空気の対流がある場所に干すと乾きが早い。
・部屋干しに便利なグッズも利用するとよい。
・部屋干しにもメリットはあるので、やり方次第で快適になる。
(参考文献)
・Panasonic | プロに学ぶ洗濯&部屋干しのテクニック
・キナリノ | 「冬の部屋干し」はコツをおさえて快適に
・東洋経済オンライン | 梅雨時の洗濯、プロ実践「部屋干し」5つのコツ