Leifras SPORTS SCHOOL

Leifras SPORTS SCHOOL

ラージハート

非認知能力

「周りに言われないと行動できない」「指示待ち」から脱却! 子どもが自分で考え行動できるようになる5つのポイント

更新日: 2023.01.04
投稿日: 2022.03.18

子どもが園や学校の先生から「言われないと行動できない」と言われたり、親の指示をいつまでも待っていたりすることはありませんか?

それらは、主体性が足りていないのかもしれません。

親が少し声かけを意識するだけで、子どもは自分から考え、動くことができるようになります。

子どもの主体性を育てるためのポイントについて、紹介します。

子どもが“自分で考える”時間を大切にできていますか?

周囲の意見や指示に頼らず、自分自身の考えを軸として問題に取り組む性質を表す「主体性」。

親ならばだれしも、わが子には、主体性のある子に育ってほしいと思いますよね。

しかし、子どものために「良かれ」と思ってやっていることが、逆に子どもの自分で考え行動できる機会を奪ってしまうこともあります。

教育熱心なお母さんほど、「きちんとした子に育てなくちゃ」という思いが強くなってしまいがち。

気がつくと、周りの子と比べてわが子の「できないところ」ばかりに目がいってしまい、子どもが自分で考える前に「⚪⚪しなさい!」などと指示を出してはいませんか?

〇完璧をめざし、わが子のできないところを探す
〇周りの子と比べ、叱る

などの行動には、くれぐれも注意したいものです。

親の役割は、子どもをありのまま受け入れ、あれこれ口を出さずに見守り、子どもが自分で考え、試行錯誤を繰り返しながら成長していく過程を見守ること。

「手をかけずに心をかける」姿勢が、子どもの主体性を育んでいくのです。

親が意識するだけで変わる、子どもの主体性が育つ5つのポイント!


子どもの主体性を育てるために、親はどのように関わればよいのでしょうか。以下、5つのポイントを紹介します。

〇失敗を恐れない環境をつくる

〇子どもの「なぜ?」をキャッチし、好奇心の目を広げる

〇“斜め”の人間関係を意識する


〇子どもの存在価値を、言葉や態度で伝える


〇「子どもは親とは別の人格をもった存在である」ことを自覚する

失敗を恐れない環境をつくる

「失敗は悪いことでも恥ずかしいことでもない。成功の喜びは、失敗したからこそ味わえる」「失敗しても大丈夫。きっとできるようになるよ」など、折にふれて子どもに伝えるようにしましょう。

子どもの「なぜ?」をキャッチし、好奇心の目を広げる

子どもの「なぜ?」「どうして?」に対し、できるだけ答えましょう。

そうすることで子どもはさらに興味を深め、意欲をもって自分から調べるなど、気づきや学びを深める取り組みを行うようになるでしょう。

“斜め”の人間関係を意識する

同年代の友達以外にも、習い事でいっしょの年上のお兄さんお姉さん、学校の登校班でいっしょの高学年のお兄さんお姉さんなど、家族以外の年上の先輩が身近にいると、「あんな風になりたい」など憧れの気持ちを抱くことも多いもの。

それがモチベーションとなり、主体性を育てることにつながります。

子どもの存在価値を、言葉や態度で伝える

「生まれてきてくれてありがとう」「あなたがいてくれて、とても幸せ」と、折にふれて伝えましょう。

親や家族に自分の存在価値を認めてもらうことで子どもは幸せを感じ、自信をもって前に進むことができます。

「子どもは親とは別の人格をもった存在である」ことを自覚する

親はわが子にさまざまな夢を描き、期待を寄せるものです。

これは親の常ですが、あまりに期待をかけすぎると子どもはそれを重荷に感じ、その子らしさを失わせてしまうことにつながります。

どんなに愛しいわが子であっても、「子どもは親とは別の人格をもった存在」であることを自覚しましょう。

主体性が育つと、子どもが前向きに行動できる!


主体性が身につくと、どんな力が育まれるのでしょうか。

以下、4つ紹介します。

〇周りに流されず、自分の意見を持つことができる

〇チャレンジ精神が豊富になる

〇友達と積極的に関わることができる

〇興味のあること、好きなことにとことん集中できる

周りに流されず、自分の意見を持つことができる

「周りの友達は⚪⚪だから」など周りに流されず、「自分はどうしたいか」を考えながら取り組むことができるようになります。

周囲の反応よりも、良い意味で自分を軸とした考え方が身につきます。

チャレンジ精神が豊富になる

失敗してもへこたれず、「次に成功させるためにはどうしたらいいか」など、自分なりに作戦を立てることができます。

それを糧にして、さらなる成長がのぞめるようになります。

友達と積極的に関わることができる

周りの友達と積極的に関わりながら、あらゆる活動に取り組めるようになります。

チームワークの大切さを認識しながら「次は⚪⚪の形でやってみよう」など、目の前の課題とポジティブに向き合いながら前向きに行動できるようになります。

興味のあること、好きなことにとことん集中できる

自分が興味のあることや好きなことに夢中で取り組むことができるようになります。

「どうすれば上手にできるか」「どうすればもっと楽しくできるか」などについて集中して考えることができるようになり、あらゆる場面で活躍の機会が増えるでしょう。

まとめ

・ 完璧をめざしたり、周りの子と比較したりすることにより主体性が奪われる
・ 失敗をおそれない環境づくりが大切
・ 主体性が育つと、チャレンジ精神が豊富になる

編集部より

親としては、子どもに「自分で考えて、行動してほしい」と誰しもが思うのではないでしょうか?実際、私も子どもが大人になった時のことを考えて、ある程度は自分から考えて行動してほしいと願っている親の1人です。ですが・・・実際は、子どもが可愛い、愛らしいからこそ、自分自身でできることなのに手助けをしてしまったり、忙しさのあまり効率を優先してしまい子どもの自分から考えて行動するという成長機会を奪ってしまっていることもあるなと反省しました。改めて、親として子どもに手を貸しながらもサポートする点と、まったくサポートせず子どもを信頼し子どもに任せて「自分から考えて行動」してもらう点のバランスを見定めて子どもに接していくことが大切ですね。そのためにも、まずは子どものできること、難しいことを知ることが大切だと思います。子どもに自信を持ってもらい「自分から考えて行動する」という「主体性」を育んでいきましょう!

(参考文献)
・比べない子育て(田宮由美:著、一万年堂出版)
・自分でやると言える子に育てる本(竹内エリカ:著/カンゼン)
・こどもまなびラボ|子どもの主体性、大事にできていますか?”言うことを聞く良い子” が将来生き抜けないワケ
・伸芽ファーム|子どもの主体性と行動力はイコール?

記事一覧に戻る

よく一緒に読まれている記事

無料で非認知能力を測定できます!

バナーをタップすると体験版の測定が可能です。

みらぼ

非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

  • 非認知能力とは?
  • 非認知能力が必要とされる理由
  • 非認知能力を高める5つの理由
  • 非認知能力を高める方法

非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

  • 非認知能力とは?
  • 非認知能力が必要とされる理由
  • 非認知能力を高める5つの理由
  • 非認知能力を高める方法

ラージハート公式Facebook