Leifras SPORTS SCHOOL

やりぬく力

全世界で注目! GRIT(グリット) =「やり抜く力」を家庭で育む方法

2021.03.19

「GRIT(グリット)=やり抜く力」という言葉を聞いたことはありますか?

アメリカ・ペンシルバニア大学心理学教授のアンジェラ・ダックワース氏が提唱した言葉で、「やり抜く力」という意味で使われています。

研究によると、IQ(学力)だけが子どもの優劣を決めるのではなく、GRITがあれば優秀な成績が獲得できるといわれています。

また、将来社会で成功している人の共通点は、「GRITを持っていること」であることが明らかになっています。

非認知能力のひとつとしても知られるGRITとは何か、GRITを家庭で育む方法について紹介します。

「GRIT=やり抜く力」は、自分の力で伸ばすことができる能力

GRIT(グリット)とは、

Guts(度胸):困難なことに立ち向かう能力

Resilience(復元力):失敗してもあきらめずに立ち直る力

Initiative(自発性):自分から率先して目標を見つける力

Tenacity(執念):どんなことがあっても最後までやり遂げる力

の頭文字をとったもので、「やり抜く力」という意味で使われています。

この4つの能力の大きな特徴は、「自分の力で伸ばすことができる」という点です。

環境やうまれもった才能にかかわらず、これらの力を伸ばせば、将来社会的に成功をおさめることができると提唱されています。

バスケットボールの伝説的スター・マイケル・ジョーダンや、大学を中退したあとに研究を重ね、躍進したアップル社の共同設立者・スティーブ・ジョブズも、成功の秘訣は、自身の努力でGRITをのばしたことと考えられています。

成功している人を見ると、「あの人はもともと才能があるから」「お金持ちの家に生まれて環境に恵まれているから」などと決めつけてしまいがちですが、
GRITは、生まれもった才能や環境によるものではなく、後天的に伸ばすことができる能力であるという点が、最大の特徴です。

 

GRIT=やり抜く力を家庭で育むには? 4つのルールを紹介!

GRITを提唱したアンジェラ・ダックワース氏の家庭で、やり抜く力を育むためにお子さんに実践していたという4つのルールを紹介します。

家族全員(ママもパパも)で、ひとつは「ハードなこと」に挑戦する

子どもだけでなく、ママは「仕事を頑張りながらも新しく始めたお花のレッスンを続ける!」パパは「会社で実績を上げ、マラソンは目標タイムを更新する!」など、家族それぞれが、「ちょっとハードなこと」に挑戦してみましょう。

家族全員で取り組むことで、「苦しいのは自分だけじゃないんだ!」と思うことができ、長続きできます。

「ハードなこと」は子どもに決めさせる

子どもが興味をもっていないのに、親がさせたい「ハードなこと」をすすめても意味がありません。

「ハードなこと」は、最終的には本人に決めさせましょう。自分で決めることで責任感をもつことができ、やり抜く力を蓄えることができます。

「ハード」なことは、やめたり変えたりしてもOK

自分の意思で始めたことでも、何らかの理由で「辞めたい」「変えたい」と思うこともあります。

そんなときは、すぐに辞めたり、逆にダラダラ続けたりもNGです。

「今学期が終わるまで」など、区切りの良い時期までは続けることを条件にし、今やっていることをやり抜いてからやめる、もしくは変更するようにしましょう。

ある程度大きくなったら、「ハードなこと」は最低でも2年続けられるように

幼児期、学童期は、長く続けることが難しいケースもありますが、中学生、高校生くらいになったら、一度やろうと決めた「ハードなこと」は、なるべく長く続けられるよう見守りましょう。

最低でも2年続けることが、やり抜く力につながると言われています。

GRIT=やり抜く力を育む親の関わり方


GRIT=やり抜く力は、以下のような働きかけによって育むことができます。

結果よりもプロセスを認める

子どもは認めることや、褒めることで、伸びていきます。

努力を続けたことで良い結果が出た場合は、そのプロセスに注目し、褒めてあげましょう。

たとえば習い事で進級テストに合格した場合は、「毎日練習続けたからだね。おめでとう!」などと声をかけてあげましょう。

努力をしても結果が伴わないこともあります。

その時も、「毎日練習していたこと、知ってるよ。次、頑張ろう!」などと前向きな声かけをしましょう。

すぐに手伝わず、まずは見守る

子どもが何かをしたいのに、うまくできずに困っているとき、すぐに手伝ってあげていませんか?

子どもは、困難に直面しながらも自分自身で考え工夫することで、「やり抜く力」を身につけていきます。

子どもの様子をまずは見守り、困っていたら、「⚪⚪ちゃんはどうしたらいいと思う?」などと声をかけながら、自分で解決できるよう導いていきましょう。

伝記を読む、親の体験談を話す

偉人たちの伝記には、その人がどのような努力を続けて結果を出したのか、どのような苦労を乗り越えて成功したのかなどがくわしく記されています。

子どもが興味を抱いた人物の伝記を読むことで、「自分も頑張ろう」といったモチベーションにつながるでしょう。

成功、失敗にかかわらず、親自身の体験談も積極的に話してあげましょう。

失敗から立ち上がる経験を重ねる

人生において、失敗はつきものです。しかし、失敗から学べることはたくさんあります。

子どもに失敗させないよう先回りするよりも、失敗したとき、どのように立ち上がるのかをサポートすることに重きをおきましょう。

まとめ

・GRIT=やり抜く力は非認知能力のひとつとして注目を集めている
・GRIT=やり抜く力は、後天的に伸ばすことができる
・家族全員で「ハードなこと」にチャレンジしてみよう
・親の関わりで、子どものGRIT=やり抜く力を伸ばすことができる

編集部より

やり抜く力「GRIT」とは、自分自身で伸ばすことができる力であることが分かりました。
またこの力が高いほど、社会的にも成功するということが言われています。
この力を伸ばすためには、家族で一緒に目標を持つことやそれぞれの目標に対して、行動する姿を見せあうことが大切になっていきます。
また、それを実行し、やり続ける責任感を持つためには、目標設定を自分自身で決めることが重要です。
そして、親としてのサポートは、
①頑張ったプロセスを認めて、褒めてあげること
②直ぐに手を差し伸べるのではなく、見守ること
③失敗などの経験談を話してあげる
④失敗から立ち直った経験も積み重ねる
ことが、やり抜く力「GRIT」を身に付けていく上で大切な親から子どもへのサポートとなります。

(参考文献)
・GRIT やり抜く力(アンジェラ・ダックワース著・神崎朗子訳 ダイヤモンド社)
・All About|やり抜く力(GRIT)を育む6つの子育て法(長岡真意子執筆)
・ダイヤモンドオンライン|子どものグリットがみるみる上がる4大家庭ルール(アンジェラ・ダックワース著・神崎朗子訳)

関連記事

非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

  • 非認知能力とは?
  • 非認知能力が必要とされる理由
  • 非認知能力を高める5つの理由
  • 非認知能力を高める方法

ラージハート公式Facebook