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子育て

子どもの無気力をどうにかしたい!【タイプ別】子どもへの働きかけとは

更新日: 2025.04.21
投稿日: 2025.04.22

子どもに話しかけても「別に…」「どうでもいい…」
一緒にやろうよ!と誘っても「いいや…」「興味ない」
自分で始めたことなのに「飽きた…」「やめたい」

子どもの無気力・無関心・やる気のなさは、今も昔も親を悩ませる種。

しかし子どもの無気力の原因は、単なるやる気のなさではなく、「疲れ」や「過干渉」が原因になっているのかも。

今回は無気力に見える原因を探り、タイプ別に働きかけ方を考えてみましょう。
お子様がどのタイプに当てはまるか考えながら、チェックしてみてください!

子どもの無気力をタイプ別に紹介


親世代も、若い頃は「昔の若者はもっとやる気があった」などと大人から言われませんでしたか。

そんな時、「ちゃんと考えてるんだよ」「大人にはわからない」「やる気なんか出ないよ」など、複雑な気持ちになった人もいるでしょう。

そう、前の世代に若者が「無気力」「無関心」「やる気なし」に見えるのは、いつの時代も変わりません。

とはいえ無気力に見えるのには、子どもなりの理由があるもの。

子どもの主な無気力タイプを6種類、原因と対応についても紹介します。

◯ 自己肯定感が低い…「自分ダメダメ」タイプ
 
◯ もう動けない…「疲労てんこ盛り」タイプ
 
◯ 周囲の声に応えたい…「過干渉ぜんぶ引き受け」タイプ
 
◯ 授業がわからない…「勉強つまずき」タイプ
 
◯ 人間関係に疲れた…「友だちとのトラブル」タイプ
 
◯ やりきった後の…「燃え尽き症候群」タイプ
 

自己肯定感が低い…「自分ダメダメ」タイプ


自分に自信が持てずに周囲と比べてしまう子や、叱られてばかりで「自分はダメだ」と感じている子は、自分にダメ出しばかりをしてしまいます。

そしてその自己肯定感の低さから「どうせ何をやってもダメだ」「私なんて…」と、やる気がなくなってしまうのです。

このタイプには、とにかく話を聞くこと。

やる気を出させようと「すごい!」「さすがね!」と努力を認めることも大事ですが、やりすぎると「どうせ褒めて伸ばそうとしてるんでしょ」と裏を読まれてしまいます。

等身大の子どもが何を感じ、日々どんな風に考えているのかを、フラットに耳を傾けましょう。

話を聞いてもらった子は認めてもらえたような気持ちになり、少しずつ自信を取り戻せるでしょう。

もう動けない…「疲労てんこ盛り」タイプ


習いごとに塾、学校の宿題とゲームと友だちとの約束…など、今の子どもたちは毎日忙しく過ごしていますね。

忙しいことが「楽しい」「充実している」という気持ちにつながれば問題ありませんが、疲弊して無気力になってしまう子もいるでしょう。

やる気のなさが忙しさからきているものなら、「今週末は家族で大寝坊しよう!」「今日は習いごとをお休みしてみる?」など、ちょっとしたブレークタイムも効果アリかもしれません。

「同じような生活でも元気な子はいるのに…」と思うことがあるかもしれませんが、我が子のキャパシティは人と同じではありません。

子どもをよく観察して、「忙しい日が続くと元気がない」「自由な時間が少ないと無気力になる」など、子どもの傾向を理解し、大人が生活リズムを調整してあげましょう。

周囲の声に応えたい…「過干渉ぜんぶ引き受け」タイプ


基本的に子どもは、親や周囲の期待に応えようとする生き物です。

周囲を落胆させないようにしようと目標を掲げる子もいれば、日々「いい子」になろうと必死な子もいます。

そんな毎日がプレッシャーになると、やる気がなくなったり、前向きな気持ちがしぼんでしまうでしょう。

また親が過干渉な場合も、子どもが無気力になることも。

自分の意思や本当の気持ちを出せないうちに、「どうせ自分には決められないんだ」「最終的にはお母さんやお父さんの言い分が通る」と最初から諦めてしまいます。

子どもといえども一人の人間として尊重し、親は一歩引いて接するようにしたいですね。

授業がわからない…「勉強つまずき」タイプ


勉強のつまずきから、無気力になってしまうこともあります。

学校の授業は一度つまずくと、その次の授業がわからなくなり、「わからない状態」がどんどん膨らんでしまいます。

努力してもわからない状態が続くと、「自分は何をしてもダメなんだ」という気持ちになり、「学習性無力感」に陥ってしまうことも。

学習性無力感は普通のストレスと違い、気分転換や原因解決をしようとする意欲そのものがなくなってしまうので、無気力が長続きしてしまうという特徴もあります。

まずは日々の勉強にわからないところはないかを確認し、もしあれば一緒に考えるなどサポートをしましょう。

自信を失っている状態なので、本人の「ダメだ」という思い込みを修正したり、「大丈夫」「ゆっくりでいいよ」と温かく励ましたり、サポートをしましょう。

人間関係に疲れた…「友だちとのトラブル」タイプ


学校や習いごとも、子どもにとっては立派な「社会」なので、日々通っていれば、いろいろあるでしょう。

先生や親などの大人に相談するほどではないけれど、「なんとなく友だちとギクシャクする」「以前と関係性が変わる」といった小さな人間関係のトラブルを抱え、無気力になるケースもあります。

親は子どもから無理に聞き出そうとせず、話せるような雰囲気づくりを心がけましょう。

気になるようなら、学校の先生や習いごとのコーチなどに相談してみてもいいですね。

やりきった後の…「燃え尽き症候群」タイプ


目標に向かって一生懸命努力をした後に、「努力に見合った成果が出なかった」ことで、気持ちが燃え尽きてしまうことがあります。

また反対に、目標を達成した後に、次の目標を見失いやる気がなくなってしまう子もいます。

いずれも目標までは気持ちが張り詰めているので、本人も周囲も気づかずに精神的・肉体的に過剰な負荷がかかっていることが多いようです

燃え尽き症候群になる前に、「無理をさせない」「目標後のことも話しておく」など、親は冷静に子どもの様子を観察しておきましょう。

時にはリラックスできる時間を設けたり、上手に息抜きをさせることで、燃え尽きる前に予防したいですね。

子どもの無気力には「受け入れ」と「生活リズム」が鍵!


我が子の「無気力」「やる気のなさ」が気になったら、精神的と肉体的の両方からアプローチしてみましょう。

まずは、無気力な子どもをそのまま受け入れること。

「ダメな自分でもいいんだ」「やる気がなくても受け入れてもらえる」「家には自分の居場所がある」とわかれば、子どもの気持ちは安定します。

そして小さなことでも、「お皿、片付けてくれたんだね、ありがとう」「助かったわ」と感謝を伝えるようにすると、自己肯定感が高まり、少しずつ気持ちが前向きに変化するはずです。

そしてもう一つ大事なのは、生活リズムの改善。

睡眠不足や体内時計の乱れ、バランスの悪い食事、運動不足、過剰なブルーライトなども、気持ちが後ろ向きになり無気力になる原因です。

昼間は陽を浴びて体を適度に動かし、ご飯もしっかり食べて、夜はぐっすり眠るという当たり前の生活を送ることで、精神面に大きく影響が出ます。

「最近、夜更かしだな」「朝ごはん、食べてないな」と感じたら、毎日の生活リズムを考え直してみましょう。

子ども1人1人に「無気力の理由」がある


今回は6種類の「無気力タイプ」について紹介しましたが、我が子のやる気のなさや無気力には当てはまらないかもしれません。

また原因は一つではなく、複数の原因が重なって無気力に陥っているケースもあります。

大切なのは、子どもの様子を見守ることと、子どもの気持ちに寄り添って考えること。

「親は自分の味方だ」「失敗しても無気力でも、見捨てないでいてくれる」「ダメな自分でもOK」と子どもが感じることができ、少し休んで充電できたら、また動き始めるエネルギーが湧いてくるかもしれません。

実はそれ、大人でも同じことが言えます。

「時には無気力・やる気なしの期間があっても大丈夫」と、大人がゆったり構えていると、きっと子どもにも伝わります。

親がキリキリと張り詰めていることが、「お母さん・お父さんも頑張ってるんだから」「私も弱音を吐けない」とプレッシャーになることもあります。

大人も子どもも忙しい現代ですが、「ちょっと無気力な自分」「時にはやる気のないわが子」を許しつつ、前向きになれるように過ごしたいですね。

まとめ

・子どもの無気力、やる気のなさには、「自己肯定感の低さ」「親の過干渉」「勉強のつまずき」など、さまざまな原因がある。
・無気力な子どもには、「受け入れる気持ち」と「生活リズムを整える」ことが大事。
・子どもそれぞれに違った無気力の理由がある。

(参考文献)
・コノバス | 無気力な小学生 理由や親の対応は?
・NHK みんなのプラス | 子どものダラダラ〜原因は…思春期の脳

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