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ベストな靴で子どもの足も体も健康に!正しいの靴の選び方とは

更新日: 2024.11.18
投稿日: 2024.11.19

ベストな靴で子どもの足も体も健康に!正しい靴の選び方とは

「子どもの靴はすぐ大きくなるから、少し大きめの靴でもいい?」
「どれくらいの頻度で買い替えたらいいの?」

など疑問がいっぱいで、子どもの靴選びは難しいものですね。

子どもの足の骨はやわらかく、間違った靴選びをすると足だけでなく膝や腰を痛めたり、内臓に影響することもあります。

子どもの健やかな成長のために、子どもに合った靴を選ぶのは大切なこと。

子どもの正しい靴選びについて、一緒に考えていきましょう。

子どもの靴選びは、どうして大切なの?


子どもの足は3歳半までは半年で1cmずつ、その後12歳くらいまでは1年で1cmずつ大きくなっています。

特に春〜秋の半年間で3分の2ほど成長し、残りの半年で3分の1程度大きくなるといわれます。

つまり3歳までは半年ごとに、小学生までは1年ごとに靴の買い替えが必要だということ。

幼児期の足は土踏まずがなく扁平足の状態ですが、3歳くらいから骨が成長し始め、9歳頃には大人と同じような足に成長します。

合わない靴は足の変形や運動不足の原因に…

そんな成長真っただ中の子どもがサイズの合わない靴を履くと、足が変形したり、外反母趾や扁平足になったり、動きにくいことから運動不足になることもあります。

子どもの足は軟骨でやわらかいため、合わない靴にも無理に足が合わせてしまい、結果的に足の健康が損なわれてしまうのです。

体の全体重を支えている「足」は、子どもの健やかな成長の土台になるもの。

また足にも個性があり、ほっそりした足の子もいれば、甲が高くてがっちりしたタイプなどさまざまです。

きょうだい間でも足のタイプは違うので、わが子の足に合う靴を選びましょう。

足の裏の3つのアーチに注目!


実は人の足の裏には3つのアーチがあり、この3つのポイントで体全体を支えています。

3つのアーチがバランスよく働き、体が傾くことなく歩いたり走ったりすることが子どもの成長には大切です。

しかし合わない靴を履くと、アーチのバランスが崩れて足が内側や外側に傾いてしまうため、体重が偏って膝や腰を痛めたり、姿勢が悪くなってしまうことも…。

まさに足は健康の土台を支えているといっていいでしょう。

合わない靴を履くことで起こる子どもの足トラブル

子どもの足に合わない靴を履き続けていると、さまざまなトラブルが起こってしまいます。

ここでは、靴による子どもの足トラブルについて解説します。

扁平足


土踏まず部分のアーチがなく、足の裏全体が地面についてしまうのが「扁平足」です。

乳幼児の頃は土踏まずがなく、3歳過ぎ頃から足の裏に筋肉がつき、6〜7歳になると土踏まずのアーチが作られます。

運動不足や合わない靴が原因で扁平足になると、疲れやすくなり、運動や歩行を面倒くさがります。

裸足の時間を多くしたり、足指を使うような運動を増やすと土踏まずが少しずつ形成されます。

開帳足


指のつけ根を結ぶ横アーチが崩れて、足の指がぺったりと広がった状態になるのが「開帳足」です。

開帳足になると足指の力をしっかり使うことができず、歩く際にペタペタと足の裏を使って歩くようになります。

これを長く続けていると、指が浮いた状態の「浮指」になり巻き爪になったり、足の裏にタコができたりします。

外反扁平足(過回内)


子どもの足を後ろから見て、踵の上にまっすぐ足の骨が乗っていれば正常な状態。

しかし運動不足や合わない靴を履くことで足首が内側に倒れ込み、踵が外向きになる「外反扁平足(過回内)」の子どもが増えています。

子どもの靴の底をチェックして、内側がすり減っているようなら、外反扁平足の傾向があるということ。

外反扁平足になると、足の裏や足首、膝や腰の痛みにつながるので、注意が必要です。

子どもの靴選びのポイントは?


1年で1cmずつ大きくなる子どもの足は、できれば半年ごとにサイズチェックをしたいもの。

最初はシューフィッターのいるお店で計測してもらい、子どもの足の傾向を知るのもいいですね。

子どもの靴選びのポイントは以下のとおり。

○ つま先には余裕をもたせる
 
○ 曲がりやすい靴底
 
○ 踵部分がしっかりしている
 
○ 足の甲をフィットさせられる
 
○ 通気性のよい素材
 

つま先には余裕をもたせる

靴を履いた時、足の指をグーパーで動かせるくらい…0.5〜1cmの余裕があるものがベストです。

つま先に余裕がないと、指が常に曲がった状態で歩きにくく、足の成長を邪魔してしまいます。

反対に「すぐ大きくなるから」と大きめの靴を履いていると、靴の中で足が動いて「外反母趾」や足を痛める原因に。

曲がりやすい靴底

靴の底が、足指のつけ根部分で曲がりやすい靴を選びましょう

靴底が硬過ぎて曲がらないと、蹴り出しがうまくできず、足が疲れてしまいます。

指の関節と同じ部分が柔らかく曲がる靴なら、足の指がしっかり地面をグリップでき、足のアーチもキープできます。

踵部分がしっかりしている

子どもの柔らかい足をガッチリと支えて固定できるように、踵部分は硬い靴を選びましょう。

踵のおさえが頑丈だと、子どもの踵の骨もしっかり育ちます。

踵が柔らかいと足がぐらついて、足の変形や扁平足、体の歪み、O脚、X脚などの原因になってしまいます。

足の甲をフィットさせられる

子どもの足の甲に靴がぴったりフィットしている状態がベストなので、履いた時にマジックテープなどで、足の形に合わせて留められるものを。

できればマジックテープは1本ではなく、2〜3本ついているものを選び、フィット感を高めましょう。

紐靴の方が足の形にフィットさせやすいですが、靴紐がほどけたり、ゆるむことを考えると、マジックテープの靴の方が安全・安心です。

通気性のよい素材

子どもの足の汗腺の数は大人と同じなので、大人よりも密度が高く、汗をかきやすいといえます。

靴の中の温度や湿度が上がると雑菌が繁殖しやすくなるので、通気性・吸湿性のよい素材を選びましょう。

メッシュ素材なら、洗っても乾かしやすいのでおすすめです。

小さい頃から習慣づけよう!正しい靴の履き方


どんなに足にぴったりな靴を買っても、履き方を間違えてしまうと意味がありません。

最初は面倒に感じても、小さい頃から毎回の習慣にしておけば、一生涯正しく靴を履く習慣が身につきますね。

① ベルトを外して、履き口をなるべく大きく広げます。
② 足を入れたら、トントンと地面に打ちつけて、靴の踵部分にしっかり子どもの踵を入れます。
③ 足の甲に靴をフィットさせ、②で合わせた踵がずれないようにベルトでしっかりと留めます。

この履き方をすると、足に驚くほどフィットして大人でも歩きやすくなるので、親子でトライしてみましょう。

また踵の硬い部分(ヒールカウンター)は足の動作を安定させ、子どもの足を守ってくれる大切な部分。

「靴の踵は絶対に踏み潰さない」ことが大切です。

合わない靴を履いたり、履き方を間違えると、子どもは生涯、足のトラブルを抱えたまま、その足とつき合っていくことになります。

子どもに合う靴をしっかり選び、足も体も健康に育ってほしいものですね。

まとめ

・子どもの足は柔らかいので、合わない靴を履いていると変形したり足のトラブルを招く。
・合わない靴を履くことで、扁平足や開帳足、外反扁平足になってしまうことがある。
・子どもの靴を選ぶ際は、サイズや靴底の柔らかさ、踵がしっかりしているかなどをチェックするとよい。
・よい靴を選ぶことはもちろん、正しい履き方も大切。

(参考文献)
・moonstar | 子どもの足のための知識
・シューマート | 子どものための「足によい靴」って?
・東京すくすく | 「まさか足が変形するなんて」子どもの靴、大きすぎも小さすぎもダメ!

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