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新学期の不安を解消!挨拶ができない子どもに親ができるサポートとは

投稿日: 2024.04.02

いよいよ新学期。
新学期は、子どもにとって大きな変化の時期です。
学年があがってワクワクする反面、新しい環境になじめるか不安を感じることもあるでしょう。
先生や友達など人間関係の変化もあるなか、挨拶ができない子どもにとってはコミュニケーションに困難を感じ、さらに不安が増してしまう可能性もあります。
この記事では、挨拶ができない子どもに親ができるサポートについて紹介します。

お子さんは挨拶できていますか?


あなたのお子さんは、挨拶できていますか?
小学校入学を控えると、お子さんの挨拶について心配になる保護者の割合が増える傾向にあります。
なぜなら、小学校生活においては、挨拶が非常に重要視されるからです。

小学校教育では、道徳科の「内容項目の指導の観点 礼儀」の項目で、「気持ちのよい挨拶、言葉遣い、動作などに心掛けて、明るく接すること」と示されており、指導の重点事項として取り上げている学校もあります。

ちなみに、私立の小学校の入学試験でも、挨拶が重要な評価ポイントとなっている学校が多いようです。

小学校では、子ども自身が主体的に挨拶できることが求められているのです。

なぜ挨拶が大切なのか?


挨拶とは、「自分の心が開いていることを伝え、目の前にいる相手を認め、好印象を与える行為」です。
挨拶ができると、人間関係もスムーズになり自分の意見も言いやすくなります。
ここでは、挨拶の目的、挨拶にどのようなチカラが秘められているのかについて解説します。

目的

挨拶をすると、周りの人は自然と笑顔になりますし、されて嫌な気持ちになる人は少ないですよね。
挨拶には、前述したように、「相手の心を開き、相手の心に近づく」という目的があります。

地域や学校などでよく行われる「あいさつ運動」、知っていますか?

「あいさつ運動」とは、挨拶の大切さを改めて認識し、実践することを促す活動で近隣の小学校同士あるいは小学校と中学校が連携し、朝の登校時にお互いに挨拶をし合うという取り組みです。

小学校と中学校の連携による取り組みにおいては、「中学校の生徒会本部役員が小学校の校門で“出前あいさつ”を行い、大きな声であいさつ運動ができた児童には、中学生がしっかりとほめメダルを渡す」などの事例もあります。

こうした取り組みにより、小学校の児童は以前よりも笑顔で大きな声であいさつができるようになり、中学生が来る日を楽しみにするようになるなど、大きな効果が得られています。

挨拶に秘められたチカラ

挨拶には「相手の心を開く」という目的の他に、相手の心を動かすチカラを持っています。
挨拶にはどのようなチカラが秘められているのでしょうか。

相手の存在を認めていることを表せる
挨拶は、相手の存在を認め、「私はあなたがそこにいることを知っているよ!」「気がついているよ!」「いつも気にしているよ!」ということを伝える行為です。
挨拶することで、相手の存在を認めていることを表すことができます。

コミュニケーションの第一歩
挨拶は、相手との会話を始めるためのきっかけとなります。
挨拶を機に相手との距離が縮まり、スムーズなコミュニケーションが広がっていくでしょう。

良好な人間関係を築く
お互いに挨拶しあうことで相手との間に信頼関係が生まれます。
それを積み重ねることで、人間関係がますます良くなっていきます。

その場が明るくポジティブな雰囲気になる
元気な挨拶をすることで、その場が明るくポジティブな雰囲気になり、周囲の人たちに安心感を与えることができます。

緊張をほぐせる
緊張していても、周りの人から挨拶されるとホッとしませんか? 挨拶で自分自身も声を出すことで、緊張を解くことができます。

周りから信頼される
挨拶というのは、礼儀の基本です。
大きな声で笑顔で「おはようございます!」と言うだけで、「あの人は しっかりあいさつしてくれる人」と、周りから信頼されます。

笑顔が増える
挨拶をすると、自然と笑顔が増えるもの。
挨拶をきっかけにして笑顔が増えれば、気持ちもそれにつられて上向きになります。
挨拶は、私たちが自然に笑顔になり気持ちも上向きにしてくれる、とても素敵な行為なのです。

子どもが挨拶しない、できない理由は?


「いつも元気に挨拶できる子になってほしい」という親の気持ちとは裏腹に、「挨拶しなさい」と言われないと挨拶できない子や、何度言っても自分から挨拶する習慣がつかない子も、少なくないもの。
子どもが挨拶できない、挨拶しようとしない理由はどこにあるのでしょうか。

恥ずかしいから

人見知り、内気な性格の子どもは、知らない人や大勢の人がいる前で挨拶するのが恥ずかしくてできないことがあります。
また、目を見て話すことが苦手で、照れてしまい挨拶できない場合もあります。
このようなお子さんに、「挨拶をしなさい!」と強く言い過ぎるとかえって委縮してしまい、一層できなくなることもありますので注意が必要です。

タイミングがわからないから

子どもは、大人が思う以上に自分の周りの状況をよく見ています。
しかし、心身の成長過程にある子どもは、誰かに会ったとき、別れるとき、お店に入ったときなど「ここで挨拶したほうがいいのかな?」と思いながらも、挨拶するタイミングを逃してしまうこともあります。
また、そのときどきの状況によって、適切な挨拶の言葉が出てこないこともあります。

親に注意されたくないから

小学校高学年になると反抗期などが重なる場合があり、親に「挨拶しなさい」と言われるのが嫌で、わざと挨拶をしない子どももいます。
また、親に注意されることがプレッシャーとなり、挨拶自体が嫌いになってしまうこともあります。

相手が知らない人だから

近所の人の顔や名前がわかっていた昔とは違い、現代は、子どもをめぐる犯罪が増えていることから「知らない人とは話をしない」と教えられている家庭も少なくありません。
知らない人に対しては警戒心が強く、「挨拶をするのが怖い」と感じる子どももいます。

新しい環境に慣れていないから

園や小学校など新しい環境に入ったばかりの子どもは、クラスの雰囲気に慣れるまでは周囲に気を取られて挨拶を忘れてしまうことがあります。
また、新しい環境に緊張して、挨拶の言葉がなかなかできないこともあります。

挨拶をする習慣がないから

朝起きたら「おはよう」、夜寝るときに「おやすみなさい」、園や学校に行くときに「いってらっしゃい」など、家庭で挨拶を習慣化していない場合、子どもは挨拶の必要性を理解していない可能性があります。
親が挨拶をしない家庭では、子どもも挨拶をしないことが当たり前になってしまうことがあります。

挨拶の大切さを子どもに伝える4つの方法


子どもが挨拶をしない理由はさまざまですが、挨拶は一朝一夕に身につくものではなく、幼いころからの家庭環境が大きく影響するといわれています。
だからこそ、幼いうちから挨拶の大切さを子どもに伝えていくことが必要です。
ここでは、挨拶の大切さを子どもに伝える方法を4つ紹介します。

家族間で元気に挨拶する

挨拶の大切さを子どもに伝えるための基本中の基本は、家族間で元気に挨拶することです。
夫婦間、親子間で、「おはよう」「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「お帰りなさい」「いただきます」「ごちそうさま」「おやすみなさい」などの挨拶を、笑顔で交わすよう心がけましょう。

また、同じマンションのエレベ−ターでいっしょになった人、近所の方にも笑顔で挨拶を。
子どもは、そんなお母さんお父さんの姿を見て育ちます。

「ありがとう」や「ごめんなさい」も素直に伝える

挨拶だけでなく、「ありがとう」や「ごめんなさい」という「気持ち」を親から素直に伝えることも、とても大切です。

・ 子どもにお手伝いをしてもらったとき
・ 弟や妹のお世話をしてもらったとき
・ 親の勘違いに気づいて教えてもらったとき

など、「ありがたい」と思ったときは、「わー、すごく助かったよ、ありがとう」などと、心をこめて伝えましょう。

また、

・ 「子どもに叱り過ぎてしまった」と思ったとき
・ 子どもとの約束をうっかり忘れてしまったとき

など、「申し訳ない」と思ったときは、「さっきは怒りすぎちゃってごめんね」と、お詫びの気持ちを正直に伝えましょう。

親子とはいえ、子どもを一人の人間として敬い、自分の気持ちを伝えることは親の態度としてとても大切です。

子どもが自ら挨拶できない時は促してあげる

子どもが自ら挨拶できない時は、「パパに大きな声で『おはよう!』って言えるかな?」「おにいちゃんに『ごめんなさい』っていっしょに言いにいこうか」などと促してあげましょう。
ただし、無理強いはNG。
子どものペースに合わせ、場合によっては手を握って安心させながら挨拶を促すのも一案です。

挨拶が上手にできたら、その場でほめる

挨拶が上手にできたら、「元気に挨拶できたね!」「今の挨拶、かっこよかったよ!」など、その場でほめてあげましょう。
子どもはほめられることで、挨拶をすることに自信を持つことができます。

大人が挨拶できないと子どももできない


大人が挨拶できないと、子どもも挨拶できない傾向があるのは事実です。
前述したように、子どもは大人を見て学び、真似をするからです。

子どもに挨拶を習慣づけるためには、まず親自身が挨拶をすることが大切です。
誰かに会ったとき、別れるとき、お店に入ったときなど、日常生活の中でこまめに挨拶していますか? 
これを機会に日頃の生活を振り返ってみましょう。
子どもがしっかり挨拶できるようになるには、親の根気強いサポートが必要です。
子どもと一緒に挨拶の大切さを学び、お互いの気持ちがよくなる挨拶を習慣化させたいものです。

まとめ

・小学校生活をスムーズに送るには、子どもからが自分から挨拶できることが大切。
・挨拶には「良好な人間関係を築く」「緊張をほぐす」などの効果がある。
・大人が自ら笑顔で挨拶することで、挨拶できる子どもが育つ。

まとめ

参考文献)
「ビジネスにおける挨拶の重要性 〜5秒の挨拶でビジネスライフを円滑に〜」(出典:NNCブログ)
「挨拶の大切さを子どもに伝える重要性と習慣にする方法」(出典:オールアバウト)
「あいさつ運動の好事例」(出典: 備前市立吉永中学校)
「挨拶の大切さを子どもに伝えたい!習慣づけるためにできることって?」
(出典:ママソレ)

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