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保護者の負担ってどこまで?子どもの習い事で知っておきたいこと

更新日: 2023.12.06
投稿日: 2023.04.07

「現在、子どもに習い事をさせている」「そろそろ、子どもに習い事をさせたい」という保護者は多いもの。
ひと言で「子どもに習い事をさせる」といっても、送迎や費用面など、親の負担が伴います。
どのような負担があるのか具体的に知っておくことで、親子でよりポジティブに、習い事と向き合えるようになるのではないでしょうか。
この記事では、子どもの習い事における保護者の負担や解決法、子どもの習い事のとらえ方について紹介します。

習い事を始める前に把握しておきたいポイント


サッカー、野球、バスケットボールなどスポーツ系、歌やピアノなど音楽系、英語やプログラミングなど学習系といった
さまざまな習い事があります。始めるにあたり、いちばんのポイントは「子どもがやりたいこと、興味を抱いている習い事を選ぶ」ということ。
この大前提をおさえたうえで、習い事を始める前に保護者が把握しておきたいポイントを紹介します。

習わせやすさ

「楽しむことを優先したい」「高い技術を身につけたい」「試合やコンクールなどの経験を積みたい」など、子どもの習い事に求めることは家庭により異なりますが、最初から厳しい練習が続いたりすると、自信をなくしてしまうことにつながりかねません。
多少の緊張はあるものの、「子どもが集中している」「笑顔が見られる」「楽しい様子が伝わってくる」など、“習わせやすさ”があるかどうかを見極めることも、大きなポイントです。
実際に始める前に見学や体験レッスンを利用し、雰囲気を肌で感じることも大切です。

場所

小さい子どもが習い事に通う場合は保護者の送迎が必要になるため、立地はとても重要です。
月に数回その場所に送り迎えができるかどうか、自宅や園・学校から遠すぎないかどうかなどを確認しましょう。
万が一お迎えの時間に間に合わなかった場合、子どもが待つことができるかなどを把握しておくことも大切です。

係などの当番

野球やサッカーなどチームスポーツにおいて、団体によっては保護者の当番や試合の引率があります。
当番制の有無、当番制がある場合は、どのくらいの頻度でどのようなお手伝いがあるのかを事前に確認しておきましょう。

人間関係

個人レッスンの習い事はもちろん、グループレッスンやチームスポーツでも、指導してくれる先生との相性はとても大切です。
相性のいい先生なら、子どもも「しっかり練習しよう」という気持ちになり、習い事の上達度合いも変わってきます。
また、同じ習いごとに通う保護者同士で試合や発表会などのお手伝いをすることもあります。
体験レッスンや見学などを通し、「保護者同士で良い関係が保てそうかどうか」という視点で検討することも忘れないようにしましょう。

費用

習い事の費用は、子どもの年齢が低いほど安く、年齢があがるにつれて高くなっていくのが一般的です。
また、月々に支払う月謝以外にも、ユニフォーム代、道具代、遠征費、発表会参加費など追加費用がかかることはよくあります。
月謝だけでなく、1年間のトータルでどの程度の支出が必要になるかある程度把握し、家計における教育費の予算内におさまっているかを確認しておくとよいでしょう。

スケジュール

共働きの場合、「平日の習い事の時間が夕方だと帰宅してから夕食などの準備が大変」「きょうだいがいると、上の子と下の子の曜日のやりくりするのにひと苦労」など、スケジュール管理が難しいケースが生じることもあります。
まずはお母さんお父さんの1週間のおおまかなスケジュールを確認し、無理なく動ける曜日や時間を検討するようにしましょう。

保護者の“習い事疲れ”。その要因は?


「子どものために」と思うあまり、“習い事疲れ”に陥る保護者が増えているようです。
子どもの年齢が上がるにつれ習い事をかけもちするケースも多く、「送迎やスケジュール管理などに追われ、ヘトヘトになる」という声も聞こえてきます。
ここでは、どのような“習い事疲れ”があるのかについて紹介します。

仕事をしながらの習い事の送迎や係が大変

1日忙しく働いた後、園や学童にお迎えに行き、習い事に直行。帰宅すると慌ただしく夕飯作りが始まり、就寝時間も後ろ倒しに。
習い事の送迎のため、その日の帰宅後の生活にしわ寄せがいくため、時間に追われて家事をこなしているうちに疲れがたまってしまう保護者が少なくないようです。
きょうだいがいると、毎日のように送迎があったり、やむを得ず下の子を連れていくと待ち時間にグズったりなど、精神的なストレスもたまりがちです。

ママ友や指導者との人間関係での悩み

子どもの習い事のママ同士で、ちょっとした言葉の行き違いからトラブルに発展したり、子ども同士の関係がこじれたことをきっかけに、こちらは何もしていないのに無視されたり派閥ができてしまったりなどの悩みも聞かれます。

また、レッスンを見学するなかで「子どもが指導者と合わないよう感じる」「指導者の、子どもへの接し方に疑問を感じる」など、指導者との相性に不安を感じたりモヤモヤした気持ちを抱いたりすることもあるようです。

遠征などが増えてきてお金の負担が心配

スポーツの場合は「サッカーを始めた息子を応援したいけれど、試合や遠征の交通費など思いのほか出費が多く経済的に余裕がない」ダンスやバレエの場合は「発表会の参加費用や衣装代が負担」など、経済的な問題も“習い事疲れ”につながっているようです。
高学年になると試合や発表会も多くなるのに伴い出費がかさんでいくのも事実。
複数の習い事をしていたけれど、「経済的な理由により習い事の数を減らす」と決断する家庭も少なくありません。

こんな時はどうするの?習い事疲れの対応・対処方法

送迎は家族に協力してもらう

子どもの習い事の送迎を、お母さん一人で抱え込む必要はありません。
夫婦で相談し、お母さんとお父さんの都合の良い方が送迎できるような状態にしておくと良いでしょう。
共働きの場合は、夫婦が休みの日に子どもの習い事を入れ、練習を見に行ったり送迎をしたりなど、子どもの習い事を「家族のイベント」のようにとらえて応援するという考え方もあります。

また、実家が近いなら、時には両親に送迎をお願いしてみるのもよいでしょう。
さらに、子どもがある程度大きくなってきたら、同じ習い事に通わせているママ友と協力して、行きと帰りで送迎を分担するという方法もあります。
実家やママ友に送迎をお願いする際のポイントは、感謝の気持ちを忘れないこと。
子どもの送り迎えは、誰にとっても少なからず負担になるものです。
引き受けてもらったら、必ず感謝を伝えるようにしましょう。

習い事の日は宅配サービスや冷凍食品を頼る

子どもの習い事がある日は、帰宅時刻が遅くなるため晩ごはんのしたくは素早くすませたいもの。
フライパンに並べて加熱するだけ、電子レンジで温めるだけで夕食の一品になってくれる冷凍食品、食材とレシピがセットで販売されたミールキット、宅配サービスなどを上手に利用し、時短を心がけましょう。
余裕があれば、休みの日におかずを作り置きしておき、習い事の日はそれらを晩ごはんのメニューにするというのも一案です。

送迎サービスを利用する

各自治体で行っている子育て支援サービスのひとつファミリーサポートなどでは、習い事の送迎にも対応してくれます。
有料になりますが、変に気を遣う必要がないので、忙しいお母さんお父さんにおすすめです。
各自治体のファミリーサポートは、住んでいる地域により、そのサービス内容はさまざまです。
興味があれば、各自治体のホームページを検索し、事前説明や登録手続きの方法などを確認しましょう。

信頼できる人に話を聞いてもらう

子どもの習い事についての悩みや不安があれば、夫や親しいママ友など、信頼できる人にざっくばらんに話を聞いてもらうのもよいでしょう。
中でも複数の子どもを育てる先輩ママ友は、同じような“習い事疲れ”を経験していることが多いもの。
どのように乗り切ったのか体験談を聞くことで、解決策が見つかるかもしれません。

子どものやりたい気持ちが一番大切!


子どもの習い事は、多くのママやパパの関心事のひとつ。
習い事で大切なのは、子どもの気持ちです。「子どもが習い事を“楽しい”“もっとやりたい!”と感じているか」という視点で見守りましょう。

子どもが取り組む姿を見ながら、「家ではおっとりしているけど意外と負けず嫌いのところがあるな」「こんなに積極性があったんだ」「周りのお友だちにやさしくできるのね」など、習い事を「子どもの新たな一面を発見できるチャンスの場」として捉えてみましょう。

子どもが習い事を始めたら、お母さんお父さんは、子どもができるようになったことを認め、励ましていくことが大切です。
見学できる場合は温かく見守り、「今日はこんなことしていたね?」「何が楽しかった?」などと話しかけてみましょう。
習い事を親子のコミュニケーションの一貫として日々の生活に取り入れ、子どもが頑張っていることを親子で一緒に練習し、目標をたてて取り組むなど、「親も一緒に楽しむ」姿勢が子どものやる気を促します。
子どもがふれた習い事の世界をより楽しんで継続できるよう、支えていきましょう。

まとめ

・子どもの習い事を始める前に、送迎や費用面をチェック。
・時間のやりくり、人間関係など、“習い事疲れ”は周りを頼って改善しよう。
・子どものやりたい気持ち、親がいっしょに楽しむ姿勢が大切。

参考文献)
「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究」(出典:笹川スポーツ財団)
「子どもの“習い事疲れ”している親が急増中!仕事を切り上げ送り迎え、スケジュール管理でフラフラ」(出典:LEE)
「子どもの習い事をどう考える?」(出典:キレイライフプラス)

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