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非認知能力

子ども時代が鍵になる!これからの時代!よりコミュニケーション能力を育てよう!

更新日: 2023.01.04
投稿日: 2021.01.15

今、世界中に新型コロナウイルスが感染拡大していて、人と人、国と国とが手を取り合って協力して解決していくことが求められています。

コミュニケーション能力を発揮して問題を円滑に進めていくことは、子どもが大人になり、自立をして、社会に出たときにも求められる重要な力となっていくでしょう。

仕事ではもちろん、家族や友人たちと良好な関係を保ち続けるために必要なコミュニケーション能力は、実は子どもの頃から適切に育んでいくことがとても大切になります。

どのように子どものコニュニケーション能力を高めていけばいいか、ご紹介していきます。

コミュニケーション能力が低い人と高い人の特徴とは

心理学博士で『「人と上手につき合える子ども」に育てる36の処方箋』の著者である心理学博士の榎本博明さんは、人とのコミュニケーションが苦手な若者が急増していると話しています。

具体的には下記のようなシチュエーションで、コミュニケーション能力の低さから生きづらさを感じてしまう人がいるようです。

・人と一緒にいるだけで気疲れる。
・友達ができない、友達ができてもどう付き合えばいいのかがわからなくて悩む。
・就職しても仕事をしている時間は問題ないが、雑談をする時間を苦痛に感じる。

コミュニケーション能力が低いと、友達を作ることや友達関係を維持すること、また職場での人間関係をうまく保つことができないなどの影響が出てきます。

では逆に、コミュニケーション能力が高い人はどんな特徴があるでしょうか?

「日本コミュニケーション能力認定協会」によると、コミュニケーション能力が高い人の特徴について下記のように記しています。

・相手に共感することができる。
・相手の話を上手に聞ける聞き上手である。
・適切な質問をすることができる。
・自分の気持ちをわかりやすく相手に伝えることができる。
・周りの人のやる気を引き出し高めることができる。
・相手の心を引き付けるような話すことができる。
・話を総合的にまとめることができる。
・周囲の人に好印象を与えることができる
引用元:日本コミュニケーション能力認定協会/コミュニケーション能力とは?

コミュニケーション能力と聞くと、自分から働きかけて話をするイメージが強いかもしれません。

でも実は、相手の気持ちに共感することや、相手の話にきちんと耳を傾けることのできる姿勢がとても大事なのです。

もちろん自分の気持ちを正確に伝えることや、魅力的な会話をすることもコミュニケーション能力の一部ですが、その時の状況を感じ取り、相手のリアクションを知ることもコミュニケーションなのです。

コミュニケーション能力とは非認知能力の一つで、相手を理解して心を通わせて人との関係性を築き、人生をより豊かにする力と言えます。

子どものコミュニケーション能力は家庭で育もう


子どものコミュニケーション能力を育てることに関して、多くの文献に共通することは、親のあり方や対話の重要性についてです。

「非認知能力」の育て方の著者であるボーク重子さんも、親子の対話の重要性を述べています。

“コミュニケーションの基礎を作るのが、親子の対話であり、家庭での声かけなのです。
普段あなたはお子さんとどのくらい会話をしているでしょうか?
一緒の時間を過ごしていても、親子でじっくり話をすることは以外にも少ないかもしれません”

この言葉にドキッとされた方もいるかもしれません。

ボーク重子さんは、家庭で子どもと上手にコミュニケーションを取るためのコツとして、イエスやノーで終わらない質問を投げかけることをすすめています。

下記の具体例を見てみましょう。

親:「今日は学校何が楽しかった?」
子:「体育の時間かな」
親:「体育ではどんなことをしたの?」
子:「エビカニクスというダンスを踊ったの」
親:「へぇ、おもしろい名前のダンスだね。どんなダンスなの?」
子:「エビとカニのお話のダンスなんだ。エビのときはこんなポーズをするの」
親:「エビはそんなポーズなんだ! カニのときはどうするの?」
子:「カニはこうするんだよ」
親:「そんなダンスあるなんて知らなかった、ママにもダンス教えてくれない?」
子:「いいよ!」
親:「ママが覚えたら一緒に踊ろうよ」
子:「いいね!楽しそう」

このような感じで、子どもの会話一つ一つを丁寧に聞き、掘り下げていきます。子どもは親が自分に関心を持っていると実感することで自信も得られるので一石二鳥です。

あまり難しく考えずに、インタビュアーになったつもりで楽しく実践してみましょう。

子どものコミュニケーション能力を高める5つのこと

『一流の育て方(ムーギー・キム/ミセス・パンプキン著)』にも、コミュニケーションは相手の話を聞くことが大切であることや、子ども時代から育むことの大切さが書かれています。
本著から、子どものコミュニケーション能力を高める5つの大事なことをご紹介します。

親以外との人々との交流を大切にする

子どもに親以外の大人と接する機会をたくさん提供しましょう。

親の友達を家に招き、近所づきあいを大切にすること、習い事やスポーツ教室での合宿やキャンプ体験、友達家族と旅行をすることなどは子どもにとって貴重な体験になります。

親以外の人々の交流を通して、子どもは自然と対人コミュニケーションを育んでいきます。

親は子どもにとって何でも話せる相手でいる

親は子どもにとっていつでも何でも話せる相手であり続けるように心がけましょう。

子どもの世界を理解しようとする柔らかな心を持ち続け、「親は何でも話せる相手」、「自分の話を受け入れてくれる相手」、「理解し合える相手」といった信頼関係を育んでいきましょう。

叱るときは感情的にならずに理由を伝える

子どもに怒鳴って感情的に叱るのではなく、間違いを気づかせるような叱り方を心がけましょう。

親の叱り方はそのまま子ども自身の怒り方に直結します。

また、親とのコミュニケーションで恐怖を感じ続けると、極端に親を恐れたり、大人への不信感が生まれたりします。

つい、感情的になりそうな時には深呼吸をして、なるべく穏やかに冷静に話すようにしましょう。

感謝することの大切さは親が態度で表す

親が小さなことに喜びや楽しみを見出して感謝を忘れずに日々を過ごしていれば、その気持ちは自然と子どもへと伝わります。

他人にだけでなく、家族の間でも感謝することの大切さを言葉や態度で表現しましょう。

感謝することを言葉や態度で表す習慣は、将来子どもの人間関係に大きく左右します。

相手の立場になって考える癖をつけさせる

相手の気持ちを汲み取ることの大切さや、立場の弱い人を思いやる気持ちを家庭で育みましょう。

親のちょっとした言動が子どもの感性に影響していきます。

電車で誰かに席を譲ることや、困っている人がいたら助ける姿勢を親が持ち続けていれば、子どもは他者へ寄り添いの気持ちを持てる大人になります。

以上の5つのコミュニケーション能力を高めることを見てみると、子どものコミュニケーション能力を育てる上で大事なことは、親や家庭環境が大きく影響していることがわかります。

もし、今足りていないと感じたことがあったなら、一緒に育んでいこうと柔軟な心で親も変化し続けることが大事ですね。

まとめ

・コミュニケーション能力は今もこれから先も必要とされる能力。
・子どものコミュニケーション能力を育てる鍵となるのが、家庭や親のあり方。
・子どものコミュニケーションを高める5つのことでは、親も一緒に取り組む姿勢も大事。

編集部より

新型コロナウイルス感染拡大により、私たちは今まで当たり前にできていたことができなくなったり、新しい生活様式を余儀なくされています。このことで、少なからずストレスを感じていることは明らかなことで、そのことはきちんと受け止めてケアをしましょう。そして、これからの時代は、人と人や国と国が協調して歩みを進めるときではないでしょうか。
コニュニケーション能力はとても大切な力で、今もこれから先も人間にとって重要な力でしょう。
一人一人が手を取り合って協力しながら、問題に立ち向かっていけるような世界でありたいですね。

(参考文献)
・毎日新聞・社説|「コロナ後の世界 国際協調こそ乗り切る道」
日本コミュニケーション能力認定協会
・一流の育て方(ムーギー・キム、ミセス・パンプキン著/ダイヤモンド社)
・「人と上手に付き合える子ども」に育てる36の処方箋(榎本博明著/主婦の友社)
・「非認知能力の育て方」の育て方(ボーク重子著/小学館)

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