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夏休みだからこそ教えたい火の扱い方、「火育」とは

更新日: 2022.11.08
投稿日: 2022.08.09

夏は花火やBBQ、お盆の迎え火・送り火など、火を扱うことが多くなりますよね。

しかし近年はIHヒーターの普及や焚き火の禁止など、子どもが身近に火を感じたり、使ったりする機会が激減しています。

ひとつ間違えば大きな事故や怪我のもとにもなってしまう「火」ですが、扱い方さえ覚えれば怖くありません。

この夏は親子で「火育」に取り組んで、火の扱い方を学んでみましょう。

火の扱い方を学ぶ「火育」とはなにか

人類の脳は、火を使い始めてから飛躍的に発達したと言われています。

しかし、その扱い方となると現代社会で自然に身につけることは難しいのが現実。

一歩間違えると火事や火傷の恐れもある「火」ですが、扱い方を理解し注意点を守れば適切に使えるようになります。

そして「火」と上手に付き合えるようになると、子どもの自信にもつながります。

むやみに遠ざけるのではなく、「こうすると危ない」「だから◯◯を守る」という正しい対処を覚えることが大切。

それを教え、身につけさせるのが「火育」なのです。

夏休みはキャンプやBBQ、花火など、親子で「火育」に取り組める機会もたくさんありますよね。

このチャンスに、「火」の正しい理解を深めましょう。

なぜ火を扱うことが大切なのか? 「火育」のメリットとは

一見、危ないことのように思う火の扱い方。

なぜ今、子どもにそれを教えようという考え方が出ているのでしょうか。

例えば災害時。

電気もガスも通じなくなった時、カセットタイプのコンロやキャンプ用のガスコンロを使えば、温かい食べ物も食べられますよね。

「マッチを擦ったことがない」では、いざという時に右往左往してしまいます。

つまり火を扱えることは、子どもの「生きる力」になるのです。

また「薪に火をつける」「焚き火をする」には、最初は紙や枯れ葉に火をつけ、少しずつ大きな薪や枝に火を移していく、辛抱強く取り組まなければできない仕事。

一筋縄にはいかない火の扱いは、子どもの根気強さや忍耐強さも養えるのです。

無闇に怖がるのではなく、正しく理解をさせることで、「やっていいこと・悪いこと」の区別をつけ、適切な扱い方を身につけるのが賢い方法。

では実際に火を扱う際の注意点について、考えていきましょう。

火を使う時の注意点

火をつけたり、火を使って調理をする際は、何点か注意することがあります。

知ってしまえば「なるほど」と納得できることばかりなので、ここで一度おさらいしておきましょう。

◯ 化学繊維のものは身につけない
◯ 手袋を着用する(できれば革製のもの)
◯ 風下に立たない
◯ 火が燃え移らないよう、周囲のものを片付けておく
◯ 消火は適切な方法で
◯ 火の周りではふざけたり、走り回らない
◯ 必ず大人が火の番をする

化学繊維の服や小物は身につけない

ナイロンやポリエステルなどの化学繊維の衣類は火が燃え移りやすく、火傷の原因になります。

伸縮性のあるジャージ素材も、熱で溶けやすいので避けた方が安心です。

火を扱う時は、できるだけ綿の服を着用するといいでしょう。

手袋を着用する(できれば革製のもの)

焚き火やBBQなどには、手袋があると安心です。

また薪や枝などはトゲもあるので、できれば革製の手袋がベスト。

サイズが大きすぎると、手先が余って危ないので、子ども用のサイズを選びましょう。

風下に立たない

火の粉や煙を浴びないように、常に風の動きをチェックして風下には立たないように注意します。

長時間煙を吸いこむと、屋外でも一酸化中毒になる可能性があります。

また花粉症の人がスギの木を燃やした煙を吸うと、刺激になることもあります。

風が強くなってきたら花火や焚き火は中止するなど、火を扱う時は「風」に注意することも忘れずに。

火が燃え移らないよう、周囲のものを片付けておく

枝や枯れ葉、紙類など、燃えやすいものは火の近くに置かないようにします。

またコップや鍋などの道具類は燃えませんが、火の近くに置いておくと高温になって火傷の原因に。

トラブル防止のために、火の周囲には物を置かず、片付けておきましょう。

消火は適切な方法で

花火の時は必ず消火用の水を用意しておき、終わった花火は水に入れて完全に消火しましょう。

焚き火を消火する時は、水をかけると水蒸気で火傷をするので注意が必要。

火のついた薪や炭を1本ずつ引き抜いて水に沈めたり、自然に火がおさまるのを待つのがベストです。

火の種類によって消火の方法が異なるので、事前によく調べておきましょう。

火の周りではふざけない・走り回らない

花火や焚き火など、いつもとは違うイベントになると、親も子どもも興奮しがちです。

しかし火の周りで遊んだり、走り回ったりすると、思わぬ怪我や事故のもとになります。

「火の周りではふざけない」「火を使う時は必ず大人と一緒に」と事前に約束しておきましょう。

必ず大人が火の番をする

最初から子どもに焚き火などの火の番を頼むことは、さすがにないでしょう。

しかし弟や妹がグズったり、走ってどこかに行ってしまったり、予期せぬことが起これば、つい年長の子に「ちょっと火を見ておいて」などと頼んでしまうかもしれません。

子どもも「役に立ちたい」「頑張りたい」という気持ちから、薪を動かしたり、着火剤を追加してみたり、知らずに危険なことをしてしまう可能性も。

火育をする際は「夫婦で役割分担をする」「幼い子どもが飽きない工夫をする」など、火に集中できる環境を整えましょう。

実際に「火育」をしてみよう!

頭で考えていても、火の扱いはうまくなりません。

まずは安全なところから、火を使ってみましょう。

家で火育

自宅のキッチンがガスコンロであれば、まずは火をつけるところからスタート。

IHヒーターの場合なら、カセット式のボンベなどを使ってみるのも手です。

またキャンドルを用意して、マッチの擦り方を練習するのもいいでしょう。

キャンドルからキャンドルに火を移してみたり、コップをかぶせて火を消してみたり、ゆらゆらと動くキャンドルの火を中心に、心安らぐ時間を過ごすのも楽しいですね。

夏ならではの「花火」も火育のチャンスです。

「ふざけない」「花火を人に向けない」「バケツに水を用意する」など、基本的な火への対応が学べます。

火を使ったら、消すところまでしっかり見届ける。

その習慣は、ぜひ家庭で身につけたいですね。

キャンプで火育

自宅での火の扱いに慣れてきたら、屋外での火育にも取り組んでみたいですね。

キャンプやグランピングは、焚き火やBBQなど火が活躍する場面がたくさんあるのでおすすめです。

まずは火をおこすことから始めて、少しずつ火を大きく育て、料理をしたり焚き火を楽しんだり、人間が火と共に進化してきた過程を追体験してみましょう。

薪や小枝を拾うところから始めると、火への親しみが増します。

枯れ葉や小枝などの細かいものから火をつけ、順々に大きな薪に火を移さないと、あっという間に火は消えてしまいます。

火の中に空気が入るように、小枝や薪を立体的に組むと火が確実に大きくなるなど、焚き火ひとつでも学ぶべきことは多くあります。

プレーパークで火育

子どもが自分の責任で自由に遊ぶ冒険遊び場「プレーパーク」のなかには、消防署の許可を取り、子どもが火に触れ合って遊べるところが多くあります。

プレーパークでは、プレーワーカーと呼ばれるリーダーや地域のボランティアたちが、子どもの興味が向かうまま、自由に遊べるようにサポートしてくれます。

火おこしや焼き芋、焚き火など、その日のイベントやテーマに沿った遊びが準備されていたり、自由に火に触れ合う機会が設けられているので、近くのプレーパークを探して行ってみるのもおすすめです。

イベントで火育

大手ガス会社やキャンプ場などが主催する「火育」をテーマにしたイベントやキャンプが、全国各地で企画されています。

また防災をテーマにしたイベントや勉強会で、火に触れ合う機会を設けているものもあります。

火の扱い方について専門家やキャンパーに学ぶのも、よい情報収集になるでしょう。

まとめ

・現代の子どもたちは「火」に触れ合い、「火」を知る機会が減っている。
・「火」への理解を深め、正しく扱えるように教えることが「火育」。
・火を使えるようになると子どもに自信がつき、忍耐強さなども養える。
・注意点を守れば、「火」は怖くない。
・家でもキャンプ場でも、公園でも「火育」はできる。

(参考文献)
・東京ガス ウチコト | 今こそ子どもに伝えたい【火育】とは? 災害時にも役立つ「火」を学ぼう
・GARVY PLUS | 火を体験したことのない子供たちへ、「火育」で得られる自立心
・いこーよ | プレイリーダーに学ぶ! 火との触れ合い方

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