Leifras SPORTS SCHOOL

自己管理力

子どもの運動会。緊張せずに力を発揮させるには?

2022.09.09

秋の運動会シーズンがやってきました。
コロナ禍が続き、園や小学校の運動会のスタイルは変わりつつありますが、子どもたちはもちろん、親も楽しみな行事のひとつには変わりありません。
本番が近づくと、親はつい、「かけっこで1位になってほしい」など、子どもの活躍を期待してしまいますよね。
しかし、親の期待とは裏腹に、本番で緊張し、いつもの力を出せない子もいます。
それはどうしてなのでしょうか。
本番で緊張せずに力を発揮できるような親の関わり方や励まし方について、コロナ禍による運動会の変化にもふれながら紹介します。

新しいかたちの運動会。さまざまな工夫で開催


コロナ禍が続き、園・学校の運動会のスタイルが変化してきています。
感染予防の視点から、運営面では

・競技数の縮小
・競技に参加する人数の縮小
・学年ごとの分散開催

などを取り入れる園・学校が増えてきています。

また、保護者の参観についても

・学年ごとの分散開催の場合は、子どもの学年のプログラムのみ参観可能に
・一家庭の参加人数を制限する
・保護者同士が距離をおいて観覧できるよう目印がある場所で観覧

などのルールのもとで行う園・学校が増えてきています。

私たち親が経験した運動会とは異なるものの、さまざまな工夫により、子どもも親も運動会を楽しめるようになってきました。

園・学校から、運動会についてのおたよりが配布されたら、参観の際の注意事項などにしっかり目を通しましょう。

また、夏が終わったとはいえ、まだまだ暑い日が続きます。かけっこなど運動会の練習をする場合は、感染予防、熱中症対策の視点から、下記のことに注意しましょう。

・屋外の日陰で行う
・朝早い時間、もしくは夕方の時間に行う

運動会で、子どもが緊張する理由は?


園や学校での運動会が近づくと、子どもによっては、練習に打ち込むいっぽうで緊張する様子を見せることも少なくありません。

なぜ、緊張してしまうのでしょうか。理由は4つあります。

「一生懸命頑張りたい」という気持ちがあるから

素直で真面目な子は、運動会の練習を重ねながら「お母さんやお父さん、先生に頑張っている姿を見せたい」と思うものです。

その気持ちが強いほど、「うまくいかなかったらどうしよう」と不安になり、緊張につながるケースも多いようです。

過去に失敗した経験を思い出すから

「園の運動会のかけっこで転んで泣いてしまった」「練習のときにミスして先生に怒られた」など、過去に失敗していやな思いをした経験があると、それを思い出し、「今回も失敗したらどうしよう」と、不安や緊張につながることもあります。

消極的、引っ込み思案な性格だから

消極的だったり、引っ込み思案な性格だったりすると、たくさんの人の前で走ったり踊ったりすることにおじけづいてしまい、本来の力が十分発揮できないことあります。

「非日常」の空間だから

運動会は、園や学校行事のひとつであるため、日常とは大きく異なる空間です。

普段とは違う雰囲気にのまれてしまい、緊張につながることがあります。

「緊張」を自覚させ、ポジティブに向き合えるような関わりを!


運動会という「本番」で、練習どおりの力を発揮させるためにまず大切なことは、「緊張する」という感情を子どもに自覚させることです。

「今日は学校で、運動会の練習したの? 練習のとき、どんな気持ちがした?」などと聞き、「かけっこの練習だったんだ。ずっとドキドキしてた」と答えてきたら、
「そっかー。ドキドキしてたんだー。そうだよねー。ドキドキするよねー」などと、同じ言葉を使って共感してあげましょう。それにより、子どもは、自分の感情に気づくことができます。

そもそも、「緊張している」ということは、自分が新しいことにチャレンジし、立ち向かっている証です。

「緊張するのはごく自然なことで、すばらしいこと」と教えてあげましょう。

「かけっこで1番になってね!」
「お遊戯で間違えたら恥ずかしいからね!」などと発破をかけたくなる気持ちもわかりますが、子どもにとっては多大なプレッシャーになり、かえって緊張が強くなってしまいます。

子どもの話に耳を傾け、「今日は、綱引きの練習で負けちゃったのね。どんな気持ちだった?」、「今日はかけっこの練習で、1番だったんだ。どんな気持ちだった?」など、
子どもがさまざまな感情に気づくよう働きかけるようにしましょう。

これを繰り返すことで、非認知能力のひとつとして知られる自己管理力を育み、運動会という一大イベントとポジティブに向き合うことができるようになるでしょう。

運動会で、本番で緊張せずに力を発揮させるコツ


運動会で、本番で緊張せずに力を発揮させるコツを紹介します。

努力によって達成可能な目標を立てる

「かけっこで一位になる」よりも「かけっこで、最後まで全力で走る」、「お遊戯で最初から最後まで振り付けを間違えない」よりも、
「本番までにおうちで5回や1日1時間練習する」など、周りの子の能力に関係なく、自分の具体的な行動や努力によって達成できる目標を設定するようにしましょう。

期待しすぎない

初めての運動会の場合は特に、親のほうが緊張してしまい、「この子は本番できちんとできるのだろうか」などと不安になってしまいがちです。
しかし、子どもは親の緊張や不安を感じ取るものです。過剰に期待しすぎず、「子どもの成長を応援する」くらいの気持ちで関わりましょう。

規則正しい生活を心がけ、十分な休息を

本番が近づいてくると園や学校での練習時間が増え、疲れがたまってくることも多いものです。

本番を万全の体調で迎えられるよう規則正しい生活を心がけ、家庭で十分な休息がとれるようサポートしましょう。

本番が終わったら、「一生懸命走っていたね!」「笑顔で踊れていたね!」など、「上手にできていたこと」に目を向けてほめてあげましょう。

もちろん、失敗してしまったことを反省したり改善したりすることも大切ですが、そればかりが記憶に残ると、次回もまた緊張してしまいます。

小さな成功体験を積み重ねていくことで自信がつき、緊張が和らぐだけでなく、自己肯定感を育むことができます。

まとめ

・「一生懸命頑張りたい」という気持ちがあるから緊張する
・「緊張する」「ドキドキする」という感情に気づかせてあげることが大切
・小さな目標を設定し、当日が終わったら「できていたこと」を褒める

編集部より

いよいよ秋の運動会シーズンに突入しますね!?運動会はいつになっても子どもはもちろんのこと、親としても楽しみにしている学校イベントの一つではないでしょうか?子どもも親も1位になってほしい。上手に踊ってほしい。などの気持ちが生まれてしまいますよね?でも、大切なのは、子ども自身が楽しむこと、一生懸命やりきることだということが改めて分かりました。そんな一生懸命に頑張っている子どもへの親のサポート、声掛けが大切になりますね。あえてプレッシャーをかけたくなる気持ちも分かりますが、萎縮してしまったり、失敗してトラウマになってしまったり、結果的に楽しみにしていた運動会、大好きな運動が苦手や嫌になってしまったらもったいないですよね?結果を褒めてあげるのではなく、頑張っている過程を認めて、褒めてみましょう!そうすることで自然と結果も付いてくるのではないでしょうか?

 

(参考文献)
・本番に強い子の育て方(森川陽太郎著,ディスカバー・トゥエンティワン)
・子育て&教育ひと言コラム/伸芽sクラブ|子どもが緊張する理由とは? 親の上手なフォローの仕方を解説
・いこーよ|本番に強い子と弱い子の違いは何? 緊張の理由や克服術も紹介(富山尚子監修)

関連記事

非認知能力を知ろう

非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力と言われる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。園や学校の先生をはじめ、お子様がいるご家庭のママやパパにも注目され始めている能力で非認知能力を高める教育への関心度が高まっています。

  • 非認知能力とは?
  • 非認知能力が必要とされる理由
  • 非認知能力を高める5つの理由
  • 非認知能力を高める方法

ラージハート公式Facebook