Leifras SPORTS SCHOOL

やりぬく力

子どもがスポーツでスランプに悩んだときの、親のNG行動、OK行動

2020.12.18

子どもが新しく始めたスポーツ、「子どもがやりたいと言ったから」「親自身が子どもの頃習っていて、自分の子にも習わせたかったから」などきっかけはさまざまですが、スポーツを頑張りながら、楽しく続けて欲しいですよね。

しかし、スポーツと切り離せないのが、「スランプ」とよばれる一時的な成長の停滞です。

スランプが続くと、「練習してもうまくならない」「友達にタイムを抜かされた」などとネガティブな言葉を発するようになり、「スポーツを辞めたい」「練習に行きたくない」などと言い出す子どもも少なくないようです。

親はこんなとき、どのように関わればよいのでしょうか。

非認知能力と関連づけて解説します。

スランプはだれでも訪れるもの。成長するために欠かせない

スポーツを始めると、最初は順調に上達していくことが多いですが、そもそもスポーツの能力は、必ず右肩上がりにぐんぐん伸びていくものではありません。

「レベルアップした」と思ったら停滞がはじまり、その時期は上手になりません。

しかしその後またレベルアップしていく、というパターンを繰り返すものです。

伸びが止まる状態のことを、一般的に「スランプ」とよんでいますが、ほとんどは、「プラトー」(=一時的な停滞状態)のことだと言われています。

この期間は、新しい取り組みなど自分自身のスキルとして身につけるために必要な時間です。

いわば、「次の段階にジャンプするために、力をためている状態」とイメージするとよいでしょう。

スポーツにおけるスランプの時期は、成長するために欠かせないものです。

だれにでも訪れることを知っておきましょう。

子どもがスポーツでスランプに悩んだときの、親のNG行動3つ


習い始めの頃は上達のスピードが早く、何もかもが新鮮で楽しかったスポーツですが、
スランプが続くと、「練習してもうまくならない」「今日の練習は全然楽しくなかった」などと、ネガティブな気持ちになってしまう子どもも少なくないようです。

本人の意思で始めたはずなのに、急に「辞めたい」と言い出すこともあります。

こんなとき、親はどのように対応すればよいのでしょうか。

まずは、NG行動を紹介します。

⚫️「もっと頑張りなさい」などと命令する
子どものやる気がダウンしていることを責め、「もっと頑張りなさい」「ここでやめたら一生後悔するわよ」などと命令したり決めつけたりすると、子どもはますます自信をなくしてしまいます。

⚫️親も子どもと一緒にクヨクヨしてしまう
子どもがしょんぼりしたり落ち込んだりしている姿をみて、いっしょにクヨクヨしてしまう保護者の方もいます。

気持ちはわかりますが、子どもは親の姿をみて、「ママ(パパ)が元気ないのは僕(私)のせいだ・・」などと、自分を責めてしまいます。

⚫️他の子やきょうだいと比べる
「⚪⚪ちゃんはあんなに頑張って上手になっているのに、なぜあなたは頑張れないの?」など、「お兄ちゃんは続けられたのに、なぜあなたは辞めたいなんていうの?」etc。

周りの子やきょうだいと比較する言葉は子どもに挫折感や敗北感をもたせ、さらにスポーツから気持ちを遠ざけてしまいます。

 

子どもの気持ちを受け止め、解決策を一緒に考える

子どもの可能性を広げるためや、心身ともに健やかに成長することを願い、始めたスポーツの習い事だと思います。

子どもがスランプで悩んでいるときは、まず、

⚫スランプは、だれもが通る道であること
⚫次のステップにレベルアップするための準備期間であること

を、教えてあげましょう。

そのうえで、「今、何につまづいていると思うのか」
「どんなときに楽しくて、どんなときにくやしい気持ちになるのか」など、子どもの気持ちを引き出せるような言葉がけを意識しながら、じっくり話してみましょう。

子どもの意見が明らかに間違っていても否定せず、気持ちを受け止め、共感することが大切です。


「もっとうまくなりたいのに・・」など、子どもに少しでも前向きな姿勢がみられるのであれば、「週末、パパと苦手なところを一緒に練習する」「コーチに練習方法を聞いてみる」など、現状を突破するにはどうしたらいいか、“作戦”を練り、実行に移してみましょう。

「教室を辞めたい」「練習を休みたい」と言ってきた場合も、その場でうのみにするのでなく、子どもの気持ちをしっかり聞いた上で、「あと1ヶ月やってみてからもう一度話そうよ」「今度の試合が終わったら、また話そうか」など、期限を設け、子どもに再度考えさせるのも一案です。

また、お休みの日に、習っているスポーツとは異なるスポーツで遊ぶことも、気分転換になります。

スランプは、子どもの問題解決能力ややりぬく力、自立心を育む良い機会です。
親からの適切なアプローチで、子どもの“ネガティブ”を“ポジティブ”に変換していきましょう。

まとめ

・スランプはだれにでも訪れるもので、成長に欠かせない
・子どもに命令したり、比べたりするのはNG
・スランプは、子どもの問題解決能力、やりぬく力、自立心を育む良い機会

編集部より

スランプは、みんなが経験する道であることが分かりました。
その経験をネガティブに捉えてしまうのか、ポジティブに成長するために必要なものと捉えるのかで、子どもたちの成長に大きく関わっていくものとなります。
また子どもがスランプに陥った時の親の対応も今後の子どもの成長に大きく関わっていきます。
子どもだけの判断を受け入れることや、親の気持ちを全面に押し出すのではなく、親子でしっかりと話し合い、考える時間を設け、スランプから抜け出すための方法を一緒に見つけ、解決できるように動いてみましょう!その様にすることで、子どもの課題解決力ややり抜く力が身に付いていきます。

(参考文献)
・男の子のちゃんと自立できる脳の育て方(成田奈緒子、子育てアクシス著・PHP研究所)
・All About|スポーツ系習い事を子どもが辞めたがった時の対処法
・食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!|スポーツ心理学 メンタルってなんだ?

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