意外と知らない?8人制サッカーのキホン!

2022.06.28

実は最近のジュニアサッカーは、11人制ではなく8人制で行われることはご存知でしょうか?
“ジュニアサッカー=8人制”というわけではありませんが、日本サッカー協会(JFA)がU-12の試合でも導入して以降、現在はかなり8人制サッカーが定着しています。

今回は、サッカーは11人でやるもの!と思っていた皆さんに、11人制サッカーと8人制サッカーのルールの違いについてご紹介します。

なぜ8人制が導入されたの?

子どもたちは、試合でプレーすることで、練習とは違う経験を通して、選手として成長することができます。
しかし、大人と同じように11人制サッカーをした場合、ボールに関わる時間が短かったり、プレー回数を十分に確保できなくなるという課題がありました。

そこでルールを工夫し、この8人制サッカーを導入することで、より多くの子どもたちが試合に出場でき、試合を通して選手として成長する機会が増えることになりました。

・フィールド(コート)のサイズを小さくして、ボールコンタクトの機会を増やすため

・自由にいつでも交代できるようにして、多くの子どもたちが試合でプレーできる環境を増やすため

11人制サッカーとの違いは?

ジュニアサッカーといっても、実は基本的な競技ルールは大人のサッカーとほとんど同じです。

ただ、ジュニアサッカーの場合、大人との体の大きさや体力の違いがあることやプレー時間をできるだけ確保することを考慮し、フィールド(コート)の大きさが縮小されていたり、競技時間が短縮されています。

先ほどの「ボールコンタクトを増やす」、「試合でプレーできる環境を増やす」ための11人制サッカーとの主なルールの違いはこちらです。

フィールドの大きさ
8人制サッカーのフィールドとして推奨されているサイズは、縦68m×横50m。これは公式の11人制サッカーフィ―ルドの約半分のサイズに相当します。
ボールの大きさ
ボールサイズは通常は5号球ですが、13歳以下は4号球を使用します。
試合時間
11人制が45分ハーフ(前半・後半45分ずつ)で行われるのに対し、15~20分ハーフで行われます。ハーフタイムは10分以内となります。
選手交代の制限
11人制の場合は3名までですが、8人制の場合は試合登録者であれば何人でも交代可能です。

また、リベルタサッカースクールでは、8人制サッカーのルールに加えて、よりサッカーを楽しむために独自の工夫で試合を実施しています!

☑ 全員が出場する
☑ できるだけ多くのポジションを経験してもらう
☑ フェアプレー精神の尊重(子どもたちはもちろん、保護者の皆さまも含まれています)

ルールを守ってサッカーを楽しもう!

スポーツにおけるルールの役割は、公平にプレーを行うこと、そして選手の安全を守ることにあります。また、ルールによって公平性が確保されることでサッカーを見ている人も楽しめるようになっています。

もしルールを無視してしまうと、サッカーが危険な競技となり、選手の安全が脅かされるほか、見ている方も楽しいものではなくなってしまいます。だからこそ、ルールが存在しているのです。
きちんとルールを理解し、スポーツを楽しみましょう!

▼ 参考文献 ▼
・サカママ「ジュニアサッカーのキホン!8人制サッカーについて知ろう」
・ウマサカ「少年サッカー(8人制)のルールを解説!11人制との違いは?」

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