スクール会員から指導者へ!?繋がれる想いに当時の指導者からは喜びの声。

2024.07.24

2024年に新たにリーフラススポーツスクールの指導員に加わった初田 大樹さん。

初田さんは、小学校1年生から6年生までの期間をリベルタの生徒としてサッカーをプレーし、今年リベルタに先生として戻ってきてくれました!

写真:初田さん(現在のリベルタ指導員)

 

リーフラススポーツスクールができて20年以上が経ちますが、最近ではスクールの生徒だった子どもたちが指導者として戻ってくれることも増えてきました。指導者にとってどれほど嬉しいことか。

当時、初田さんの先生だった気田 寿弘さんと佐瀬 明久さんとともに、思い出を振り返っていただきました。

初田さんがリーフラススポーツスクールの先生になってから3ヵ月が経過しました。子どもたちに教える立場になっていかがですか?

初田さん:教わる立場から教える立場になって、難しいと思うところもありますが、リベルタに帰ってきたなという嬉しさがあります。教え子が頑張っている姿を見ると、自分も頑張りたいなと思えます。

 

気田さん、佐瀬さんは、当時の教え子が自分と同じスポーツスクールの先生になって帰ってきたことについてどう思いましたか?

気田さん:まさか入社するとは。嬉しいですね。初田さんは卒業後もOBとして練習に来てくれて、私と同じ専門学校に進学したという話は聞いていました。初田さんの面接も私が担当したんですよ。

 

写真:当時1年生~4年生の期間、初田さんを指導した気田先生

 

佐瀬さん:初田さんは、きっと先生になるんだろうなと思っていました。リベルタの卒業の時、将来の夢として「リベルタの先生になる」と宣言していましたしね。高校卒業後にスポーツの専門学校に行ったという話を聞いていましたが、実際に指導員になったと聞いた時は嬉しかったですね。ようやく来たな、と思いました。

写真:当時高学年だった初田さんを指導した佐瀬先生

 

初田さんはどうしてリベルタの先生になりたいと思ったのですか?

初田さん:自分自身がリベルタに通っていて、家・学校のほかのもうひとつの居場所としてのリベルタがすごくあたたかくて。当時の先生たちが自分に夢を与えてくれて、サッカーをとても楽しめました。サッカーの楽しさを自分も子どもたちに発信したいと思い、リベルタの先生になろうと思いました。

 

当時の初田さんはどんなお子さんでしたか?

気田さん:私が初田さんを担当していたのは1年生から4年生のはじめ頃。気持ちのスイッチが入るとしっかり練習しますが、やりたくない時は気分が落ちたり、他のちゃんとやっている子にちょっかいをかけたり。浮き沈みがあったので、バランスを見て指導していました。

佐瀬さん:私が初田さんを担当したのは高学年になってからでしたが、初田さんはあの世代のムードメーカーといった役割でした。チーム、スクールには欠かせない存在でしたね。

初田さん:自分自身、手のかかる子どもだったと思うのですが、気田さんは自分の性格をよくわかってくれて、のびのびやらせてくれたのが楽しかったです。佐瀬さんは、飾らない素の姿で自分たちに向き合ってくれて、それが私たちに合っていたのだと思います。先生たちからはとても愛を感じたので、自分のスクールでも、子どもたちひとりひとりに愛を伝えられるようにしようと思っています。

 

リベルタの思い出を教えてください!

初田さん:思い出はたくさんありますが、やはり試合が印象深いですね。気田さんが担当交代する前の最後の大会で、絶対に優勝するぞ、と意気込んでいたのに、試合の1週間前に骨折して試合に出られなかったことも記憶に残っています。6年生の時の、いちばん最後の大会は悔しい結果で終わってしまい、嬉しさも悔しさも、さまざまな思いを経験しました。

写真:当時の気田先生と初田さん

 

どんなことを大切にして初田さんを指導していましたか?

気田さん:「楽しくサッカーをする」ということをいちばん大切にしていました。私は小学校からサッカーをやっていて、毎日学校が終わったら部活、という生活でした。昔の部活なので、暴言や根性論もあり、周りの子たちが辞めていく中、私自身は最後までサッカーを続けることができました。それはサッカーが楽しかったから。サッカーを最後まで続けられたことは、自分にとっても自信になりました。子どもたちにも、サッカーを続けてほしいけれど、楽しくなければ続けられない。だから、当時も楽しくサッカーをすることを第一に考えていました。ルールや決まりなど、守るところは守って楽しくやってもらいたかった。

佐瀬さん:初田さんは、担当の先生が気田さんから私に交代になる時、いちばん悲しがっていた子どもでしたし、私が担当になって最初のスクールは、友達と一緒に泣きながらサッカーをしていた記憶があります。私もスクールを引き継いだばかりで、不安もありました。でも当時のスクールは、初田さんをはじめ、サッカーはもちろん、リベルタというスクールそのものが好きな子が多かった。私もリベルタの理念を大切に、子どもたちと向き合っていこうと考えてスクールを運営していました。飾らない自分を見てもらうことや、ダメなところはダメと伝えることなど、子どもたちとまっすぐに向き合った結果、子どもたちも保護者も佐瀬という人間を見てくれるようになったと感じました。

写真:当時佐瀬先生に贈られた色紙

 

初田さんご自身がリベルタに通っていたからこそ指導に活かせる強みはありますか?

初田さん:自分が子どもの頃、全力でリベルタを楽しめていたことは大きいなと思います。いま自分が指導している子どもたちにも、まずは楽しんでもらうことを考えています。また、リベルタでの6年間を通して、チームワークや友達を大切にすることの重要性を学んだので、自分のスクール指導でもその部分に重きを置いています。子どもたちに楽しんでもらうことはもちろん、チームを大切にすることを子どもたちには指導しています。

 

これからどんなスクールを運営していきたいですか?

初田さん:子どもたちに「リベルタをやっていてよかった」と思ってもらえるようなスクールを運営していきたいです。私自身、6年間リベルタに通って、卒業の時には「リベルタをやっていてよかった」と感じました。自分が教えている子どもたちにも、そんなふうに思ってもらえるスクールを自分も運営したいと思っています。気田さんもおっしゃっていましたが、サッカーをやり切ることの大切さをリベルタを通して学びました。最後までやってよかったと子どもたちに思ってもらえるスクールにしていきます。

また、佐瀬さんは自分が卒業する時、自分たちと同じように泣いてくれた。教え子の卒業の時にこみあげてくるのは、全力で子どもたちに向き合ったからだと思います。私も佐瀬さんのように、教え子の卒業の時に泣けるくらい全力でスクールに取り組みます。

写真:当時の佐瀬先生と初田さん

 

元先生から、元教え子へエールをお願いします!

気田さん:まずは初田さん自身が楽しくスクールをすること、そして子どもたちに楽しく感じてもらえるようなスクールを運営すること。初田さんは切り替えが早いタイプではないと思いますが、子どもの前に立つときは笑顔で。子どもに厳しく接する時があっても、いつか「先生にあんなふうに言ってもらえてありがたかったな」と思ってもらえるように、これからも頑張ってください。

佐瀬さん:失敗を恐れずとにかくやること。私もスクールで失敗したこともあるし、子どもたちや保護者の皆さまにご迷惑をかけたこともありました。でも、スクールの指導理念の根本さえ間違わずにチャレンジし続ければ、指導に対する自分なりの答えも出てくるでしょうし、子どもや保護者との関係もできてきて、指導がより楽しくなってきます。先生をやっていてよかったと思える瞬間に必ず出会えるので、恐れずチャレンジし続けてください。

 

初田さん:ありがとうございます!先生たちの期待に応えられるように、全力で頑張ります!

 

初田先生はインタビューの中で、とてもあたたかくて素敵な想いを沢山伝えてくれました。

リベルタで学んだことが今の初田さんをつくっているのだということ、そして巡り巡って指導員という形で縁が繋がっていること、大変嬉しく思います。

 

初田さんの教え子たちはきっとサッカーが大好きになっていきますね!
今後とも初田先生をよろしくお願いいたします!

写真:当時の初田さん

 

■初田先生の担当スクール

スクール名:リベルタ西スクール
会場:西公園
曜日:月曜日
時間:16:45~18:15
対象エリア:宮城県仙台市青葉区

スクール名:リベルタフットメッセ長町スクール
会場:フットメッセ長町
曜日:土曜日
時間:17:00~18:00
対象エリア:宮城県仙台市太白区

スクール名:リベルタ登米スクール
会場:森公民館 体育館
曜日:火曜日
時間:18:00~19:15
対象エリア:宮城県登米市

スクール名:リベルタ矢本スクール
会場:矢本東小学校
曜日:水曜日
時間:17:15~18:45
対象エリア:宮城県東松島市

スクール名:リベルタ塩釜スクール
会場:塩釜第三小学校
曜日:木曜日
時間:①16:00~17:15
②17:15~18:30
対象エリア:宮城県塩竃市

スクール名:リベルタ石巻スクール
会場:スポーツアカデミー石巻
曜日:土曜日
時間:11:00~12:00
対象エリア:宮城県石巻市

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