Leifras SPORTS SCHOOL

ライフワーク

長引くマスク生活 つき合い方と子どもへの伝え方

2022.09.02

コロナ禍で、すっかり日常生活に溶け込んだマスクの着用。

しかし熱中症対策の観点などから、マスクの社会的ルールも見直されています。

・屋外で適正な距離を確保でき、会話が少ない場合は外してもよい。
・散歩やランニングの際はマスク着用の必要はない。

など、少しずつ緩和しつつあるマスクの着用基準。

今回は改めて正しいマスクの着用方法を見直し、子どもとマスクの関係についても考えてみました。

マスク着用のキホン、知っていますか?

ここで正しいマスク着用方法について、もう一度おさらいしてみましょう。

厚生労働省によると…

① 顔のサイズに合ったものを使う。

② 鼻の形に合わせて山を折り、プリーツを開いて鼻の位置がずれないように着ける。

③ 頬やあご、目の下などに隙間がないか確認する。

④ 取り外す時は本体ではなく、ヒモの部分のみを持って取り外す。
マスクの着用はコロナウィルス感染拡大に一定の効果がありますが(*)、マスクを日常的につけることによって、「頭痛」「肌荒れ」などを訴える人も増えています。
*マスクなしを100%とすると、不織布のマスク着用時の飛沫量は20%に抑えられ、飛沫の吸い込みを70%予防できます。(豊橋技術科学大学調べ)

特に暑い季節は「熱中症」「呼吸困難」「心拍数の上昇」などのリスクも高まるため、小まめに外したり、適した素材のマスクにつけ替えるなど工夫が必要です。

厚生労働省でも、「屋外であれば…」という条件付きで、

・周囲との距離が十分に確保でき、会話が少ない。
・静かに人とすれ違うだけの時、通勤通学時。
・散歩やランニングの時。

はマスクを外しましょうとうたっています(2022年8月現在)。

マスク着用のルールは緩和傾向にあるものの感染の拡大具合によっても変わり、それぞれの家庭や学校によっても違いが出てしまうデリケートな問題。

マスク着用によって、子どもたちにはどんな影響が出ているのか。

また子どもを持つ親たちは、どんな悩みを持っているのかみていきましょう。

マスク着用で子どもの発達に影響も…親はなにができるか?

2021年8月、アメリカ・ブラウン大学の研究チームが生後3ヶ月〜3歳の子どもを対象に行った調査によると、コロナ拡大の後に生まれた子どもは、それ以前に生まれた子たちよりも認知発達の数値が低かったという結果を発表しました。

子ども、特に乳幼児は大人の表情と口元を見て言葉を習得し、喜怒哀楽の感情を理解するようになります。

口元がマスクで隠れていると、人がどう言葉を発しているのかを真似しづらいうえ、表情と言葉をリンクさせにくいのです。

また小学生以上になっても、相手の感情を推しはかる力がまだまだ発達していない子どもの世界では、「ごめんね」「ありがとう」などの言葉だけを伝えても、なかなか気持ちが伝わらずトラブルが増えているともいいます。

そんな時だからこそ、親子の意思疎通がより大切になりますね。

◯本の読み聞かせや言葉遊びなどの機会を増やす。

◯大きめに口を動かし、はっきりと言葉を話す。

◯喜怒哀楽を声や表情を少しおおげさに表現する。

◯テレビや映画を観る時は「この人、嬉しそう」「困った様子だね」などと、登場人物の感情を代弁するようにする。

など、親が意識して子どもとの触れ合いの機会を増やし、人の気持ちを推測する癖をつけてあげましょう。

マスクとのつき合い方に悩んでいませんか?

厚労省から「マスク不要」の場面が提案されてはいるものの、あくまでも「外す・外さない」は自己判断になるマスクの着用。

子どもを持つ親たちのマスクに関する悩みの声に注目してみると…

“幼児編”

「遊んでいる間にズレて、勝手に外してしまう」

「顔が小さいうちの子に合うサイズがない」

「嫌がってつけてくれないので、周囲の目が気になる」

「すぐ汚れるので1日に何枚も替えが必要」

“小学生編”

「かゆみやニキビなど、肌トラブルの原因になる」

「学校では体育の時に外せと言われるが、本人が心配性で外せないようだ」

「我が家は常に着用がルールなので、先生から外せと言われると困る」

「子どもの仲良しグループによって着脱のマナーが違う」

「学年が上がるごとに“顔出し”に抵抗を感じるようで、子どものマスク依存症が心配」

など、子どもが幼い頃はシンプルな悩みでも、年齢が上がると学校と家との板挟みになったり、精神面での問題や友だちとの関係も絡んでくるようです。

特に親と学校の指導が違っていると迷うことも多くなり、親と学校の板挟みになってしまうことも。

ウィルスを予防するためのマスクで、子どもが悩んだり、友だちとギクシャクするのは本末転倒です。

子どもの気持ちや考えをよく聞いて、大人が対応を一緒に考えましょう。

子どものマスク着用について考えてみましょう


まだまだ子どもの自己判断ではマスクの脱着のタイミングが難しい場合、親からの伝え方をシンプルにして、子どもが混乱しないようにしたいもの。

ここではよくある迷いがちなケースを3つ挙げ、その伝え方を考えてみましょう。

ケース1)

学校では体育の授業や登下校の時はマスクを外していいといわれているが、わが家は“常に装着してほしい派”。先日、子どもに「どうしたらいいかわからない」と言われた。

(伝え方)学校は厚生労働省の発表を受けて指導をしていること、熱中症のリスクもあることから、「学校では先生に言われたら外して大丈夫」と伝えておきましょう。

ケース2)

放課後、お友だちの家に遊びに行ったら「ウチの中ではマスクしなくていいよ」と言われたらしい。

(伝え方)公園(外)でなら外して大丈夫だけど、誰かの家の中に入ったらマスクをするがルールと伝えましょう。一緒に遊び始める時に、グループ内でルールを確認したり、親同士が知り合いの場合はその考え方を共有できるといいですね。

ケース3)

習い事の先ではどうしたらいいか。

(伝え方)屋外のスポーツの場合、先生やコーチの指示に従って、「外しても大丈夫」。室内の習い事であれば、マスク着用が基本です。

ちなみにリーフラススポーツスクールでは、コーチや子どもたち、保護者の方を含めて2m以上の距離が確保できる場合は、基本的にマスクの着用は不要(ただし密集する場合はマスク着用)としています。

特に運動中は熱中症防止の観点から、マスクが必要ない場面ではマスクを外すことを推奨しています。

「屋外では着用不要」と政府発表があっても、「実際に着けていないと周囲の視線を感じる」という人や、「マスクを着けないと恥ずかしい」と感じる人など、個人差の大きいマスクの考え方。

もし子どもが「着けるか・外すか」で迷ったら、「先生やコーチの指示に従う」「その場にいる大人に聞く」というルールを決めておけば、子どもも迷わないですみますね。

まとめ

・熱中症の恐れがある夏季は特に、屋外で人との距離が確保でき、会話がない場所であればマスクを外すことが推奨されている(2022年8月現在)。
・マスク生活が長引いていることで、0〜3歳の乳幼児の認知発達への影響が懸念されている。
・マスクの脱着は学校や家庭の方針などにより差があるので、子どもはどうすべきか迷ってしまう。
・学校や習い事、友だちの家など、その場にいる大人の指示に従うように伝えておくと、子どもは判断しやすくなる。

編集部より

マスクの着用に関しては、それぞれの家庭の意向が大きく子どもたちに左右させていないでしょうか?家庭内外だけではなく、家庭内のお母さんやお父さんの考え方にも違いがあることはありませんか?どちらかは絶対にマスク着用派だけど、どちらかは時と場合によっては外して良い派など。また、子どもから相談された時にも返答が難しいものもあると思います。基本的には、中は着用、外は外してもOK、運動時は外した方が良いなど、その環境によって対応はそれぞれかと思います。やはり、まずは国などが打ち出している方針を知ることが大切だと感じました。その上でより重要なことは、その情報を基に家族として子どものことを考えてどのような方針を打ち出すかが大切になっていきますね。マスクの着用ルールを1度、家族みんなで話し合ってみるのも良いかもしれませんね。

(参考文献)
・厚生労働省 | マスクの着用について
・千葉県教育委員会 | 学校でマスクはどんな時に外していいの?
・TBS NEWS DIG | 「最もリスクがあるのは乳幼児」“マスク着用”が子どもたちの発達に影響か
・ダイアモンドオンライン | 「マスク世代の子ども」に知能低下リスク? 専門家が考える対策とは

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